このような状況のもと、当社グループは中期計画の1年前倒し達成をめざし、業容拡大のスピードアップを図りました。具体的には、実需者と産地を結びつけた企画提案型取引の更なる拡大、新規販売先・販売方法の開拓、専任部署と営業部の連携による産地開発等を推進しました。一方で社内業務監査体制を強化し、取引の健全性の維持・不正の未然防止を図るとともに、コンプライアンス体制の確立、業務効率化のためのシステム開発などに取り組みました。その結果、売上高は前連結会計年度を79億1百万円上回る2,198億11百万円となりました。
利益面については、売上高が増加したことにより売上総利益が増加し、営業利益は前連結会計年度を19百万円上回る11億16百万円となりました。経常利益は平成25年10月1日をもって昭島地方卸売市場を閉鎖したことに伴う不動産賃貸費用(減価償却費等)が大幅に増加した前連結会計年度に比べ営業外収益(費用相殺後)が増加したため、前連結会計年度を2億87百万円上回る17億28百万円となりました。特別損益におきましては、平成23年3月発生の東日本大震災に伴う福島第1原子力発電所事故による当社グループへの損害に対する損害賠償金を東京電力株式会社から受けとった一方、固定資産除却損の発生などがあったため、5百万円の利益(損失相殺後)となりました。これらの結果、当期純利益は前連結会計年度を8億34百万円上回る9億96百万円となりました。
セグメントの業績につきましては、果実事業は、生育期の天候不良で品質が安定しなかったみかんを除き総じて作柄・品質ともに良好となり、ほぼ年間を通して高値基調で推移しました。その結果、売上高は前年同期比103%の811億81百万円、営業利益は前年同期比103%の18億98百万円となりました。野菜事業は、夏秋野菜が潤沢入荷となった10月、11月を除き価格は概ね堅調でありました。この状況下、年間を通して始終一貫した数量拡大策を実行し、売上高は前年同期比105%の1,324億3百万円、営業利益は前年同期比105%の45億77百万円となりました。またその他事業(青果物の包装資材及び青果物加工品の販売)につきましては、売上高は前年同期比96%の62億27百万円、営業損失は58百万円(前年同期は営業利益11百万円)となりました。
2015/06/26 9:40