有価証券報告書-第71期(2022/10/01-2023/09/30)
(重要な後発事象)
(取得による企業結合)
当社は、2023年11月8日開催の取締役会において、株式会社トーキンEMCエンジニアリング(以下、「トーキンEMC」)の全株式を取得し、子会社化することについて決議いたしました。
1.株式取得の理由
当社は40年以上にわたりEMC事業を手掛けており、長年培った知見による自社開発の試験システムやソフトウェアにより高いマーケットシェアを維持しています。また、これらに使用する測定器の測定確度を維持するために必要な校正サービスも提供しており、精度の高い校正を実施できるISO/IEC 17025校正機関としてA2LA (米国試験所認定協会)より認定を受けております。このたび株式を取得するトーキンEMCもまた、40年近くにわたりEMC試験※の受託サービス、EMC対策支援をはじめ、測定器校正、海外認証取得支援サービスなどを事業としています。情報通信機器から車載機器、医療機器など幅広い分野におけるEMC試験の受託サービスを提供しており、国内3か所に電波無響室を備えた計測センターを保有、車載製品試験用無響室も整備しています。また、当社と同じくトーキンEMCもA2LAより認定を受けた高精度な校正サービスを展開しています。
今回、当社がトーキンEMCを子会社化することにより、当社の主力事業の一つであるEMC分野において両社の知見・技術力を集結し、電波無響室など施設の有効運用、多様なEMC試験ニーズへの対応や先進的なソリューション開発の推進、認定校正サービスのシナジーなどにより、さらなる事業拡大を行ってまいります。
※EMC試験:電子機器が放出する電気的ノイズが他の機器へ影響を与えないこと、外部からの電気的ノイズにより電子機器の正常動作が妨害されないこと、という二つの特性を評価する電磁両立性の法規制に基づく試験。電気・電子部品を搭載する全ての機器は、EMC国際規格に基づく各国の法律に適合しなければ販売することはできず、電気自動車(EV)や自動運転(AD)/先進運転支援システム(ADAS)機能の開発が進む自動車産業においては、特に同試験の重要性が高まっている。
2.株式取得の相手方の名称
株式会社トーキン
3.被取得企業の名称、事業の内容、規模
被取得企業の名称: 株式会社トーキンEMCエンジニアリング
事業の内容: 1.EMC測定及び電磁環境測定業務
2.計測器校正及び技術アドバイス業務
3.海外認証取得支援サービス業務
資本金: 100,000千円
4.取得株式数、取得価額及び取得後の持分比率
取得株式数: 1,500株
取得価額: 460,000千円
取得後の持分比率: 100%
5.日程
取締役会決議日: 2023年11月8日
譲渡契約締結日: 2023年12月19日
株式譲渡実行日: 2024年1月1日(予定)
(2)当社は、2023年11月28日開催の取締役会において、下記のとおりRototest International AB(本社:スウェーデン・ローンニゲ、以下 Rototest社)の全株式を取得し、子会社化することについて決議いたしました。
1.株式取得の理由
近年、電動自動車(EV)、自動運転(AD)/先進運転支援システム(ADAS)、コネクテッドカーなど、技術革新が進む自動車産業では、システムがより高度化・複雑化し、開発の現場において効率的に評価を行うことが課題となっております。開発の効率化には、コンピューター上でシミュレーションするモデルベース開発(MBD)※1が必須とされ、そのシステム検証にHILS※2を導入することでさらなる開発サイクルの短縮化が期待されております。
当社は、2016年にRototest社と国内代理店契約を締結し、ハブ結合式シャシダイナモメーターシステム「ROTOTEST® Energy™」を展開しております。持ち運びやセットアップが簡便なシステムで、本システムを核とし、レーダーシミュレーターやカメラシミュレーターを組み合わせた統合システム「ドライビング&モーションテストシステム(DMTS)」を当社の自社開発製品として提供しております。
当社がRototest社を子会社化することで、核となるシャシダイナモメーターシステムも自社製品とし、複数の機能評価や施設内での実車走行による模擬試験を実現する統合システム「DMTS」の拡充を図ることで、自動車産業における開発サイクル短縮化のさらなる貢献を目指します。2023年12月には「DMTS」が一般財団法人日本自動車研究所(JARI)に納入され、HILS試験に活用される予定です。
米国においては、2022年に当社子会社の米国現地法人TOYOTech LLC が米国大手メーカーより「ROTOTEST® Energy™」を受注し採用が決定しています。米国はEV、AD/ADASの技術開発投資が活況であり、今後もさらなる需要を見込んでいます。
当社グループは、中期経営計画“TY2024”の事業戦略の一つに「M&Aによる事業拡大」を掲げており、米国に加え中国や欧州においても販売実績が豊富なRototest社を子会社化することにより、当社の自動車開発・試験ソリューションをグローバル市場に向けて、積極的に事業拡大するものです。
※1 MBD:Model Based Development。コンピューター上でパーツや実車などを再現しシミュレーションして、設計開発すること。
※2 HILS:Hardware in the Loop Simulation。ハードウェアを用いたシミュレーション。
2.株式取得の相手方の名称
Rtt Global Holdings AB
Fouriertransform AB
3.被取得企業の名称、事業の内容、規模
被取得企業の名称: Rototest International AB
事業の内容:ハブ式ダイナモメーターの開発・製造
資本金: 500,000SEK
4.取得株式数、取得価額及び取得後の持分比率
取得株式数: 99,900株
取得価額: 9,000,000EUR
取得後の持分比率: 100%
5.日程
取締役会決議日: 2023年11月28日
譲渡契約締結日: 2023年11月28日
株式譲渡実行日: 2023年11月30日
(取得による企業結合)
当社は、2023年11月8日開催の取締役会において、株式会社トーキンEMCエンジニアリング(以下、「トーキンEMC」)の全株式を取得し、子会社化することについて決議いたしました。
1.株式取得の理由
当社は40年以上にわたりEMC事業を手掛けており、長年培った知見による自社開発の試験システムやソフトウェアにより高いマーケットシェアを維持しています。また、これらに使用する測定器の測定確度を維持するために必要な校正サービスも提供しており、精度の高い校正を実施できるISO/IEC 17025校正機関としてA2LA (米国試験所認定協会)より認定を受けております。このたび株式を取得するトーキンEMCもまた、40年近くにわたりEMC試験※の受託サービス、EMC対策支援をはじめ、測定器校正、海外認証取得支援サービスなどを事業としています。情報通信機器から車載機器、医療機器など幅広い分野におけるEMC試験の受託サービスを提供しており、国内3か所に電波無響室を備えた計測センターを保有、車載製品試験用無響室も整備しています。また、当社と同じくトーキンEMCもA2LAより認定を受けた高精度な校正サービスを展開しています。
今回、当社がトーキンEMCを子会社化することにより、当社の主力事業の一つであるEMC分野において両社の知見・技術力を集結し、電波無響室など施設の有効運用、多様なEMC試験ニーズへの対応や先進的なソリューション開発の推進、認定校正サービスのシナジーなどにより、さらなる事業拡大を行ってまいります。
※EMC試験:電子機器が放出する電気的ノイズが他の機器へ影響を与えないこと、外部からの電気的ノイズにより電子機器の正常動作が妨害されないこと、という二つの特性を評価する電磁両立性の法規制に基づく試験。電気・電子部品を搭載する全ての機器は、EMC国際規格に基づく各国の法律に適合しなければ販売することはできず、電気自動車(EV)や自動運転(AD)/先進運転支援システム(ADAS)機能の開発が進む自動車産業においては、特に同試験の重要性が高まっている。
2.株式取得の相手方の名称
株式会社トーキン
3.被取得企業の名称、事業の内容、規模
被取得企業の名称: 株式会社トーキンEMCエンジニアリング
事業の内容: 1.EMC測定及び電磁環境測定業務
2.計測器校正及び技術アドバイス業務
3.海外認証取得支援サービス業務
資本金: 100,000千円
4.取得株式数、取得価額及び取得後の持分比率
取得株式数: 1,500株
取得価額: 460,000千円
取得後の持分比率: 100%
5.日程
取締役会決議日: 2023年11月8日
譲渡契約締結日: 2023年12月19日
株式譲渡実行日: 2024年1月1日(予定)
(2)当社は、2023年11月28日開催の取締役会において、下記のとおりRototest International AB(本社:スウェーデン・ローンニゲ、以下 Rototest社)の全株式を取得し、子会社化することについて決議いたしました。
1.株式取得の理由
近年、電動自動車(EV)、自動運転(AD)/先進運転支援システム(ADAS)、コネクテッドカーなど、技術革新が進む自動車産業では、システムがより高度化・複雑化し、開発の現場において効率的に評価を行うことが課題となっております。開発の効率化には、コンピューター上でシミュレーションするモデルベース開発(MBD)※1が必須とされ、そのシステム検証にHILS※2を導入することでさらなる開発サイクルの短縮化が期待されております。
当社は、2016年にRototest社と国内代理店契約を締結し、ハブ結合式シャシダイナモメーターシステム「ROTOTEST® Energy™」を展開しております。持ち運びやセットアップが簡便なシステムで、本システムを核とし、レーダーシミュレーターやカメラシミュレーターを組み合わせた統合システム「ドライビング&モーションテストシステム(DMTS)」を当社の自社開発製品として提供しております。
当社がRototest社を子会社化することで、核となるシャシダイナモメーターシステムも自社製品とし、複数の機能評価や施設内での実車走行による模擬試験を実現する統合システム「DMTS」の拡充を図ることで、自動車産業における開発サイクル短縮化のさらなる貢献を目指します。2023年12月には「DMTS」が一般財団法人日本自動車研究所(JARI)に納入され、HILS試験に活用される予定です。
米国においては、2022年に当社子会社の米国現地法人TOYOTech LLC が米国大手メーカーより「ROTOTEST® Energy™」を受注し採用が決定しています。米国はEV、AD/ADASの技術開発投資が活況であり、今後もさらなる需要を見込んでいます。
当社グループは、中期経営計画“TY2024”の事業戦略の一つに「M&Aによる事業拡大」を掲げており、米国に加え中国や欧州においても販売実績が豊富なRototest社を子会社化することにより、当社の自動車開発・試験ソリューションをグローバル市場に向けて、積極的に事業拡大するものです。
※1 MBD:Model Based Development。コンピューター上でパーツや実車などを再現しシミュレーションして、設計開発すること。
※2 HILS:Hardware in the Loop Simulation。ハードウェアを用いたシミュレーション。
2.株式取得の相手方の名称
Rtt Global Holdings AB
Fouriertransform AB
3.被取得企業の名称、事業の内容、規模
被取得企業の名称: Rototest International AB
事業の内容:ハブ式ダイナモメーターの開発・製造
資本金: 500,000SEK
4.取得株式数、取得価額及び取得後の持分比率
取得株式数: 99,900株
取得価額: 9,000,000EUR
取得後の持分比率: 100%
5.日程
取締役会決議日: 2023年11月28日
譲渡契約締結日: 2023年11月28日
株式譲渡実行日: 2023年11月30日