当連結会計年度の世界経済は、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大する中、中国では経済活動の回復がいち早く進んでいますが、欧米ではワクチンの承認や接種が始まったものの、感染拡大がより一層深刻化、一部地域ではロックダウンとなるなど、経済活動再開への不透明感が強い状況となっています。わが国においては、感染拡大防止と経済活動の両立をはかる中で、個人消費の持ち直しに限界があるほか、設備投資の減少が続くなど依然として厳しい状況にありました。しかしながら輸出や生産においては持ち直しの動きがみられ、自動車関連など堅調に増加しました。
この様な状況の中で当社グループでは、品質・信頼性の高いセンサやモジュール製品の開発、移動制限がある中でもリモートワーク等による拡販に努め、生産現場の改善活動を通じた原価低減により利益率の向上に注力して参りました。市場の動向としましては、非接触で人を感知して電源を入れることができる自動照明やホームオートメーション機器等の需要が伸びたことから、それに搭載される赤外線センサの売上高が増加となりました。その他当社各種製品の出荷数も、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んでいた自動車業界を始めとする顧客の生産販売や、当社の生産が回復するのに伴い第3四半期以降増加しましたが、それまでの減少をカバーしきれず売上高は対前期比で減少しました。また、近年自動車の電動化推進に伴い電流センサの引合いが増加しておりますが、当連結会計年度は新型コロナウイルス感染症の影響により国内企業向けの開発案件の遅延を受けるなど売上高は減少しました。
上記の結果、売上高は17,116百万円(前年同期比7.9%減)となりました。利益面では、売上高の減少から営業利益は2,846百万円(前年同期比10.2%減)となり、経常利益は営業利益同様の理由により3,008百万円(前年同期比15.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,133百万円(前年同期比21.6%減)となりました。
2021/03/26 15:00