四半期報告書-第58期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間の我が国経済は、個人消費などに弱さが見られるものの、緩やかな回復基調が続いています。先行きについては、当面、弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで、原油価格下落の影響や各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待されます。しかしながら、消費者マインドの弱さや海外景気の下振れなどがわが国の景気を下押しするリスクとされ、先行きは依然として不透明な状況が残っております。
このような状況の中で、国内砥石製造・販売事業では、国内向け砥石販売は堅調に推移するものの、昨年度実施した当社価格改定に伴う駆け込み需要に対応した受注の反動を受け、前年同期比では減収となりました。また、インドネシア向けを中心とする輸出も、インドネシア大統領選挙期間中は国内経済減速の影響を受け、さらに選挙期間終了後も、インドネシア国内における在庫調整の影響が続き、前年同期比減収となりました。
製品商品販売事業は、緩やかに増加する生産活動や好調な建設需要を背景に、売上高は前年同期比増収となりました。商品別の売上は、砥石が前年同期比減少するものの、機械工具、研磨材商品及び消耗品はいずれも増加しております。
海外砥石製造・販売事業は、売上高は前年同期に比べ減収となりました。これは、輸出売上、中でもアジア、中東、ヨーロッパ向けの減収によるものであります。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の連結売上高は11,682,415千円となり、前年同期比685,395千円(5.5%)減収となりました。
連結売上原価については、前年同期比、生産数量が減少し、原材料費が上昇するなか、昨年度実施した砥石販売価格改定や海外砥石製造・販売事業における為替レートの影響などにより、原価率は前年同期比1.0ポイント改善いたしました。
その結果、連結営業利益は402,350千円となり、前年同期比42,619千円(9.6%)の減益となりました。
連結経常利益は、369,031千円となり、前年同期比27,692千円(7.0%)の減益となりました。
連結四半期純利益は、195,331千円となり、前年同期比24,178千円(11.0%)の減益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 国内砥石製造・販売事業
国内砥石製造・販売事業は、国内向け砥石販売が堅調に推移するも、昨年度実施した価格改定の影響を受け減少、インドネシア向け輸出も、大統領選挙期間中は国内経済減速の影響を受け、さらに選挙期間終了後も、国内における在庫調整の影響が続いたことにより減少し、売上高は2,908,808千円となり、前年同期比338,895千円(10.4%)減収となりました。
国内の砥石製造部門における売上高は2,302,618千円となり前年同期比390,044千円(14.5%)減収となりました。うち、国内向け砥石売上高は1,139,050千円となり前年同期比96,373千円(7.8%)減収となりました。海外向け砥石売上高はインドネシア向け砥石輸出の減少により1,163,568千円となり前年同期比293,671千円(20.2%)減収となりました。
ガラスクロスのプリプレグ部門の売上高は、砥石用ガラスクロスの販売、炭素繊維の樹脂処理加工売上共に堅調に推移し260,982千円となり、前年同期比43,251千円(19.9%)増収となりました。
仕入砥石の売上高は、294,700千円となり前年同期比19,373千円(7.0%)増収となりました。
利益面では、国内、輸出共に減収となり、セグメント利益は前年同期比127,240千円(32.6%)減益の263,131千円となりました。
② 製品商品販売事業
製品商品販売事業は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の影響が残るなか、緩やかに増加する生産活動や好調な建設需要を背景に、売上高は5,962,313千円となり、前年同期比265,935千円(4.7%)の増収となりました。
セグメント利益は、増収により前年同期比26,275千円(452.1%)改善し32,087千円となりました。
③ 海外砥石製造・販売事業
海外砥石製造・販売事業は、輸出売上、中でもアジア、中東、ヨーロッパ向けの売上が前年同期に比べ減少したことなどにより、売上高は2,811,293千円となり、前年同期比612,435千円(17.9%)の減収となりました。
但し、利益面では、製品価格転嫁や原価低減策を進めると共に、タイバーツの対ドル為替レートが前年同期比通貨安で推移した影響で粗利率を押し上げた結果、セグメント利益は、前年同期比137,854千円増益の102,675千円となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間の資産合計は16,868,273千円となり、前連結会計年度に比べ335,802千円増加いたしました。
流動資産は、8,252,759千円となり453,304千円増加いたしました。
主な要因は、前期末、駆け込み需要への対応で棚卸資産が減少したことによる反動で、当第3四半期連結会計期間の棚卸資産が323,429千円増加したほか、現金及び預金が94,128千円増加、売上債権が20,431千円増加したことなどによるものです。
固定資産は、8,615,513千円となり117,502千円減少いたしました。その内訳として、主に製品商品販売事業における販売管理システム導入などにより、無形固定資産は330,015千円となり60,777千円増加する一方、有形固定資産は、7,786,254千円となり133,396千円減少、投資その他の資産は、499,243千円となり44,883千円減少いたしました。
当第3四半期連結会計期間の負債合計は7,345,472千円となり、前連結会計年度に比べ77,713千円増加いたしました。
流動負債は、5,300,039千円となり396,735千円増加いたしました。
主な要因は、未払法人税等が124,811千円減少する一方で、仕入債務が81,421千円増加、短期借入金が455,100千円増加したことによるものであります。
固定負債は2,045,433千円となり319,022千円減少いたしました。
主な要因は、長期借入金の減少によるものであります。
当第3四半期連結会計期間の純資産合計は9,522,801千円となり、前連結会計年度に比べ258,088千円増加いたしました。
主な要因は、配当金の支出で98,260千円減少する一方、四半期純利益を195,331千円計上、為替換算調整勘定が76,219千円増加、少数株主持分が85,150千円増加したことなどによるものであります。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度と同じ50.9%となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は21,354千円となり、前年同期比1,498千円増加いたしました。
研究開発費の主な内容は、国内砥石製造・販売事業においての砥石開発に伴う支出であります。
(5) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産実績が著しく減少しております。
これは、海外砥石製造・販売事業において、アジア・中東・ヨーロッパからの受注が減少したことによるものであります。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループを取り巻く事業環境は、国内砥石製造・販売事業の主力製品である砥石の需要が、産業界の生産活動や設備投資の動向に大きな影響を受けますが、将来の国内市場に大きな伸びは期待できません。かつ国内市場、海外市場における価格競争が激しく、採算性が低下しております。また砥石の主要原材料である砥粒やフェノール樹脂等の仕入れ価格が上昇しており、コストアップを合理化・省力化・製品価格転嫁などにより吸収し、利益確保を図ります。
(7) 経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めていますが、産業の空洞化・溶接技術の進歩などからくる構造的要因により、国内の砥石需要の大きな伸びは期待しがたく、また輸出につきましても内外価格差により、業容拡大と採算向上が困難な状況にあり、今後ともさらに厳しさを増すものと予想しております。
当社グループにおきましては、砥石製造・販売事業のさらなる競争力・収益力強化体制の構築を目指してタイ王国の生産子会社との生産連携を高め、内外合算での生産能力拡大や合理化、省力化によるコスト低減に加え、差別化製品と価格競争品との2極化販売体制を促進しつつ、海外の有望マーケットの開拓に向けて、昨年末終了した株式公開買付けにより安定した資本関係のもと、㈱ノリタケカンパニーリミテド、三菱商事㈱と、より強固な提携関係を構築し、積極的なグローバル展開を目指しています。
今後、当社グループと致しましては、「砥石製造・販売事業」の市場シェア拡大により企業価値を更に高めていく必要があり、次の4つの課題「業績の向上」「コスト削減」「財務体質の強化」「組織・社員の活性化」をより一層進めて参ります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間の我が国経済は、個人消費などに弱さが見られるものの、緩やかな回復基調が続いています。先行きについては、当面、弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで、原油価格下落の影響や各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待されます。しかしながら、消費者マインドの弱さや海外景気の下振れなどがわが国の景気を下押しするリスクとされ、先行きは依然として不透明な状況が残っております。
このような状況の中で、国内砥石製造・販売事業では、国内向け砥石販売は堅調に推移するものの、昨年度実施した当社価格改定に伴う駆け込み需要に対応した受注の反動を受け、前年同期比では減収となりました。また、インドネシア向けを中心とする輸出も、インドネシア大統領選挙期間中は国内経済減速の影響を受け、さらに選挙期間終了後も、インドネシア国内における在庫調整の影響が続き、前年同期比減収となりました。
製品商品販売事業は、緩やかに増加する生産活動や好調な建設需要を背景に、売上高は前年同期比増収となりました。商品別の売上は、砥石が前年同期比減少するものの、機械工具、研磨材商品及び消耗品はいずれも増加しております。
海外砥石製造・販売事業は、売上高は前年同期に比べ減収となりました。これは、輸出売上、中でもアジア、中東、ヨーロッパ向けの減収によるものであります。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の連結売上高は11,682,415千円となり、前年同期比685,395千円(5.5%)減収となりました。
連結売上原価については、前年同期比、生産数量が減少し、原材料費が上昇するなか、昨年度実施した砥石販売価格改定や海外砥石製造・販売事業における為替レートの影響などにより、原価率は前年同期比1.0ポイント改善いたしました。
その結果、連結営業利益は402,350千円となり、前年同期比42,619千円(9.6%)の減益となりました。
連結経常利益は、369,031千円となり、前年同期比27,692千円(7.0%)の減益となりました。
連結四半期純利益は、195,331千円となり、前年同期比24,178千円(11.0%)の減益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 国内砥石製造・販売事業
国内砥石製造・販売事業は、国内向け砥石販売が堅調に推移するも、昨年度実施した価格改定の影響を受け減少、インドネシア向け輸出も、大統領選挙期間中は国内経済減速の影響を受け、さらに選挙期間終了後も、国内における在庫調整の影響が続いたことにより減少し、売上高は2,908,808千円となり、前年同期比338,895千円(10.4%)減収となりました。
国内の砥石製造部門における売上高は2,302,618千円となり前年同期比390,044千円(14.5%)減収となりました。うち、国内向け砥石売上高は1,139,050千円となり前年同期比96,373千円(7.8%)減収となりました。海外向け砥石売上高はインドネシア向け砥石輸出の減少により1,163,568千円となり前年同期比293,671千円(20.2%)減収となりました。
ガラスクロスのプリプレグ部門の売上高は、砥石用ガラスクロスの販売、炭素繊維の樹脂処理加工売上共に堅調に推移し260,982千円となり、前年同期比43,251千円(19.9%)増収となりました。
仕入砥石の売上高は、294,700千円となり前年同期比19,373千円(7.0%)増収となりました。
利益面では、国内、輸出共に減収となり、セグメント利益は前年同期比127,240千円(32.6%)減益の263,131千円となりました。
② 製品商品販売事業
製品商品販売事業は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の影響が残るなか、緩やかに増加する生産活動や好調な建設需要を背景に、売上高は5,962,313千円となり、前年同期比265,935千円(4.7%)の増収となりました。
セグメント利益は、増収により前年同期比26,275千円(452.1%)改善し32,087千円となりました。
③ 海外砥石製造・販売事業
海外砥石製造・販売事業は、輸出売上、中でもアジア、中東、ヨーロッパ向けの売上が前年同期に比べ減少したことなどにより、売上高は2,811,293千円となり、前年同期比612,435千円(17.9%)の減収となりました。
但し、利益面では、製品価格転嫁や原価低減策を進めると共に、タイバーツの対ドル為替レートが前年同期比通貨安で推移した影響で粗利率を押し上げた結果、セグメント利益は、前年同期比137,854千円増益の102,675千円となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間の資産合計は16,868,273千円となり、前連結会計年度に比べ335,802千円増加いたしました。
流動資産は、8,252,759千円となり453,304千円増加いたしました。
主な要因は、前期末、駆け込み需要への対応で棚卸資産が減少したことによる反動で、当第3四半期連結会計期間の棚卸資産が323,429千円増加したほか、現金及び預金が94,128千円増加、売上債権が20,431千円増加したことなどによるものです。
固定資産は、8,615,513千円となり117,502千円減少いたしました。その内訳として、主に製品商品販売事業における販売管理システム導入などにより、無形固定資産は330,015千円となり60,777千円増加する一方、有形固定資産は、7,786,254千円となり133,396千円減少、投資その他の資産は、499,243千円となり44,883千円減少いたしました。
当第3四半期連結会計期間の負債合計は7,345,472千円となり、前連結会計年度に比べ77,713千円増加いたしました。
流動負債は、5,300,039千円となり396,735千円増加いたしました。
主な要因は、未払法人税等が124,811千円減少する一方で、仕入債務が81,421千円増加、短期借入金が455,100千円増加したことによるものであります。
固定負債は2,045,433千円となり319,022千円減少いたしました。
主な要因は、長期借入金の減少によるものであります。
当第3四半期連結会計期間の純資産合計は9,522,801千円となり、前連結会計年度に比べ258,088千円増加いたしました。
主な要因は、配当金の支出で98,260千円減少する一方、四半期純利益を195,331千円計上、為替換算調整勘定が76,219千円増加、少数株主持分が85,150千円増加したことなどによるものであります。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度と同じ50.9%となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は21,354千円となり、前年同期比1,498千円増加いたしました。
研究開発費の主な内容は、国内砥石製造・販売事業においての砥石開発に伴う支出であります。
(5) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産実績が著しく減少しております。
これは、海外砥石製造・販売事業において、アジア・中東・ヨーロッパからの受注が減少したことによるものであります。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループを取り巻く事業環境は、国内砥石製造・販売事業の主力製品である砥石の需要が、産業界の生産活動や設備投資の動向に大きな影響を受けますが、将来の国内市場に大きな伸びは期待できません。かつ国内市場、海外市場における価格競争が激しく、採算性が低下しております。また砥石の主要原材料である砥粒やフェノール樹脂等の仕入れ価格が上昇しており、コストアップを合理化・省力化・製品価格転嫁などにより吸収し、利益確保を図ります。
(7) 経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めていますが、産業の空洞化・溶接技術の進歩などからくる構造的要因により、国内の砥石需要の大きな伸びは期待しがたく、また輸出につきましても内外価格差により、業容拡大と採算向上が困難な状況にあり、今後ともさらに厳しさを増すものと予想しております。
当社グループにおきましては、砥石製造・販売事業のさらなる競争力・収益力強化体制の構築を目指してタイ王国の生産子会社との生産連携を高め、内外合算での生産能力拡大や合理化、省力化によるコスト低減に加え、差別化製品と価格競争品との2極化販売体制を促進しつつ、海外の有望マーケットの開拓に向けて、昨年末終了した株式公開買付けにより安定した資本関係のもと、㈱ノリタケカンパニーリミテド、三菱商事㈱と、より強固な提携関係を構築し、積極的なグローバル展開を目指しています。
今後、当社グループと致しましては、「砥石製造・販売事業」の市場シェア拡大により企業価値を更に高めていく必要があり、次の4つの課題「業績の向上」「コスト削減」「財務体質の強化」「組織・社員の活性化」をより一層進めて参ります。