なお、当社では、次世代燃料エンジンの実機製造に向け、当第3四半期から、翌第2四半期にかけて設備工事を実施予定であり、これまで積み上がっている主機関の受注は、一部を当該工事の前後に割り振って生産するとともに、ライセンシーにも製造を委託することで、生産計画を最適化しております。この結果、主機関の売上高は、本年度は上半期に、来年度は下半期に、各々偏重する見通しであります。このうち、本年度の第4四半期単期については、主機関の販売台数が、前年同四半期を下回る計画となりますが、本年度の第3四半期累計期間までの販売台数の増加と、販売単価の上昇で、年度を通しては、第4四半期の一時的な台数減少の影響を吸収して、前年度を若干上回る水準での売上高を見込んでおります。また、その一方で、修理・部品等の売上高は伸長局面にあり、上記の通り、アフターサービスではEEXI規制に対応する改造工事の増加が、ライセンス・部品供給では、海外ライセンシーでの順調な立ち上がりが、他製品向け取込み工事では主機関の生産台数調整で生じるリソースの転活用が、各々主要因となって引き続きの増収を予定しております。この結果、当社全体としての売上高は、設備工事の影響を吸収して、主に修理・部品等の増収見合いで、前年度からの増収を予定しております。
損益面では、主機関では、生産計画や部品供給時期を最適化することで、工場操業を高位に保持しており、更に同型エンジンの連続生産を実現することで生産性を向上させております。また、当第3四半期においても好採算の輸出案件を計上し損益が改善しました。修理・部品等では、アフターサービス、ライセンス、部品供給の各事業ともに増収となったことで増益となりました。研究開発では、グリーンイノベーション基金事業のご支援下で、アンモニア・水素燃料エンジンの開発を進捗させており、関連する研究開発の費用等を計上しておりますが、上記の好調な事業展開を背景に損益への影響を吸収しており、また、開発進捗に応じて受領する交付金を営業外収益に計上することで、営業利益は前年同四半期比で減益となりますが、経常利益、四半期純利益は前年同四半期比で増益となっております。具体的には、営業利益は319百万円となり△9百万円(△2.8%)の減益、経常利益は448百万円となり124百万円(38.4%)の増益、四半期純利益は505百万円となり206百万円(69.1%)の増益となりました。
流動資産は、前事業年度末に比べ10.1%増加し、14,728百万円となりました。これは主として現金及び預金が614百万円増加、製品が269百万円増加、仕掛品が704百万円増加、原材料及び貯蔵品が247百万円減少したことなどによるものであります。
2023/02/09 15:29