有価証券報告書-第46期(2024/04/01-2025/03/31)
② 戦略
当社は、気候変動に関して外部環境の変化や様々な状況下におけるリスク及び機会を考慮するため、1.5℃シナリオと4℃シナリオを用いて、政策や市場動向の移行(移行リスク・機会)に関する分析と、気温上昇などによる物理的変化(物理リスク・機会)に関する分析を実施しております。
・1.5℃シナリオ
気候変動の影響を抑制するためにカーボンニュートラル実現を目指した取り組みが活発化し、世界の平均気温を産業革命期以前と比較して1.5℃の上昇に抑えることを目指したシナリオ。1.5℃目標達成に向けた気候変動対策の推進により、各種規制が強化され、市場・消費者の環境意識も高まり、移行リスクが顕在化する。
・4℃シナリオ
気候変動対策が現状から進展せず、世界の平均気温が産業革命期以前と比較して今世紀末頃に約4℃上昇するとされるシナリオ。物理リスクにおける異常気象の激甚化や海面上昇リスクによる影響が大きくなると想定されている。
(気候変動におけるリスク及び機会)
(注) 1 顕在化時期の「短期」は1~2年、「中期」は3~9年、「長期」は10年以上を示しております。
2 事業への影響度の「大」は大きな影響がある、「中」は一定程度の影響がある、「小」は軽微な影響があるを示しております。
当社は、気候変動に関して外部環境の変化や様々な状況下におけるリスク及び機会を考慮するため、1.5℃シナリオと4℃シナリオを用いて、政策や市場動向の移行(移行リスク・機会)に関する分析と、気温上昇などによる物理的変化(物理リスク・機会)に関する分析を実施しております。
・1.5℃シナリオ
気候変動の影響を抑制するためにカーボンニュートラル実現を目指した取り組みが活発化し、世界の平均気温を産業革命期以前と比較して1.5℃の上昇に抑えることを目指したシナリオ。1.5℃目標達成に向けた気候変動対策の推進により、各種規制が強化され、市場・消費者の環境意識も高まり、移行リスクが顕在化する。
・4℃シナリオ
気候変動対策が現状から進展せず、世界の平均気温が産業革命期以前と比較して今世紀末頃に約4℃上昇するとされるシナリオ。物理リスクにおける異常気象の激甚化や海面上昇リスクによる影響が大きくなると想定されている。
(気候変動におけるリスク及び機会)
| リスク・ 機会の別 | シナリオ | 社会の変化 | リスク・機会の内容 | 顕在化 時期 | 事業への 影響度 | 対応策 |
| リスク | 1.5℃ | 森林保護活動の高まり | パーム油及びパーム油を由来とする原料の価格高騰、製造コスト及び原価率の上昇 | 中期 | 大 | ・代替品の調達ルートの確保 ・製品の処方変更の検討 |
| 炭素税等のカーボンプライシングの導入 | サプライヤーに対する炭素税の賦課による調達コスト及び原価率の上昇 | 中期 | 大 | ・炭素税導入に関する動向把握 ・代替品の調達ルートの調査及び情報収集 | ||
| 環境負荷が低い商品の需要増加 | バイオマスプラスチックの採用による調達コスト及び原価率の上昇 | 中期 | 大 | ・樹脂量を削減する方策の検討 | ||
| 環境配慮型ではない製品の売上低下 | 中期 | 中 | ・環境配慮型の原料及び包装資材の調達と採用、原料点数を減らす等、製品の処方変更の検討 | |||
| 再生可能エネルギーの普及 | 原材料の調達コストの上昇、電気や熱等の利用コスト及び原価率の上昇 | 中期 | 中 | ・省エネ設備の導入 | ||
| 石化由来製品の規制 | 石化由来プラスチックの使用規制による調達コスト及び原価率の上昇 | 中期 | 中 | ・プラスチックリサイクル業との連携による低コスト化及び新規素材、新規技術の探索 ・環境配慮型の原料及び包装資材への変更 | ||
| 4℃ | 災害の激甚化 | サプライチェーン機能の停止による原材料の調達難、生産活動及び製品供給の遅延・停止 | 短期 | 大 | ・新規調達ルートの情報収集及び確保 ・BCP(事業継続計画)の作成 ・在庫水準の引き上げ ・協力会社との製造協定締結 ・在庫拠点の分散化 | |
| 機会 | 1.5℃ | 再生可能エネルギーの普及 | 環境に配慮した原材料の使用(集約)が進み、それに伴う調達コストの低下 | 長期 | 中 | ・当該原材料を活用した製品の開発及び販売促進 |
| 4℃ | 平均気温の上昇 | 冷感製品の需要増加、美容室のメニューの多様化及び洗髪習慣の変化(シャンプー回数の増加) | 中期 | 小 | ・冷感製品の開発及び販売促進 ・美容室へのコンサルティングの強化 |
(注) 1 顕在化時期の「短期」は1~2年、「中期」は3~9年、「長期」は10年以上を示しております。
2 事業への影響度の「大」は大きな影響がある、「中」は一定程度の影響がある、「小」は軽微な影響があるを示しております。