有価証券報告書-第133期(2023/04/01-2024/03/31)
④ 指標及び目標
当連結会計年度における当社グループの優先課題としたマテリアリティに関する取組みおよびその進捗状況は以下のとおりです。
≪優先課題の取組内容≫
●「熱を操る技術」による気候変動対策の推進
●ダイバーシティ&インクルージョンの推進
●地域環境の保全(水環境・緑環境・大気汚染)
●地域との共生
●リサイクルの推進
当連結会計年度における当社グループの優先課題としたマテリアリティに関する取組みおよびその進捗状況は以下のとおりです。
≪優先課題の取組内容≫
●「熱を操る技術」による気候変動対策の推進
| 項目 | 定量・定性目標(KPI) | 2023年度の進捗 | これからの取り組み | |
| ①自社でのカーボンニュートラルの取り組み | ||||
| ・CO₂排出量の削減目標設定と対応策の検討。 | ⦅単体 Scope1・2⦆ ・2013年:169千t ・2030年: 85千t (2013年比▼50%) ・2050年:実質的カーボンニュートラル | ・2023年度CO₂排出実績 (単体Scope1・2):167千t ・対2013年度比で排出量は1.3%削減。 ・コア事業(耐火物/ファーネス/セラミックス事業)の集計では、CO₂排出量は19.6%削減、CO₂排出量原単位は10.3%削減を達成。 なお、石灰事業については2025年3月末目途での撤退を公表済。 ・省エネ型設備導入による電力削減と各種施策による燃料削減での排出量削減。 | ・Scope1,2排出量削減の推進。 ・Scope3排出量算定精度向上と削減推進。 ・国内外関係会社と連携したCO₂排出削減目標設定と削減推進。 ・高機能CO₂排出量算定ツール導入。 ・CO₂排出量開示における第三者保証取得。 ・サプライチェーン全体のGHG排出量の把握・目標設定。 | |
| ②お客様でのCO₂排出量削減への貢献 | ||||
| ・各事業において以下の項目の取り組みを推進。 | - | ・エコプロダクトの開発推進、適用拡大。 ・環境への貢献を基軸とした差別化商品の洗い出しとサービス価値の体系的な再定義を推進。 | ・当社製品の使用でお客様のCO₂排出量削減へ貢献 ・環境への貢献を基軸とした高付加価値製品のブランド化を通じた拡販・普及による脱炭素社会への更なる貢献。 | |
| [耐火物] | ・高耐用、高機能耐火物の開発。 | (今後の分析を踏まえ検討。) | ・乾燥不要耐火物、無予熱耐火物の適用拡大。 ・高耐用不焼成れんがの適用拡大。 ・焼成れんがの不焼成化推進。 | ・乾燥不要耐火物、無予熱耐火物の適用拡大継続。 ・高耐用不焼成れんがの適用拡大。 ・焼成れんがの不焼成化推進継続。 |
| [ファーネス] | ・省エネルギー工業炉設計・低熱伝導耐火物の施工、バイオマス発電等環境分野での受注。 ・加熱炉の省エネ化としてKSB工法の適用拡大。 | - | ・省エネルギー工業炉設計・低熱伝導耐火物の施工。 ・バイオマス発電等環境分野での受注拡大。 | |
| [セラミックス] | ・断熱性を持つセラミックスを省エネ環境、エレクトロニクス、医療・宇宙等へ提供。 | ・最先端半導体装置量産機での実機採用(2025)。 ・省エネ半導体製造装置の量産段階での実機採用(時期未定)。 | ・燃料電池用高機能断熱材の拡販。 ・更に低熱伝導率の高機能断熱材開発、製造による拡販推進 。 | ・燃料電池・発電・鉄鋼・工業炉関連への断熱材及びファインセラミックスの適用拡大。 ・コンデンサー高速焼成炉用軽量セッター開発・適用により製造工程、半導体使用機器でのCO₂削減に貢献。 |
| 項目 | 定量・定性目標(KPI) | 2023年度の進捗 | これからの取り組み | |
| ③鉄鋼新プロセスへの対応 | ||||
| ・使用量自体の削減。 (高耐用化、リサイクル化) | - | ・水素還元製鉄対応のためのH2雰囲気下での各種材質の損傷量、損傷様式の調査把握。 | ・COURSE50プロセスを支える耐火物の研究開発。 ✓COURSE50実用化段階の実機搭載(2025~30) ✓普及段階での実機搭載(~2050) | |
| ④CO₂削減投資推進 | ||||
| ・設備投資経済性評価にCO₂削減インセンティブ評価導入。 | - | ・全社での燃料転換推進、高効率設備導入。 ・海外関連会社での燃料転換推進支援。 ・再生可能エネルギーの導入検討 | ・CO₂削減インセンティブ評価を継続実施。 | |
●ダイバーシティ&インクルージョンの推進
| 項目 | 定量・定性目標(KPI) | 2023年度の進捗 | これからの取り組み |
| ・女性、外国人等の活用などを推進。 | ・次の項目について目標設定し、別途開示。 ✓総合職女性採用比率 ✓女性役職者比率 ✓年間総実労働時間設定 ✓年次休暇取得日数ターゲット ✓社員健康管理に関する目標等 | 「(3)人的資本についての取組」において詳細記載。 | ・世界各国の従業員が活躍するグローバル企業としてダイバーシティ&インクルージョンを推進。 |
●地域環境の保全(水環境・緑環境・大気汚染)
| 項目 | 定量・定性目標(KPI) | 2023年度の進捗 | これからの取り組み |
| ①産業廃棄物排出による生物への影響の低減 | |||
| ・廃棄物基準に準じた排出の実施。 ・れんが屑、汚泥に加え、ファインセラミックス系廃棄物のリサイクル化を推進。 | ・過去3年間の産廃排出原単位の加重平均の1%削減。 | ・目標に対して15%超過達成。 | ・リサイクル推進と歩留まり向上による耐火物の減量継続。 |
| ②生産工程における排水処理の徹底管理 | |||
| ・工場排水を水処理設備で清浄化し製造工程で再利用、節水と環境にやさしい排水を実施。 | ・水使用量に関し、過去5年平均の1%削減(2024年度目標) | ・環境方針に「水の豊かさを維持するための活動を推進する。」旨の文言を追加し、水使用量削減を促進。 | ・節水器具、装置の適用、地下水、雨水の利用拡大による水使用量削減施策。 |
| ③有害物質の構外流出防止 | |||
| ・管理強化、監視、漏えい時の訓練実施。 | - | ・化学物質、危険物貯蔵タンクの漏洩リスクアセスメントを実施し、防油堤、防液堤を完備。 | ・人に優しい化学物質への置換推進。 |
| ④異常燃焼によるばい煙基準値超え防止 | |||
| ・基準値よりも厳しい自主管理値を設定し監視を実施。 | - | ・自主管理値設定、傾向管理の継続と、省エネ含めた最適燃焼条件の探索を実施中。 | ・自主管理値を基準とした監視の継続。 ・燃料変更による無害化促進。 |
●地域との共生
| 項目 | 定量・定性目標(KPI) | 2023年度の進捗 | これからの取り組み |
| ①住みやすいまちづくりへの貢献 | |||
| ・リサイクルれんが・景観材れんがで彩った駅前広場や公園の設置。 | - | ・北九州市を始めとする九州地方各地域のランドマーク的施設や旅客ターミナル、遊歩道、公共施設等へのリサイクル煉瓦・景観材納入。 | ・景観材れんがを使った、人々が住みよいと感じる街づくり。 ・地域の環境、活性化等様々な分野への参画を積極的に行い、誰もが住みやすいまちづくりに貢献する。 |
| ②事業活動を担う次世代人材(地域)の育成 | |||
| ・地域イベントへの参加や清掃活動への参加、陸上部の活動を通じたコミュニティとの連携。 ・現地採用の推進。 | - | ・地域公共運動施設の命名権取得・地域イベントへの協賛を通じた支援継続に加え、能登半島地震被災者・被災企業への寄付による震災復興支援等の実施。 ・当社拠点自治体就職情報サイトへの記事掲載の協力。 ・陸上競技部の活躍(地域ランニング教室への参加、九州実業団毎日駅伝連続優勝、ニューイヤー駅伝4位入賞等)を通じた地域との連携・一体感の醸成。 | ・地域の未来を担う次世代の人材育成に貢献する。 ・当社が社会へ提供する価値を共感いただき、次世代へ伝える。 ・スポーツ振興を通じて健全な心をもった人材を育成することに貢献する。 |
●リサイクルの推進
| 項目 | 定量・定性目標(KPI) | 2023年度の進捗 | これからの取り組み |
| 〇各種耐火物、景観材れんが等におけるリサイクル原料活用、製品再生使用技術利用の推進 | |||
| ・使用後耐火物のリサイクル原料適用拡大。 | - | ・加工粉等の自社発生の産業廃棄物について、リサイクル原料として活用すべく、工程化ならびに製品への添加を推進。 | ・お客様との現在の共同取り組み以外でのリサイクル原料の活用推進。 ・輸入も含めて外部から購入可能なリサイクル原料の情報収集と発信の強化。 ・調達製品はバージン原料のみで配合指示されていることが多いため、リサイクル原料の配合指示の可能性を確認。 |
| ・ファーネス事業:「粉砕・磁選・分級・秤量」の請負作業による産廃削減、耐火物リサイクルの推進・実行。 | - | ・新たなお客様における請負作業を開始。従来ル-トを活用したリサイクル方法を確立し、産廃削減、耐火物リサイクルを推進。 | ・請負作業の更なる受注拡大。 |
| ・セラミックス事業:景観資材用途のれんが・タイル等におけるリサイクル原料の適用拡大。 | - | ・原料比率のうち、60%以上をリサイクル原料(都市廃材や産業廃棄物)が占める商品群の確立と適用拡大。 | ・循環型社会の実現と住みやすいまちづくりに貢献する新たな商品の開発。 |