臨時報告書

【提出】
2022/07/26 16:12
【資料】
PDFをみる

提出理由

当社の連結子会社である蝶理マシナリー株式会社(以下、「蝶理マシナリー」といいます。)が債務者に対し保有する債権につき取立不能又は取立遅延のおそれが生じたため、2022年4月28日に金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第18号の規定に基づき、臨時報告書を提出いたしました。
前回提出以降、大幅な円安が進行した結果、外貨建て債権が円換算で増加したこと、加えて、既に船積みしていた商品を売上に計上したこともあり、前回提出時点より債権額が増加したため、同規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。

連結子会社に係る取立不能又は取立遅延債権のおそれ

(1)当該連結子会社の名称、住所及び代表者の氏名
①名称 蝶理マシナリー株式会社
②住所 東京都港区港南二丁目15番3号 ③代表者の氏名 速水 淳
(2)当該債務者等の名称、住所、代表者の氏名及び資本金の額
①名称 PLATINUM CORPORATION FZE(以下、「PLATINUM」といいます。)
②住所 OFFICE NO.504, 5TH FLOOR, WEST WING, BUILDING 3W, DUBAI ③代表者の氏名 SUNIL VASWANI ④資本金の額 1,000,000ディルハム
①名称 RELIANCE COMMODITIES DMCC(以下、「RELIANCE」といいます。)
②住所 OFFICE NO.504, 5TH FLOOR, WEST WING, BUILDING 3W, DUBAI ③代表者の氏名 SUNIL VASWANI ④資本金の額 200,000ディルハム
※両社の関係
PLATINUM及びRELIANCE(以下、2社合わせて「PLATINUMグループ」といいます。)の代表者はSUNIL VASWANI氏で、両社は同一人物が代表者に就任しております。また、PLATINUMの100%出資株主であるPlatinum Investments(BVI) Ltd.はSUNIL VASWANI氏が大株主であり、両社は実質的に同一人物が大株主となっています。PLATINUMグループはドバイを中心に中東・アフリカ地域で貿易事業を展開しております。
(3)当該債務者等に生じた事実及びその事実が生じた年月日
2022年4月28日付の臨時報告書において、PLATINUMグループの蝶理マシナリーへの購入代金の支払いが遅延した経緯と、債権残高が7,399百万円(外貨建て債権USD58,959千を為替レート122.39 円で換算した7,216百万円及び日本円建て債権183百万円の合計)であること等をお知らせしておりました。
PLATINUMグループ向け債権は、大幅な円安が進行した結果、外貨建て債権が円換算で増加したこと、加えて、既に船積みしていた商品を売上に計上したこともあり、債権残高が10,354百万円(外貨建て債権USD74,038千を為替レート136.68円で換算した10,119百万円及び日本円建て債権234百万円の合計)となり、前回提出時点より債権金額は2,955百万円の増加となりました。
(4)当該債務者等に対する債権の種類及び金額
債権の種類債 権 金 額 等貸倒引当金額
売上債権(PLATINUM)5,753百万円575百万円
売上債権(RELIANCE)4,601百万円460百万円
合計10,354百万円1,035百万円

上記債権全額に対し、株式会社日本貿易保険(NEXI)の貿易保険を付保しております。填補率は90%であり、債権金額の10%に該当する1,035百万円が当社グループの負担相当額と見積もり、貸倒引当金を計上しております。この結果、貸倒引当金は前回提出時点比295百万円増加しました。
(5)当該事実が当該連結会社の事業に及ぼす影響
当社及び蝶理マシナリーは、引き続き売上債権の回収交渉に注力致します。上記(4)に記載の当社グループの負担相当額1,035百万円のうち、2022年3月期連結決算において739百万円を貸倒引当金繰入額として販売費及び一般管理費に計上しました。当社グループの負担相当増加額295百万円については、2023年3月期第1四半期連結決算において貸倒引当金繰入額として販売費及び一般管理費に追加計上しております。
以上