臨時報告書

【提出】
2015/03/05 11:02
【資料】
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提出理由

当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に著しい影響を与える事象が発生いたしましたので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第12号の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に著しい影響を与える事象

(1)当該事象の発生年月日
平成27年3月4日(取締役会決議日)
(2)当該事象の内容
当社は、平成27年3月4日開催の臨時取締役会において、平成21年3月より段階的に出資を継続し、平成25年11月に連結子会社となりました株式会社日本ステントテクノロジー(以下、日本ステント社)への支援中止を決議いたしました。
なお、日本ステント社への支援中止に伴い、特別損失と特別利益を計上いたしますので、下記の通りお知らせいたします。
1.支援先の概要
商号 :株式会社日本ステントテクノロジー
本店の所在地 :岡山県岡山市芳賀5303
代表者の役職名:代表取締役社長 坪根 泉
2.支援を中止した理由
当社は、循環器分野での総合力強化を目的に、平成21年3月より、虚血性心疾患の治療デバイスとして重要性が増してきた冠動脈ステントの開発事業への投資の一環として、日本ステント社への支援を行ってまいりましたが、同社と開発を進めている薬剤溶出性ステントについて、当製品への開発助成をしていただいている独立行政法人科学技術振興機構より、平成27年3月3日に、FIM試験※の経過を踏まえた『開発不成功』の通知(平成27年2月23日付)を受領いたしました。
この通知を受けて、当社は、今後の当ステント開発事業の継続は困難と判断し、日本ステント社への支援中止を決議するに至りました。
※FIM(First-in-man)試験
動物試験終了後に、最初にヒトに対して行われる医療機器等の臨床試験のことをいいます。
(3)当該事象の損益に与える影響額
当社の支援中止にともない日本ステント社の事業継続が困難となった場合に生じる平成27年3月期の当社業績への影響は以下の通りです。
(1)個別業績への影響
当社の支援中止決定段階における個別業績への影響は、保有株式、国内独占販売権、運転資金の長期貸付金の合計額2,639百万円の特別損失を計上いたします。
一方で、開発費用債務免除益962百万円の特別利益を計上いたします。
これは、独立行政法人科学技術振興機構から当社が借入れておりました長期借入金1,101百万円に対して、平成27年2月23日付の『開発不成功』通知により、当社借入額の90%相当額が返済義務免除されることによるものです。
(2)連結業績への影響
当社の支援中止決定段階における当社連結業績への影響は軽微であります。
以 上