有価証券報告書-第76期(2025/01/01-2025/12/31)
① 戦略
イトーキは経営戦略の目標達成には、連動した人材戦略の遂行が不可欠であると考えています。この考えに基づき、事業戦略を見据えた採用を含む人員計画の策定、求める人材像、キャリアに応じた社員一人ひとりの成長を支援する教育体系、社員の成長と働きがい向上を踏まえた人事制度を整備しています。なお、人材を「コスト消費の対象」ではなく「資本・投資の対象」と捉え、人材への投資によって事業価値を高めてまいります。さらに、ダイバーシティに配慮した人材育成、コロナ禍以降の働き方に合った人事制度を早期に導入するなどして、経営戦略の目標達成を人材戦略で後押ししています。

◆ 人材育成方針/事例
イトーキは、求める人材像に基づき、キャリアに応じた社員一人ひとりの成長を支援する教育体系を軸に、さまざまなカリキュラムを実施。また、個人での面談や各種研修では、内容に応じてオンラインとリアルを使い分け、全体の質の向上に取り組んでいます。
―当社の人材育成に関する取り組み事例―
・選択型研修
社員の自主的なキャリア形成支援のため、幅広いカリキュラムを用意し、自律的に学ぶ機会を提供しています。
事例)ビジネス基礎研修
ロジカルシンキング・ファシリテーション研修・ビジネスライティング・説得力の鍛え方・語学など、ビジネスを遂行する上で、ベースとなる研修を展開。
事例)キャリアデザイン研修
20~50代の各フェーズに合わせたカリキュラムで、自身の強みや価値観を見つめ直し、これからのキャリア形成を考えるきっかけを提供。
事例)Eラーニング
グロービス学び放題・Udemy Businessなど、自身が強化したいスキルをオンラインで習得して、行動変容に繋げる。
・管理職研修
社員のマネジメントに従事する管理職の役割は非常に大きく、特にファーストラインマネジャーの意識改革に注力しています。
事例)部下育成研修
多様な人材(経験者採用・外国人材)が増加する中で、部下育成を改めて見直したい管理職が自発的に参加する研修として実施。育成への関心の高まりから受講希望者は大幅に増加し、組織全体で育成力向上を図る機会となった。
事例)評価者研修
新評価制度を効果的に運用するため、制度理解の促進を目的に全評価者に実施。部下の成長につながる評価の実践をサポート。
・部門別研修
部門ごとに必要となるスキルカリキュラム(マーケティング、ネゴシエーション、経営戦略等)を、部門単位で受講することで更なる専門性の強化に繋げています。
◆ 採用方針/事例
イトーキの仕事はさまざまな人と関わり、一人ひとりが自分には何が求められているか、自分が何をすれば、お客さま、社会、自社に貢献できるかを考え、自分を取り巻く周囲の人々を巻き込みながらチームでプロジェクトを進めています。また、失敗を恐れず、最後まで責任を持ってやり遂げることができる人材を採用すべく活動しています。
□新卒採用
就職活動中の学生の方々とは、イトーキでどのように成長して自己実現をしたいのか、また、どのようなキャリアアップを目指すのかなど、エントリーシートだけでは把握できない部分は、採用過程において一人ひとり時間をかけてお互いの理解を深めていくことを重視しています。また、業界理解、会社理解を深めて頂くためにインターンシップを積極的に開催しました。さらに、リファラル採用の推進も行っており、新卒社員から入社決定事例も出てきております。
□経験者採用
今後のイトーキの変革と成長を加速させるため、外部から新しい知見を持った高度専門人材を採用しています。これまでの経験や実績に加え、事業成長に向けて即戦力として活躍いただける人材の採用活動を行っています。求職者向けの会社説明会や、各種媒体への広告掲載、ダイレクトリクルーティングを活用し、求職者との接点を増やし、採用に繋げています。
□グローバル採用
海外の高度理系人材の採用に力を入れており、ベトナムでの採用活動を積極的に実施しております。ベトナム出身で既に入社して活躍中の人材も多数おり、2025年も19名入社しています。
―当社の採用に関する取り組み・表彰等の事例―
・社員からの紹介によるリファラル採用を2022年7月にスタート、累計で33名の採用につながっている(2025年12月時点)
・海外の高度理系人材の採用に力を入れており、ベトナムのハノイで開催され、日本企業と現地学生のマッチングを目的とした「SEKISHO JOB FAIR」に4年連続参加(2025年)
◆ DE&I(Diversity Equity & Inclusion)方針/事例
イトーキは、トップコミットメントのもと、さまざまな性別、年齢、国籍、障がい、雇用形態や働き方、習慣、価値観などを持つ仲間を「多様な人材」と捉え、一人ひとりが「活き活き」とその特性を活かし、持てる力を発揮することを目指しています。
―当社のDE&Iに関する取り組み・表彰等の事例―
・ダイバーシティ&インクルージョンに取り組む企業を認定する「D&I Award 2025」にて「D&I AWARD賞」を受賞、最高ランクの「ベストワークプレイス」に4年連続認定(2025年)
・職場におけるLGBTQへの取り組みの評価指標である「PRIDE指標2025」にて 「ゴールド」を受賞。さらにPRIDE指標「ゴールド」を受賞した企業の中から、国や自治体などとのセクターを超えた協働を推進する企業に与えられる「レインボー認定」も2年連続で受賞(2025年)
・ベトナムのハノイ工科大学と友好交流及び高度人材に関するパートナーシップ締結(2023年)
・性別を問わず育児休業を取得した直接雇用社員全員に、取得期間に応じて支援金を支給する、「育児休業復職支援金制度」導入(2023年)
・事実婚や同性のパートナー、及びその子、親に対し、法律上の配偶者や家族と同様に福利厚生や規程を適用する「パートナーシップ制度」導入(2023年)
・全社員向けに「DE&I×WORKPLACEセミナー」を実施(社外企業等より50名弱の参加)。「仕事と介護の両立支援セミナー」、「LGBTQアライランチミーティング」を実施
・障がい者への理解浸透を目的に、地域の障がい者就労施設と提携し社内で手作りお菓子販売会を実施
・全社員対象として「人権教育」を実施し、DE&Iに関する意識をさらに醸成
・部門長対象に、障がい者雇用の推進に関する社内セミナー実施
・育児休業中の社員に向けて「仕事と育児の両立支援セミナー」を実施
□ 女性活躍推進コミュニティSPLi(サプリ)
あらゆる多様性が融合し活性することで、大きな変革と成長につながると考え、多様な人材が活躍できる環境整備をしております。中でも女性のリーダーシップ開発は経営上の重点施策と置き、様々な取り組みを展開しております。
SPLiは、自分らしさや多様な個性を活かしながら、リーダーシップを発揮するために必要な知識・スキルの習得や、継続的なキャリアデベロップメントをサポートする女性活躍推進コミュニティです。
グループ会社を含め、約150名のメンバーが自主的に集まり、様々な活動を行っております。
□ グローバル活躍推進コミュニティAPI(アピ)
国内外のイトーキグループメンバーが、言葉や考え方、習慣の違いなどあらゆる壁を超え、「自主的に、相互に学び、グローバルに活躍できる人材に育つ」ためのプラットフォーム、ITOKI Global Initiative“API”(アピ)を発足しました。国ごとの文化や宗教・慣習など、その違いを本質的に深く理解することで、ダイバーシティ、そして、真の「グローバル」に対する理解、考え、意識の向上を目指します。グループ会社含め、約130名のメンバーが参加しております。
◆ エンゲージメント向上の取り組み
イトーキでは2016年より、社員のモチベーションの状態やその影響要因について把握するために、エンゲージメント調査を実施しています。調査結果は経営の重要指標の一つとし、組織のエンゲージメント向上の取り組みにつなげることで、社員一人ひとりが輝く、活力あふれる豊かな会社へ変革をするために活用をしています。
数ある指標の内、「当社は誇りを持って働ける会社か」を問う設問の肯定回答率を最重要指標として経営目標の1つに掲げ、経営層が主体となり各部門にてエンゲージメント向上の取り組みを行っております。2025年はエンゲージメントの更なる「質の向上」をキーワードとして取り組みを行った結果、前年に続き80%台の高いスコア水準を維持することができました。2026年は中期経営計画最終年度として、本指標の肯定回答率を引き続き高い水準に保つことを目標に掲げ、取り組みを継続しています。
◆ 女性管理職比率向上の取り組み
多様な働き方やキャリアパスを認め合える風土醸成を重視している中で、女性管理職比率を重要KPIの1つとしています。前述の女性向けリーダーシップ支援コミュニティ「SPLi」の活動に加え、育児や介護など時間的制約を抱えやすい女性にとって有効なフレックス勤務やテレワークといった柔軟な働き方を導入したことで、限られた時間でも効率的に成果を上げられる環境が整備されました。これらの取り組みが、女性管理職比率向上の一助になっていると考えています。さらに、女性社員数が緩やかに増加していることも、これらの施策が効果を生み始めている一因であると捉えています。
イトーキは経営戦略の目標達成には、連動した人材戦略の遂行が不可欠であると考えています。この考えに基づき、事業戦略を見据えた採用を含む人員計画の策定、求める人材像、キャリアに応じた社員一人ひとりの成長を支援する教育体系、社員の成長と働きがい向上を踏まえた人事制度を整備しています。なお、人材を「コスト消費の対象」ではなく「資本・投資の対象」と捉え、人材への投資によって事業価値を高めてまいります。さらに、ダイバーシティに配慮した人材育成、コロナ禍以降の働き方に合った人事制度を早期に導入するなどして、経営戦略の目標達成を人材戦略で後押ししています。

◆ 人材育成方針/事例
イトーキは、求める人材像に基づき、キャリアに応じた社員一人ひとりの成長を支援する教育体系を軸に、さまざまなカリキュラムを実施。また、個人での面談や各種研修では、内容に応じてオンラインとリアルを使い分け、全体の質の向上に取り組んでいます。
―当社の人材育成に関する取り組み事例―
・選択型研修
社員の自主的なキャリア形成支援のため、幅広いカリキュラムを用意し、自律的に学ぶ機会を提供しています。
事例)ビジネス基礎研修
ロジカルシンキング・ファシリテーション研修・ビジネスライティング・説得力の鍛え方・語学など、ビジネスを遂行する上で、ベースとなる研修を展開。
事例)キャリアデザイン研修
20~50代の各フェーズに合わせたカリキュラムで、自身の強みや価値観を見つめ直し、これからのキャリア形成を考えるきっかけを提供。
事例)Eラーニング
グロービス学び放題・Udemy Businessなど、自身が強化したいスキルをオンラインで習得して、行動変容に繋げる。
・管理職研修
社員のマネジメントに従事する管理職の役割は非常に大きく、特にファーストラインマネジャーの意識改革に注力しています。
事例)部下育成研修
多様な人材(経験者採用・外国人材)が増加する中で、部下育成を改めて見直したい管理職が自発的に参加する研修として実施。育成への関心の高まりから受講希望者は大幅に増加し、組織全体で育成力向上を図る機会となった。
事例)評価者研修
新評価制度を効果的に運用するため、制度理解の促進を目的に全評価者に実施。部下の成長につながる評価の実践をサポート。
・部門別研修
部門ごとに必要となるスキルカリキュラム(マーケティング、ネゴシエーション、経営戦略等)を、部門単位で受講することで更なる専門性の強化に繋げています。
◆ 採用方針/事例
イトーキの仕事はさまざまな人と関わり、一人ひとりが自分には何が求められているか、自分が何をすれば、お客さま、社会、自社に貢献できるかを考え、自分を取り巻く周囲の人々を巻き込みながらチームでプロジェクトを進めています。また、失敗を恐れず、最後まで責任を持ってやり遂げることができる人材を採用すべく活動しています。
□新卒採用
就職活動中の学生の方々とは、イトーキでどのように成長して自己実現をしたいのか、また、どのようなキャリアアップを目指すのかなど、エントリーシートだけでは把握できない部分は、採用過程において一人ひとり時間をかけてお互いの理解を深めていくことを重視しています。また、業界理解、会社理解を深めて頂くためにインターンシップを積極的に開催しました。さらに、リファラル採用の推進も行っており、新卒社員から入社決定事例も出てきております。
□経験者採用
今後のイトーキの変革と成長を加速させるため、外部から新しい知見を持った高度専門人材を採用しています。これまでの経験や実績に加え、事業成長に向けて即戦力として活躍いただける人材の採用活動を行っています。求職者向けの会社説明会や、各種媒体への広告掲載、ダイレクトリクルーティングを活用し、求職者との接点を増やし、採用に繋げています。
□グローバル採用
海外の高度理系人材の採用に力を入れており、ベトナムでの採用活動を積極的に実施しております。ベトナム出身で既に入社して活躍中の人材も多数おり、2025年も19名入社しています。
―当社の採用に関する取り組み・表彰等の事例―
・社員からの紹介によるリファラル採用を2022年7月にスタート、累計で33名の採用につながっている(2025年12月時点)
・海外の高度理系人材の採用に力を入れており、ベトナムのハノイで開催され、日本企業と現地学生のマッチングを目的とした「SEKISHO JOB FAIR」に4年連続参加(2025年)
◆ DE&I(Diversity Equity & Inclusion)方針/事例
イトーキは、トップコミットメントのもと、さまざまな性別、年齢、国籍、障がい、雇用形態や働き方、習慣、価値観などを持つ仲間を「多様な人材」と捉え、一人ひとりが「活き活き」とその特性を活かし、持てる力を発揮することを目指しています。
―当社のDE&Iに関する取り組み・表彰等の事例―
・ダイバーシティ&インクルージョンに取り組む企業を認定する「D&I Award 2025」にて「D&I AWARD賞」を受賞、最高ランクの「ベストワークプレイス」に4年連続認定(2025年)
・職場におけるLGBTQへの取り組みの評価指標である「PRIDE指標2025」にて 「ゴールド」を受賞。さらにPRIDE指標「ゴールド」を受賞した企業の中から、国や自治体などとのセクターを超えた協働を推進する企業に与えられる「レインボー認定」も2年連続で受賞(2025年)
・ベトナムのハノイ工科大学と友好交流及び高度人材に関するパートナーシップ締結(2023年)
・性別を問わず育児休業を取得した直接雇用社員全員に、取得期間に応じて支援金を支給する、「育児休業復職支援金制度」導入(2023年)
・事実婚や同性のパートナー、及びその子、親に対し、法律上の配偶者や家族と同様に福利厚生や規程を適用する「パートナーシップ制度」導入(2023年)
・全社員向けに「DE&I×WORKPLACEセミナー」を実施(社外企業等より50名弱の参加)。「仕事と介護の両立支援セミナー」、「LGBTQアライランチミーティング」を実施
・障がい者への理解浸透を目的に、地域の障がい者就労施設と提携し社内で手作りお菓子販売会を実施
・全社員対象として「人権教育」を実施し、DE&Iに関する意識をさらに醸成
・部門長対象に、障がい者雇用の推進に関する社内セミナー実施
・育児休業中の社員に向けて「仕事と育児の両立支援セミナー」を実施
□ 女性活躍推進コミュニティSPLi(サプリ)
あらゆる多様性が融合し活性することで、大きな変革と成長につながると考え、多様な人材が活躍できる環境整備をしております。中でも女性のリーダーシップ開発は経営上の重点施策と置き、様々な取り組みを展開しております。
SPLiは、自分らしさや多様な個性を活かしながら、リーダーシップを発揮するために必要な知識・スキルの習得や、継続的なキャリアデベロップメントをサポートする女性活躍推進コミュニティです。
グループ会社を含め、約150名のメンバーが自主的に集まり、様々な活動を行っております。
□ グローバル活躍推進コミュニティAPI(アピ)
国内外のイトーキグループメンバーが、言葉や考え方、習慣の違いなどあらゆる壁を超え、「自主的に、相互に学び、グローバルに活躍できる人材に育つ」ためのプラットフォーム、ITOKI Global Initiative“API”(アピ)を発足しました。国ごとの文化や宗教・慣習など、その違いを本質的に深く理解することで、ダイバーシティ、そして、真の「グローバル」に対する理解、考え、意識の向上を目指します。グループ会社含め、約130名のメンバーが参加しております。
◆ エンゲージメント向上の取り組み
イトーキでは2016年より、社員のモチベーションの状態やその影響要因について把握するために、エンゲージメント調査を実施しています。調査結果は経営の重要指標の一つとし、組織のエンゲージメント向上の取り組みにつなげることで、社員一人ひとりが輝く、活力あふれる豊かな会社へ変革をするために活用をしています。
数ある指標の内、「当社は誇りを持って働ける会社か」を問う設問の肯定回答率を最重要指標として経営目標の1つに掲げ、経営層が主体となり各部門にてエンゲージメント向上の取り組みを行っております。2025年はエンゲージメントの更なる「質の向上」をキーワードとして取り組みを行った結果、前年に続き80%台の高いスコア水準を維持することができました。2026年は中期経営計画最終年度として、本指標の肯定回答率を引き続き高い水準に保つことを目標に掲げ、取り組みを継続しています。
◆ 女性管理職比率向上の取り組み
多様な働き方やキャリアパスを認め合える風土醸成を重視している中で、女性管理職比率を重要KPIの1つとしています。前述の女性向けリーダーシップ支援コミュニティ「SPLi」の活動に加え、育児や介護など時間的制約を抱えやすい女性にとって有効なフレックス勤務やテレワークといった柔軟な働き方を導入したことで、限られた時間でも効率的に成果を上げられる環境が整備されました。これらの取り組みが、女性管理職比率向上の一助になっていると考えています。さらに、女性社員数が緩やかに増加していることも、これらの施策が効果を生み始めている一因であると捉えています。