有価証券報告書-第156期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/24 14:14
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【項目】
125項目
当社グループは、「電力機器事業」、「ビーム・真空応用事業」、「新エネルギー・環境事業」及び「ライフサイクルエンジニアリング事業」の4つの事業セグメントをバランスのとれた4本の事業の柱に育て、いずれのセグメントにおいても思い切ったグローバル展開をしていくことによって、より安定的な成長力をもった企業グループとなっていくことを目指した中長期計画「ビジョン2015」を2011年4月にスタートさせ、2015年度での売上高1,500億円・営業利益120億円を目指しております。
「ビジョン2015」のスタートから3年目となる当期は、電力会社の投資抑制、競争激化による販売価格の下落、中国・タイの経済成長鈍化など当社グループを取り巻く環境が厳しさを増す中で、成長著しい太陽光発電用パワーコンディショナ市場への屋外専用器の投入、ビーム・真空応用事業における海外拠点の戦力化、配電盤を製造する子会社である日新受配電システム株式会社を当社に吸収合併することによる生産効率向上、更には徹底した原価低減による収益力向上などに取り組んでまいりました。
今後のわが国経済は、消費税率引き上げの影響が懸念されるものの、総じていえば経済対策や外需の下支えによる景気の持ち直しが期待される状況にあります。こうした中で当社グループといたしましては、国内の電力会社向けの市場環境は厳しさが続くものと思われますが、一般民需分野における更新需要の獲得、引き続き成長が期待される新エネルギー・環境事業分野での拡販、アセアン市場を中心としたグローバル展開の加速などによる売上の拡大、更なる原価低減と品質向上への取り組みなどによる収益力の強化に加え、再生可能エネルギーの活用や省エネの推進といった顧客や社会のニーズに対するソリューションを提供し続ける企業グループとなることを目指して、「ビジョン2015」に織り込んだ諸施策をグループをあげて遂行し、その目標達成に向けて一層の活動強化を図ってまいります。
「ビジョン2015」における重点活動の内容は次のとおりであります。
(1) 4つの事業分野でのグローバルな成長
・電力機器事業
電力機器事業では、国内市場は電力会社の投資抑制に加え、一般民需・官公需ともに新設需要に大きな期待ができない状況の下、既設設備の更新需要を確実に獲得すると共に、新製品の投入によるシェアの拡大、設計の標準化と業務革新などによる収益力の強化に努めます。また、海外市場においては、当社グループがこれまで実績をあげてきた中国市場に加えて、タイ・ベトナムの子会社の生産能力拡充と販売体制の強化、昨年開設したインドネシアのジャカルタ駐在員事務所の活用などにより、更なる経済成長と日系企業の進出が見込まれるアセアン地域での事業展開を加速いたします。また、海外子会社においては、当社グループのグローバル戦略に合わせた製品開発、原価低減及び設備増強を推進し、グローバル最適地生産体制を構築してまいります。
・ビーム・真空応用事業
ビーム・真空応用事業では、圧倒的なシェアを持つ高精細・中小型FPD製造用イオン注入装置の国内外市場における確固たる地位を堅持すると共に、半導体製造用イオン注入装置については次世代プロセス装置の製品化と昨年操業を開始した中国(江蘇省揚州市)の製造拠点を活用した原価低減によるコスト競争力の強化などによりシェア拡大を図ります。電子線照射事業においては、引き続き自動車関連産業向けへの電子線照射装置の拡販を進めていきますが、特に一昨年操業を開始した中国(上海市)における製造拠点の活用により、中国・アセアン地域における事業拡大を進めていきます。薄膜コーティング事業では、強みである平滑性と耐摩耗性に優れたDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)膜の用途開拓を進め、自動車向けを中心に売上拡大を図るほか、短時間・低コストで成膜が可能な新型アーク式コーティング装置の拡販にも注力してまいります。
・新エネルギー・環境事業
新エネルギー事業では、太陽光発電システムに不可欠なパワーコンディショナにおいて、昨年市場投入したコンパクトで据付工事コストの低減に寄与する屋外専用器や新たにラインアップに加えた大容量の500kW器を中心に更なる売上拡大を図ります。また、当社グループが得意とする電力品質を改善する技術と系統安定化技術にEMS(エネルギー管理システム)技術を融合させたスマート電力供給システム(Smart Power Supply Systems=SPSS)などの新製品開発を進め、新しい需要を獲得していきます。環境事業では、これまでの水処理施設における電気設備と監視制御システムに加え、これら施設における新エネルギーの導入や省エネ推進のニーズに対応した新製品である水処理場でのエネルギー管理システム(Water Energy Management System=WEMS)の投入などにより事業拡大を図ります。
・ライフサイクルエンジニアリング事業
ライフサイクルエンジニアリング事業は、設備の据付工事・調整からメンテナンス、そして更新へと繋げていくと共に、顧客における設備の稼働率アップや生産性向上に貢献していく事業であります。これからの成長の柱となる事業として、全ての事業セグメントの製品を対象に、設備診断・計測データ解析による寿命診断、運転状況のモニタリングなどによる設備の延命から更新、そして運転管理に至るまでのソリューションの提供を目指していきます。特に国内では、多くの電力機器が更新時期にさしかかっており、これら機器の点検・保守・修繕の事業を拡大すると共に、更新需要の掘り起こしに繋げてまいります。また、海外においてもサービス拠点を拡充するなどグローバルな事業展開を目指します。
(2) 事業展開を支える5つの重要施策
4つの事業セグメントでグローバルに成長を図り、「ビジョン2015」の実現を目指していくにあたり、5つの重要施策を着実に遂行し、事業展開を支えます。
1.新製品の開発スピードをアップし、市場へのタイムリーな投入を進めると共に、強力な営業体制を構築していきます。
2.組織、人材、業務プロセス等、すべての面での思い切ったグローバル化を図ります。
3.徹底した原価低減を進めると共に、品質の向上により顧客からのより高い信頼獲得に努めます。
4.社内外におけるコラボレーションの強化により、事業の推進力を向上させます。
5.グローバル化を担う人材の育成を図り、また、当社グループの事業の中核となる技術・技能を確実に養成・継承していきます。
(3) コンプライアンスの徹底とCSRの推進
当社グループは、コンプライアンスを徹底し、CSR(企業の社会的責任)を推進することが、企業経営の根幹をなすものと考えて取り組んでいます。その取り組みにおいては、企業理念を基本にすえた事業活動を進めることが重要と考え、企業理念のグループ内への更なる浸透とそれに基づく事業活動を徹底させてまいります。このために、コーポレートガバナンスを確実に機能させるための対策を着実に進めてまいります。
今後ともグループ一丸となって、以上のような企業活動を推進し、グループ業績の向上と社会的使命の達成に向けて邁進する所存であります。

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