四半期報告書-第88期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)

【提出】
2024/02/13 15:06
【資料】
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【項目】
38項目
6.企業結合
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
重要な企業結合は発生しておりません。
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
(Arcade Engineering GmbH、Arcade Industrie SAS、Kurita Switzerland AG(2023年12月18日付でArcade Engineering AGから社名変更)及びArcade Engineering (Asia) Pte. Ltd.の株式の取得)
2023年7月3日、当社連結子会社であるクリタ・ヨーロッパGmbHを通じて、欧州の水処理装置の製造・販売会社であるArcade Engineering GmbH(以下「Arcade社 Germany」という)、Arcade Industrie SAS(以下「Arcade社 France」という)及びKurita Switzerland AG(以下「Kurita Switzerland」という)の発行済株式の全てを取得しました。また、Arcade社 GermanyとKurita Switzerlandの株式取得により、その子会社であるArcade社 Engineering (Asia) Pte. Ltd.(以下「Arcade社 Asia」という)の株式についても取得いたしました。
当社グループは重点市場である電子産業へのグローバルな事業展開に向け、このたびの買収により、欧州での電子産業向け水処理装置事業における現地の製造拠点とサプライチェーンを獲得します。European Chips Act(欧州半導体法)等を背景とした電子産業向け水処理装置の需要増加に対して、迅速に対応可能な事業基盤を整備し、欧州での電子産業市場への事業展開を推進していきます。また、Arcade社 Germany、Arcade社 France、Kurita Switzerland、およびArcade社 Asiaの有する課題解決力に、クリタ・ヨーロッパGmbH社ならびに当社連結子会社であるKurita(Singapore)Pte.Ltd.を中心とした当社グループの有する製品・技術・ビジネスモデルを掛け合わせ、節水・CO2排出量削減・廃棄物の資源化に大きく貢献するソリューションの拡充を図ります。
これらの買収を合算した情報は以下のとおりであります。
(1) 取得資産及び引受負債
取得日現在における支払対価、識別可能な取得資産及び引受負債の公正価値は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
支払対価の公正価値(現金)3,813
取得資産及び引受負債の公正価値
現金及び現金同等物722
営業債権1,623
その他の流動資産226
非流動資産359
営業債務及びその他の債務△1,224
非流動負債△272
取得資産及び引受負債の公正価値(純額)1,435
のれん2,377

発生したのれんの金額は2,377百万円であり、期待される将来の超過収益力によるものです。なお、認識したのれんは、税務上損金算入可能と見込んでおります。
当第3四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書に含まれているArcade社 Germany、Arcade社 France、Kurita Switzerland及びArcade社 Asiaの売上高及び四半期利益は重要ではありません。
なお、当該企業結合が当連結会計年度期首に実施されたと仮定した場合のプロ・フォーマ情報については、要約四半期連結損益計算書に与える影響額に重要性がないため記載しておりません。
のれんの金額は、企業結合時点の識別可能資産及び負債の特定及び公正価値の見積りが未了であるため、取得原価の配分が完了しておらず、暫定的に算定された金額であります。
(2) 企業結合と別に処理される取引
当該企業結合に係る取得関連費用は162百万円であり、すべて要約四半期連結損益計算書の「その他の費用」に計上しております。