このような状況下、当社グループは、平成30年3月期の利益計画「ASEANプロジェクト」の3年目を迎え、「生産能力の増強」「サプライチェーンの構築」「更なる付加価値製品の提供」をテーマに、計画の達成に向けた各種施策に取り組んでおります。製造子会社であるNISSEY VIETNAM CO.,LTD.におきましては、設備投資による生産能力の増強及び自動化・半自動化の推進に加え、高付加価値製品増産のため、最新の表面処理技術であるDLC(ダイヤモンドライクカーボン)装置を導入し11月から本格稼働を開始しました。インバウンド需要の高まり等により、顧客である国内大手メーカーの高級腕時計の販売は好調に推移しておりますが、従来は時計部品の製造の中心であった中国では現在もメーカーの撤退・廃業が相次いでおります。そうしたことを背景に、高度な表面処理を施した当社の時計バンド等の高付加価値OEM製品は、安定供給体制を構築している点も含めて顧客から高く評価され、大きく受注が増加いたしました。また、今後の更なる需要増に応えるために、表面処理専用の新工場の建設も開始し、本年5月からの操業に向け順調に進捗しております。NISSEY CAMBODIA CO.,LTD.におきましては、ASEAN地域におけるサプライチェーン再構築に向け、第2工場の建設が完了、中国内の当社協力工場の誘致も終了し1月から本格稼働する予定です。これに加え、NISSEY CAMBODIA CO.,LTD.では、生産体制を見直し生産効率の向上を図る取り組みにも着手いたしました。また、これらの取り組みと並行して新規取引先の拡大など受注促進にも注力し、新たな国内大手メーカー向けの高付加価値製品の販売も本格化しております。
この結果、当第3四半期の連結売上高は6,968,251千円(前年同四半期は5,856,042千円)と大幅な増加となりました。
損益につきましては、売上総利益は、NISSEY VIETNAM CO.,LTD.は円安ドン高による人件費増加の影響が引き続き残るものの、高付加価値製品を中心とした受注の大幅な増加とNISSEY CAMBODIA CO.,LTD.との相乗効果による生産性の向上、これに伴う売上高の増加などにより1,644,783千円(前年同四半期は1,361,859千円)となりました。営業利益は売上総利益の増加などにより231,767千円(前年同四半期は74,018千円)となりました。経常利益は為替相場の変動による為替差損の計上などにより166,058千円(前年同四半期は214,160千円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、法人税負担が増加したことなどにより112,881千円(前年同四半期は187,914千円)となりました。
2016/02/12 9:20