医療業界におきましては、本年2月よりワクチン接種が実施され、接種率は堅調に上昇したものの、特に第2四半期においては新規感染者及び重症患者数が拡大し医療機関における病床使用率が上昇したことに伴い、各地で医療提供体制が逼迫する危機に直面いたしました。各医療機関におきましては、予定入院・予定手術の延期や受診抑制による患者数の減少に加え、感染対策による業務負荷が増大したことに伴う人員不足や生産性の低下が深刻化するなど厳しい経営状況が続いております。第1四半期に回復傾向にあった手術件数は、第2四半期においては感染拡大の影響を受け、前年同期の水準には回復せず低調に推移いたしました。
このような環境の下、当社グループでは、全社員が感染拡大防止に努めつつ、お客様への製品の安定供給を通じて医療現場に貢献することを最優先に企業活動を行ってまいりました。当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、前半の第1四半期と後半の第2四半期で事業環境が想定と大きく異なる結果となりました。前半においては、手術用キット製品がコロナにより大幅減収となった前年の反動増を受けて売上が拡大したことに加え、前年に特需が発生したマスク製品の反動減の影響が想定より少なかったことから売上高が大きく回復いたしました。それに対して後半は、夏場での感染拡大の影響を強く受け、キット製品の売上の伸び額が減少したことに加え、前年に特需が発生した不織布製品や感染防護製品の反動減の影響が顕在化したことにより売上が減少いたしました。
製品別では、手術用キット製品の売上高は10,924百万円(前期比7.2%増)となりました。そのうち「プレミアムキット」は6,315百万円(同21.3%増)となりました。「プレミアムキット」は当社の最重要戦略製品であり、手術における安全性を確保しながら、術前の準備段階から、術中、術後までの業務を効率化できる付加価値の高い製品であり、コロナ禍におきましても、お客様に高く評価いただき大幅に伸長いたしました。一方、不織布製品においては、前年の特需による売上拡大の影響を受け、ガウン製品や感染防止製品のセット製品のプリコーションセットの売上が大幅に減少いたしました。
2021/11/10 10:20