有価証券報告書-第59期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)
対処すべき課題
当社は、創業100周年を迎えた平成18年に、企業行動の原点として「江守グループは、お取引先・株主・社員・地域社会の幸福のために存在する」を基本方針とする「新世紀憲章」を制定し、「Mission with Passion 責任ある仕事を、情熱を持ってやり抜く」との企業精神のもと、北陸地方を起点としアジアを主たる活動エリアとするエクセレント・カンパニーの実現を目指してまいりました。
しかしながら、平成27年3月期第3四半期に中国子会社において多額の貸倒引当金を繰入れたことを契機として、中国子会社の事業休止を決議したほか、平成27年4月30日には、国内事業(商社・日本事業及び情報事業に所属する子会社が営む事業のことをいいます。以下同様)についてスポンサーに譲渡する契約を締結し、さらに当社は民事再生手続開始の申立を行うこととなりました。
当社は現在民事再生の手続中ではありますが、このような状況の下、以下の課題に取り組んでおります。
第一に、創業以来当社と取引を継続いただいている顧客の皆様へのご迷惑を最小限に留め、また、仕入先様に対する支払い等の不安を払拭すべく、スポンサーへの速やかなグループ事業移管を進めます。国内事業8社につきましては平成27年4月30日にスポンサーへの株式譲渡等を決議し、5月29日付で譲渡等の手続きを完了しておりますが、残りの子会社につきましても中国子会社を除き事業移管先の選定を今後進める予定であり、それに伴う社員の雇用確保を目指してまいります。
次に、中国における売掛債権の回収に注力し、金融機関を中心とする債権者の皆様への弁済の極大化を目指してまいります。中国子会社においては主要得意先に対して多額の貸倒引当金を計上することとはなりましたが、ほとんどの得意先は法的に破綻しているわけではないことから、引き続き回収の努力を継続してまいります。しかしながら、これら得意先からの回収見込金額は金融機関からの債務が完済できるほどには至らず、株主の皆様に還元できる財源の確保は困難な見通しです。
株主の皆様には多大なご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。
しかしながら、平成27年3月期第3四半期に中国子会社において多額の貸倒引当金を繰入れたことを契機として、中国子会社の事業休止を決議したほか、平成27年4月30日には、国内事業(商社・日本事業及び情報事業に所属する子会社が営む事業のことをいいます。以下同様)についてスポンサーに譲渡する契約を締結し、さらに当社は民事再生手続開始の申立を行うこととなりました。
当社は現在民事再生の手続中ではありますが、このような状況の下、以下の課題に取り組んでおります。
第一に、創業以来当社と取引を継続いただいている顧客の皆様へのご迷惑を最小限に留め、また、仕入先様に対する支払い等の不安を払拭すべく、スポンサーへの速やかなグループ事業移管を進めます。国内事業8社につきましては平成27年4月30日にスポンサーへの株式譲渡等を決議し、5月29日付で譲渡等の手続きを完了しておりますが、残りの子会社につきましても中国子会社を除き事業移管先の選定を今後進める予定であり、それに伴う社員の雇用確保を目指してまいります。
次に、中国における売掛債権の回収に注力し、金融機関を中心とする債権者の皆様への弁済の極大化を目指してまいります。中国子会社においては主要得意先に対して多額の貸倒引当金を計上することとはなりましたが、ほとんどの得意先は法的に破綻しているわけではないことから、引き続き回収の努力を継続してまいります。しかしながら、これら得意先からの回収見込金額は金融機関からの債務が完済できるほどには至らず、株主の皆様に還元できる財源の確保は困難な見通しです。
株主の皆様には多大なご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。