当社企業集団の属するステンレス鋼業界におきましては、ニッケルをはじめとした原料価格が弱含みに推移するなか、流通各社は価格維持に努めたものの、ステンレス鋼市況は軟調な動きとなりました。また、全般に需要が減退傾向となったことにより、市中在庫の増加がみられ流通市場は引き続き盛り上がりに欠ける展開となりました。
このような状況のなか、当社企業集団の連結業績は、主力事業であるステンレス鋼その他金属材料の販売事業において、在庫販売に重点をおいた営業を推進するとともに、加工品やチタン等の高付加価値商品の拡販にも注力したものの販売数量の減少により、売上高は前第2四半期連結累計期間に比べ1.4%減少の26,504,863千円となりました。利益面では、販売数量の減少に加え原価上昇による利幅の縮小から売上総利益率が低下したことにより、営業利益は前第2四半期連結累計期間に比べ42.5%減少の1,266,595千円、経常利益は39.7%減少の1,445,640千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は42.1%減少の904,902千円となりました。
なお、セグメント別の状況は以下のとおりであります。
2023/11/10 10:30