有価証券報告書-第127期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/29 10:35
【資料】
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【項目】
118項目

業績等の概要

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善が続き、緩やかな回復基調で推移しました。
一方、米国や欧州の政策に対する不確実性に伴う為替相場や株式市場の変動などにより、景気の先行きは不透明な状況が続くものと懸念されます。
このような環境のもと、当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)は、高付加価値製品の開発、拡販及び製造コストの削減に努めました。
販売面におきましては、半導体関連製品及び国内におけるRCF(リフラクトリーセラミックファイバー)作業環境規制対策品の売上が増加したことなどにより、当連結会計年度の売上高は145億66百万円(前年比1.6%増)となりました。
利益面におきましては、拡販活動及び製造コスト削減の効果などにより営業利益は21億30百万円(同26.5%増)、経常利益は20億86百万円(同35.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は14億22百万円(同50.1%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(断熱関連事業)
断熱関連事業におきましては、半導体関連製品及び国内におけるRCF作業環境規制対策品の受注が順調に推移し、売上高は前年を上回りました。
その結果、セラミックファイバー、耐火断熱れんが等の販売及び工業炉の設計・施工を主体とした断熱関連事業の当連結会計年度の売上高は132億66百万円(前年比2.9%増)となりました。
(その他)
その他事業におきましては、環境緑化製品の売上は前年を上回りました。機能性セラミックス製品及び建設関連資材の売上は前年を下回りました。
その結果、その他事業の当連結会計年度の売上高は、12億98百万円(前年比10.0%減)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2億9百万円増加し27億73百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動による資金の増加は20億85百万円(前年比21.4%増)となりました。増加の主な内訳は、税金等調整前当期純利益20億86百万円、減価償却費4億45百万円等であります。減少の主な内訳は、たな卸資産の増加額2億59百万円等であります。
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動による資金の減少は3億3百万円(同793.9%減)となりました。減少の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出3億79百万円等であります。
財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動による資金の減少は14億75百万円(同26.5%減)となりました。減少の主な内訳は、短期借入金の純増減額12億9百万円、長期借入金の返済による支出9億23百万円、社債の償還による支出1億80百万円等であります。増加の主な内訳は、長期借入れによる収入10億24百万円等であります。