当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国が堅調に推移した一方で、欧州はウクライナ情勢をめぐるロシアとの関係悪化やギリシャの政局不安等により低迷いたしました。また、新興国や産油国の経済情勢も米国の量的緩和政策の終了や原油価格の下落等の影響により総じて低調に推移いたしました。日本経済におきましては、日銀による量的・質的金融緩和の拡大が決定されるなど、デフレ脱却に向けた経済政策が推し進められましたが、4月に行われた消費税増税による景気後退は想定よりも大きく、10%への再増税の1年半延期が決定されてもなお、景気回復には相応の時間を要することが予想されます。
このような状況の中、当社グループは“M500基礎固め”をスローガンに掲げ、連結売上高の中期目標を500億円とする“M500プロジェクト”の2年目となる当連結会計年度において、この中期目標の達成を見据えた収益基盤の強化に取り組むとともに、お客様のオンデマンド・ビジネスをサポートするための施策を積極的に展開いたしました。
具体的施策としまして、SG(サイングラフィックス)市場向けでは、プリント速度と連続運転機能を大きく高め、次期主力製品として平成26年6月に発売したJV300シリーズの全世界的なプロモーションを展開したほか、JV300シリーズのプリント速度を抑えることで低価格を実現したJV150シリーズを平成26年10月に発売し、SG市場向けのインクジェットプリンタの需要がより旺盛ながらも、価格が重視される新興国地域を主なターゲットに積極販売に取り組みました。さらに、JV300シリーズとJV150シリーズにカッティング機能を追加し、新開発の高輝度シルバーインクに対応したCJV300シリーズ及びCJV150シリーズを平成26年10月に発売し、プリント&カット機市場でのシェア拡大に努めました。IP(インダストリアルプロダクツ)市場及びTA(テキスタイル・アパレル)市場向けでは、世界的に拡大しているデジタル・オンデマンド生産の需要に対し、機能・価格・プリントサイズ等、お客様の多様なニーズに応える豊富な製品ラインナップで独自の付加価値を提案し、IP、TA市場をSG市場に並ぶ第2、第3の柱とするべく、積極販売に取り組みました。
2015/02/25 16:20