当事業年度におけるわが国の経済は、米国の保護主義的な通商政策による米中貿易摩擦の影響など、先行きが懸念される状況もありますが、企業収益や雇用情勢の改善により、回復基調が継続しています。
このような経済環境の下で、シームレスパイプ用工具は前期と同程度でしたが、主力製品である半導体・FPD(液晶・有機EL)製造装置関連の販売が好調を続け、売上高は前期と比べ増加となりました。しかしながら営業利益、経常利益は製品構成の変化やニッケル・コバルトの原材料価格高騰の影響、それに加え米中貿易摩擦など先行き不透明感にマーケットの思惑が働き、当期末に向けて原料価格が若干低下したことなどにより、たな卸資産評価損が発生したこともあり、減益となりました。この結果、当事業年度における売上高は6,230百万円(前期比13.5%増)となり、営業利益は711百万円(前期比12.1%減、たな卸資産評価損53百万円含む)、経常利益は744百万円(前期比11.9%減)となりました。
なお、当期純利益は557百万円となり、前期比大幅な減少(前期比54.0%減)となっておりますが、これは前期において、株式会社新報国製鉄三重の吸収合併に伴う特別利益「抱合せ株式消滅差益」596百万円が計上されていた為です。この「抱合せ株式消滅差益」を前期から除いた当期純利益比較は、前期比59百万円減少(9.6%減)となります。
2019/03/29 16:08