有価証券報告書-第39期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/25 15:13
【資料】
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【項目】
95項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、連結子会社において債権回収事業などの金融サービス事業を行っております。これにより、主に信用リスクを伴う金融資産を有しているため、当該業務の意思決定及びリスク管理に当たっては、かかるリスク評価の前提となる、顧客に関する与信チェックや審査を当社で定める基本規定に基づき的確に行い、担当責任者の承認を得て実施しております。
なお、資金調達については、主に関連当事者からの借入金により賄っております。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制
当社グループが保有する主な金融資産は、営業債権である営業貸付金、買取債権であります。
営業貸付金は、過去に貸金業を行っておりました連結子会社が保有しておりますが、現在は新規の貸付は行っておりません。
債権回収事業における買取債権については、「債権管理回収業に関する特別措置法」第2条第1項の1号・2号債権が中心であり、主な取引先は、全国の地方銀行・信用金庫・信用組合、他社サービサー、ノンバンク等となっております。また、債権の買取りに際しては、当該債権のキャッシュ・フローないし担保物件評価額をベースに個々の債権の特性を勘案しながら買取価格を算定しております。
また、未収入金は、主に関連当事者への債権譲渡によるものであります。
これらの金融資産は、顧客及び取引先の契約不履行によってもたらされる信用リスクに晒されております。そのため、当該リスクに関しては、担当部署において、リスク管理規定に従い、取引開始の前提となる債務者に関する様々な有用情報について詳細な調査・分析を行い、また、取引開始後において的確な期日管理・残高管理を行うことにより、可能な範囲で早期把握や軽減を図っております。
他方、借入金は、主に営業取引または長期的な運転資金の調達を目的としたものであり、各部署からの報告に基づき経理部が適時に資金繰計画を作成・更新することにより流動性リスクを管理しております。
(3) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
前連結会計年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
平成25年3月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含まれておりません。((注2)参照)
連結貸借対照表
計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
(1)現金及び預金1717
(2)受取手形及び売掛金1212
(3)営業貸付金1,004
貸倒引当金△579
425425
(4)買取債権5,258
貸倒引当金△4,589
668668
(5)未収入金2,5152,515
(6)未収収益159
貸倒引当金△16
143143
(7)短期貸付金656
貸倒引当金△117
539539
(8)破産更生債権等385
貸倒引当金△385
00
資産計4,3214,321
(1)短期借入金9494
(2)未払金490490
負債計585585

(注1)金融商品の時価の算定方法
資 産
(1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金、(5)未収入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(3)営業貸付金
期末日現在の残高について、回収可能性を加味した元利金の見積将来キャッシュ・フローを市場金利で割引いた現在価値を時価としております。なお、短期間に決済される営業貸付金の時価は、貸借対照表価額から貸倒引当金を控除した金額に近似していることから当該価額を時価としております。
(4)買取債権
見積将来キャッシュ・フローの現在価値に基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は連結決算日における貸借対照表価額から現在の貸倒見積高を控除した金額に近似しており、当該価額をもって時価としております。
(6)未収収益、(7)短期貸付金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額から貸倒見積高を控除した金額と近似していることから、当該価額をもって時価としております。
(8)破産更生債権等
破産更生債権等については、担保の処分見込額及び保証による回収見込額等に基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は連結決算日における貸借対照表価額から現在の貸倒見積高を控除した金額に近似しており、当該価額をもって時価としております。
負 債
(1)短期借入金、(2)未払金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
区分連結貸借対照表計上額(百万円)
非上場株式73

市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、上記の表には含めておりません。
(注3)金銭債権の連結決算日後の償還予定額
1年以内(百万円)
現金及び預金17
受取手形及び売掛金12
未収入金2,515
未収収益159
短期貸付金656
合計3,361

営業貸付金、買取債権及び破産更生債権等については、償還予定額が見込めないため、上記の表には含めておりません。
当連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
平成26年3月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含まれておりません。((注2)参照)
連結貸借対照表
計上額
(百万円)
時価
(百万円)
差額
(百万円)
(1)現金及び預金3737
(2)受取手形及び売掛金1818
(3)営業貸付金982
貸倒引当金△557
425425
(4)買取債権5,197
貸倒引当金△4,790
407407
(5)未収入金2,8902,890
(6)未収収益104104
(7)短期貸付金3434
(8)破産更生債権等609
貸倒引当金△609
00
資産計3,9173,917
(1)短期借入金1616
(2)未払金333333
負債計349349

(注1)金融商品の時価の算定方法
資 産
(1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金、(5)未収入金、(6)未収収益、(7)短期貸付金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(3)営業貸付金
期末日現在の残高について、回収可能性を加味した元利金の見積将来キャッシュ・フローを市場金利で割引いた現在価値を時価としております。なお、短期間に決済される営業貸付金の時価は、貸借対照表価額から貸倒引当金を控除した金額に近似していることから当該価額を時価としております。
(4)買取債権
見積将来キャッシュ・フローの現在価値に基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は連結決算日における貸借対照表価額から現在の貸倒見積高を控除した金額に近似しており、当該価額をもって時価としております。
(8)破産更生債権等
破産更生債権等については、担保の処分見込額及び保証による回収見込額等に基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は連結決算日における貸借対照表価額から現在の貸倒見積高を控除した金額に近似しており、当該価額をもって時価としております。
負 債
(1)短期借入金、(2)未払金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
区分連結貸借対照表計上額(百万円)
非上場株式0

市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、上記の表には含めておりません。
(注3)金銭債権の連結決算日後の償還予定額
1年以内(百万円)
現金及び預金37
受取手形及び売掛金18
未収入金2,890
未収収益104
短期貸付金34
合計3,084

営業貸付金、買取債権及び破産更生債権等については、償還予定額が見込めないため、上記の表には含めておりません。