当社では、海洋汚染の要因の一つとして排出量の削減が求められているプラスチックの代替材料として紙をチューブの主原料としたボールペンのリフィルの開発に世界で初めて成功しました。このリフィルでは使用するプラスチックを従来品から約88%減らすことができました。また、当社は使い終わった鉛筆を棒状肥料やバイオマス発電として再利用する「鉛筆の資源循環システム」の実証実験を他社と協業し実施しており、再利用しやすい鉛筆として国産ヒノキ材から『フォレストサポーター鉛筆』を開発いたしました。そして、「クセになる、なめらかな書き味。」世界販売本数が年間1億本以上の「ジェットストリーム」シリーズから『JETSTREAM(ジェットストリーム)新3色ボールペン』を発売し、同時に、インク容量を約70%増量した『長持ちリフィル』を発売いたしました。リフィルのチューブを薄くすることで当社通常品(SXR-80)と同じ形状で互換性を保ったままインク量を増加するとともに、プラスチック使用量も通常品に比べ約30%減量し、パッケージも紙製のものを採用しました。このように社会が求める市場環境の変化に応じた新製品やサービスの提供に努めてまいりました。
これらの活動の結果、当連結会計年度における売上高は61,894百万円(対前年同期比12.2%増)、営業利益は7,520百万円(対前年同期比36.9%増)、経常利益は8,309百万円(対前年同期比38.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,658百万円(対前年同期比49.1%増)となりました。
セグメント別の業績を概観いたしますと、筆記具及び筆記具周辺商品事業におきましては、海外市場での売上の回復基調が底堅く継続し、業績を牽引いたしました。それにより、外部顧客への売上高は59,628百万円(対前年同期比12.8%増)となりました。粘着テープ事業、手工芸品事業といったその他の事業におきましては、事業を取り巻く市場環境は依然として厳しく、外部顧客への売上高は2,265百万円(対前年同期比2.3%減)となりました。
2022/12/16 16:20