有報情報
- #1 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
- 事業全体の状況
a.事業全体の状況
当連結会計年度の経済環境は、米中貿易摩擦の影響により米国では企業投資の落ち込みや製造活動の縮小が、また、中国では製造業の低迷が続き、国内においては輸出・生産が停滞し台風被害の影響や消費税率の引上げ等により厳しい環境が続きました。更に、第4四半期に入ってからの新型コロナウイルスの感染拡大が世界の経済活動を急速に収縮し、大幅に景況感が悪化いたしました。
半導体市場におきましても、2019年の世界半導体売上高は前年比12.1%減と大きなマイナスとなり、ITバブル崩壊で32.0%減少した2001年以来最大の落ち込みで、リーマンショック時の2009年の9.0%減を上回るマイナス幅となりました。2020年2月では、前年同月比で5.0%増と14ヵ月ぶりにプラスに転じましたが、前月比では2.4%減と4ヵ月連続のマイナスとなり、中国市場では前月比7.5%減少し新型コロナウイルスの感染拡大の影響が半導体市場に表れる結果となりました。
このような環境の下、当連結会計年度は、品目別売上高では集積回路はマイコンが産業・自動車分野を中心に減少し、前年度比8,183百万円減(15.0%減)の46,342百万円、半導体素子はパワーデバイスが自動車・産業分野等での減少により、同1,095百万円減(8.7%減)の11,520百万円、表示デバイスはOA分野等での減少により、同355百万円減 (18.8%減)の1,535百万円、その他は産業分野向けEMS等が減少し、同34百万円減 (0.4%減)の9,265百万円となりました。その結果、売上高は同9,668百万円減(12.3%減)の68,664百万円となりました。
売上原価は前年度比8,592百万円減(12.1%減)の62,449百万円。売上高に対する売上原価の比率は、売上商品構成の変化や一部高収益製品の生産中止等が影響し、前年度に比べ0.2ポイント増加し90.9%となっており、売上総利益は同1,075百万円減(14.8%減)の6,214百万円となり売上高に対する売上総利益の比率は前年度に比べ0.2ポイント減少し9.1%となっております。
販売費及び一般管理費は、研究開発費の増加や社名変更費用等を経費削減努力により吸収し、前年度比194百万円減(3.0%減)の6,276百万円となりましたが、売上総利益減少の結果、営業損失61百万円(前年度は営業利益820百万円、前年度比881百万円減)、経常利益は前年度比902百万円減(99.4%減)の5百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同631百万円減(90.6%減)の65百万円となりました。また、1株当たり当期純利益は、前年度の28.02円から2.74円となっております。
(注) 当社グループは、「電子部品関連事業」のみの単一セグメントであります。
連結業績の推移 (単位:百万円)
b.目標とする経営指標の達成状況等
当社グループは、目標とする経営指標として「ROA(総資産経常利益率)5%」「営業利益率2%」を確保することを主要な経営指標目標として定めておりますが、当連結会計年度のROAは0.0%、営業利益率は△0.1%となり、前年度のROA 2.6%、営業利益率 1.0%から悪化いたしました。これは、主に売上高減少により売上総利益が前年度比1,075百万円減(14.8%減)と大幅に減少したことによります。2020/06/25 14:54