有報情報
- #1 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
- 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、年度前半において急速に減速したのち、緩やかな回復の兆しを見せています。地域別には、中国経済は順調な回復を見せる一方、感染が再拡大している欧米や日本においては、景気の回復が再び鈍化し、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループに関連する事業環境は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、プリンティング市場では、在宅勤務、在宅学習用途として、家庭/SOHO*1向けの小型複合機・プリンターの需要は大きく増加しました。一方で、各国のオフィスの閉鎖等による影響や、在宅勤務などへの働き方の変化に伴うオフィスでの印刷需要の減少により、SMB*2向けは、製品本体、消耗品ともに需要は減少しました。家庭用ミシンは、家で過ごす時間が増えたことによる手作り需要の高まりを受け、普及機を中心に好調に推移しました。マシナリー事業の関連分野では、産業機器は中国を中心として需要回復の兆しが出てきているものの、工業用ミシンに関しては、新規投資への抑制傾向が続き、需要は低迷しました。国内におけるカラオケ市場は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、厳しい状況となりました。ドミノ事業の関連分野では、食品・医薬品などの生活必需品の消費・生産の需要の底堅さに支えられ、堅調に推移しました。
このような状況の中、当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、P&S事業では、在宅需要の堅調さが持続し、主にSOHO*1向けの製品本体が好調に推移したことに加え、想定を上回る消耗品の需要の回復があったものの、インクジェット本体の供給不足による影響などにより、減収となりました。P&H事業では、マスクなどの手作り需要の拡大を受け、大幅な増収となりました。マシナリー事業では、産業機器の需要は回復基調にあるものの、工業用ミシンの設備投資需要の落ち込みが続き、事業全体で減収となりました。N&C事業では、店舗の休業や時間短縮営業の影響などにより、大幅な減収となりました。ドミノ事業では、売上が回復し、ほぼ前年並みの水準となりました。
これらの結果、売上収益は、前年同期比3.6%の減収となる467,486百万円、事業セグメント利益は、前年同期比16.2%の増益となる63,337百万円、営業利益は、前年同期比13.4%の増益となる62,840百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期比14.3%の増益となる47,526百万円となりました。
*平均為替レート(連結)は次の通りであります。
当期 米ドル : 105.87円 ユーロ : 122.30円
前年同期 米ドル : 109.10円 ユーロ : 121.46円
セグメント別の業績は、次の通りであります。2021/02/12 10:12