有価証券報告書-第38期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)
業績等の概要
(1) 業績
当事業年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢が改善する等、緩やかな回復基調が続いております。
その一方で、個人消費に停滞感が見られる等、先行きは不透明な状況で推移していることから、お取引先美容室におきましては、依然、厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中、当社におきましては創業精神である「美容業界の近代化」をベースに、独自のビジネスモデルである「旬報店システムを軸としたコンサルティング・セールス」と「トイレタリーの販売を中心とした店販戦略」を引き続き展開し、美容室の業績向上に向けた提案や経営に関する支援を行いました。
売上高につきましては、カラー剤において前期に発売した新製品と旧製品の入れ替えを進めている一方で、店販戦略の主力である「コタ アイ ケア」を中心としたトイレタリーに加え、平成29年2月に発売した整髪料の新製品の販売が好調であったことから、前期実績を上回ることができました。
また、売上原価につきましては、原価管理の見直し等を行っていることから、前期実績を下回りました。販売費及び一般管理費につきましては、マイナス金利の影響による割引率の変更に伴い退職給付費用が増加した一方で、前期に発売したカラー剤の新製品に伴う費用等の反動により、ほぼ横ばいとなりました。
これらの結果、当事業年度につきましては、売上高は6,552百万円(前期比0.4%増)、営業利益は1,229百万円(前期比8.9%増)、経常利益は1,233百万円(前期比9.1%増)、当期純利益につきましては、868百万円(前期比13.3%増)と、いずれも過去最高となりました。
また、売上高は19期連続の増収、営業利益、経常利益は4期連続の増益、当期純利益は3期連続の増益となっております。
なお、当社は美容室向け頭髪用化粧品、医薬部外品の製造、販売事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の開示は行っておりませんが、売上高の内訳は、以下のとおりであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末から324百万円増加し、1,962百万円(前期比19.8%増)となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、1,226百万円(前期比29百万円増)となりました。
収入の主な要因としては、税引前当期純利益1,233百万円及び減価償却費195百万円によるものであります。
支出の主な要因としては、たな卸資産の増加80百万円及び法人税等の支払いによる支出381百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、661百万円(前期比920百万円減)となりました。
収入の主な要因としては、定期預金の払戻による収入1,500百万円によるものであります。
支出の主な要因としては、定期預金の預入による支出1,700百万円及び無形固定資産の取得による支出249百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、241百万円(前期比38百万円増)となりました。
支出の主な要因としては、配当金の支払いによる支出235百万円であります。
当事業年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢が改善する等、緩やかな回復基調が続いております。
その一方で、個人消費に停滞感が見られる等、先行きは不透明な状況で推移していることから、お取引先美容室におきましては、依然、厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中、当社におきましては創業精神である「美容業界の近代化」をベースに、独自のビジネスモデルである「旬報店システムを軸としたコンサルティング・セールス」と「トイレタリーの販売を中心とした店販戦略」を引き続き展開し、美容室の業績向上に向けた提案や経営に関する支援を行いました。
売上高につきましては、カラー剤において前期に発売した新製品と旧製品の入れ替えを進めている一方で、店販戦略の主力である「コタ アイ ケア」を中心としたトイレタリーに加え、平成29年2月に発売した整髪料の新製品の販売が好調であったことから、前期実績を上回ることができました。
また、売上原価につきましては、原価管理の見直し等を行っていることから、前期実績を下回りました。販売費及び一般管理費につきましては、マイナス金利の影響による割引率の変更に伴い退職給付費用が増加した一方で、前期に発売したカラー剤の新製品に伴う費用等の反動により、ほぼ横ばいとなりました。
これらの結果、当事業年度につきましては、売上高は6,552百万円(前期比0.4%増)、営業利益は1,229百万円(前期比8.9%増)、経常利益は1,233百万円(前期比9.1%増)、当期純利益につきましては、868百万円(前期比13.3%増)と、いずれも過去最高となりました。
また、売上高は19期連続の増収、営業利益、経常利益は4期連続の増益、当期純利益は3期連続の増益となっております。
なお、当社は美容室向け頭髪用化粧品、医薬部外品の製造、販売事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の開示は行っておりませんが、売上高の内訳は、以下のとおりであります。
区分 | 前事業年度 | 当事業年度 | 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | ||
金額 (百万円) | 構成比 (%) | 金額 (百万円) | 構成比 (%) | |||
トイレタリー | 4,439 | 68.0 | 4,512 | 68.9 | 72 | 1.6 |
整髪料 | 1,129 | 17.3 | 1,214 | 18.5 | 85 | 7.6 |
カラー剤 | 484 | 7.4 | 355 | 5.4 | △128 | △26.6 |
育毛剤 | 240 | 3.7 | 254 | 3.9 | 13 | 5.7 |
パーマ剤 | 136 | 2.1 | 117 | 1.8 | △19 | △14.6 |
その他 | 97 | 1.5 | 98 | 1.5 | 1 | 1.0 |
合計 | 6,528 | 100.0 | 6,552 | 100.0 | 24 | 0.4 |
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末から324百万円増加し、1,962百万円(前期比19.8%増)となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、1,226百万円(前期比29百万円増)となりました。
収入の主な要因としては、税引前当期純利益1,233百万円及び減価償却費195百万円によるものであります。
支出の主な要因としては、たな卸資産の増加80百万円及び法人税等の支払いによる支出381百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、661百万円(前期比920百万円減)となりました。
収入の主な要因としては、定期預金の払戻による収入1,500百万円によるものであります。
支出の主な要因としては、定期預金の預入による支出1,700百万円及び無形固定資産の取得による支出249百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、241百万円(前期比38百万円増)となりました。
支出の主な要因としては、配当金の支払いによる支出235百万円であります。