有価証券報告書-第163期(2023/06/01-2024/05/31)
②戦略
将来の気候変動に伴うリスクと機会を想定し、1.5℃/2℃未満と4℃の2つのシナリオを用いて、事業活動に及ぼす影響の分析を行いました。時間軸は、長期(~2050年)を主眼としつつ、その通過点である中期(~2030年)についても想定を行いました。事業活動に与える財務的な影響度については「大」「中」「小」の3段階で評価しました。
<想定した気候変動に伴うリスク>
<想定した気候変動に伴う機会>
想定した気候変動に伴うリスクと機会への対応策については、下記の当社のウェブサイトで公開しております。
http://www.toyodenki.co.jp/esg_csr/pdf/tcfd_strategy.pdf
将来の気候変動に伴うリスクと機会を想定し、1.5℃/2℃未満と4℃の2つのシナリオを用いて、事業活動に及ぼす影響の分析を行いました。時間軸は、長期(~2050年)を主眼としつつ、その通過点である中期(~2030年)についても想定を行いました。事業活動に与える財務的な影響度については「大」「中」「小」の3段階で評価しました。
<想定した気候変動に伴うリスク>
| 種別 | リスク想定 | 影響度 | ||||
| 1.5/2℃ | 4℃ | |||||
| 2030年 | 2050年 | 2030年 | 2050年 | |||
| 移行 リスク | 政策・規制 | 炭素税導入や規制強化に伴う調達・輸送コスト増加、設備更新や技術開発に伴うコスト増加 | 中 | 大 | 小 | 小 |
| 技術 | 省エネ製品の研究開発コスト増加。開発が停滞した場合の販売機会の喪失。既存の技術・製品に対する需要減少 | 中 | 大 | 小 | 中 | |
| 市場 | 人口減少に伴う鉄道旅客数の減少や自動車の環境性能向上により、鉄道の環境優位性が相対的に低下した場合、鉄道関連製品の売上低下。EV化対応遅れによる試験機事業の停滞。ペーパーレスや脱プラスチックによる印刷機械・製紙・化学メーカ向け機器需要の減少 | 大 | 大 | 中 | 中 | |
| 評判 | 気候変動対応の遅れによるステークホルダーからの評判低下。サプライチェーンからの除外、資金調達コスト上昇、人材確保が困難に | 大 | 大 | 中 | 中 | |
| 物理的 リスク | 急性 | 台風や洪水等による操業停止、生産設備の損傷、事業拠点の機能停止。サプライチェーンの寸断による部材調達難の発生 | 小 | 中 | 中 | 大 |
| 慢性 | 気温上昇による工場エネルギーコスト増加、従業員の生産性低下、熱中症増加。海面上昇による防潮対策等にかかるコスト増加。気温上昇による製品や設備の不具合、故障の発生 | 小 | 中 | 中 | 大 | |
<想定した気候変動に伴う機会>
| 種別 | 機会想定 | 影響度 | |||
| 1.5/2℃ | 4℃ | ||||
| 2030年 | 2050年 | 2030年 | 2050年 | ||
| 資源の効率性 | 製品の長期使用、再生利用によるメンテナンス機会の増加。製品プロセスの効率化、材料使用の適正化、輸送の効率化によるコスト減少 | 大 | 大 | 中 | 中 |
| エネルギー源 | EV化や再生可能エネルギー・蓄電技術への需要が増加し、当社の製品・サービスの需要が増大 | 大 | 大 | 中 | 中 |
| 製品及びサービス | 環境優位性の高い鉄道の利用ニーズ増加による鉄道車両用電機品の需要増加。高効率モータ・インバータ、分散電源等の省エネ製品・システムの需要増加。EV化に対応した新たな試験機システムへの需要増加 | 大 | 大 | 中 | 中 |
| 市場 | 蓄電システム、小水力発電・波力発電等の需要の掘り起こし、新規市場開拓。気候変動による食料供給難、農畜産業等への影響を回避するためのICT遠隔監視や自動制御装置の需要増加。EV関連商品の普及 | 大 | 大 | 中 | 中 |
| レジリエンス (強靭性) | 災害の激甚化を受けたレジリエンス強化・BCP対応強化による需要増加 | 大 | 大 | 中 | 中 |
| 評判 | 環境対応への評価向上による取引拡大、株価向上、人材確保 | 大 | 大 | 中 | 中 |
想定した気候変動に伴うリスクと機会への対応策については、下記の当社のウェブサイトで公開しております。
http://www.toyodenki.co.jp/esg_csr/pdf/tcfd_strategy.pdf