当第3四半期において、当社グループの主要事業地域において需要が弱含む中、欧州を中心に乗用車生産の減少や建築用ガラスの供給増加の影響も受け、市場環境はさらに厳しさを増しました。欧州の建築用ガラス市場は供給増の影響を需要の伸びが吸収しきれず、第3四半期に入り価格が下落しました。欧州の自動車用ガラス市場においては域内の需要は前年並みで推移したものの、カーメーカーの在庫調整や輸出減少により乗用車生産台数が減少しました。アジアの建築用ガラスでは、日本国内の建築着工は前年を下回り、また、その他のアジア地域においてはガラス供給増の影響を受け、価格が下落しました。一方、太陽電池パネル用ガラスの販売数量は引き続き伸長しました。アジアの自動車用ガラス市場では、日本において第2四半期までは堅調な自動車販売台数の恩恵を受けましたが、消費税率引き上げに伴い10月以降需要が大幅に悪化しました。米州においては、米国の建築用ガラス市場は域内の建築市況の軟化およびガラス供給増による価格下落の影響を受けましたが、太陽電池パネル用ガラスの需要は伸長しました。北米の新車用ガラス市場では前年並みを維持した乗用車販売台数を受けて安定的に推移しました。南米では、ブラジルの乗用車販売台数が引き続き回復基調にあります。高機能ガラス市場については分野によって好不調が混在した結果となりました。
当第3四半期の売上高は、為替変動の影響及び当社グループの主要な地域での市場環境の悪化等を受け、4,258億円(前年同期は4,595億円)となり、前年同期比で7%減となりました。為替の影響を除く売上高は前年同期比3%減となりました。個別開示項目及びピルキントン買収に係る償却費控除前ベースの営業利益は194億円(前年同期は272億円)、ピルキントン買収に係る償却費控除後の営業利益は180億円(前年同期は257億円)となりました。親会社の所有者に帰属する四半期利益は12億円(前年同期は105億円)と前年同期より減少しました。これは主に営業利益の減少によるものですが、それに加え、前年同期に計上された持分法適用会社における一過性の利益がなくなったことによるものです。
当社グループの事業は、建築用ガラス事業、自動車用ガラス事業、高機能ガラス事業の3種類のコア製品分野からなっています。
2020/02/03 10:02