当社の関連する住宅市場におきましては、低水準にある住宅ローン金利や省エネ住宅への補助金制度など、政府による各種住宅取得支援政策が下支えしたものの、新設住宅着工戸数においては、持家・貸家及び分譲住宅がともに低水準で推移したことに加え、相次ぐ自然災害の発生や感染症に対する不安などにより、住宅取得マインドは極度に冷え切った状態に陥るなど、住宅業界を取り巻く環境は依然として厳しく、本格的な市場の回復には未だ至らない水準で推移いたしました。
このような状況ながらも、当社は今期を最終年度とする「第10次中期経営計画(第65期~第67期)」において掲げた「自己改革を追究する企業風土の承継と発展」とのスローガンの下、「将来の発展を支えうる経営基盤の確立と進化」を基本方針として「内装金物(住まいの金物)の全般」を自社ブランドで網羅する「住空間創造企業」を目指し、主力商品群に成長したソフトクローズの機能性と利便性の更なる向上を実現するなど、当社独自の機能を持った商品群の拡充と、市場への浸透に注力したことに加え、当社の情報発信基地としての性格を持つアトムCSタワーでは、コロナ禍の収束後に備えた事業展開を推進しつつ、更にはホームページ内の「atom動画ぎゃらりー」では、新製品の施工動画を新たに追加配信するなど、主力商品について単なる商品紹介に留まることなく、職人不足が顕著な建築現場においても、施工方法や手順・調整方法などをオンライン上で明確に確認できる、動画コンテンツの拡充に努めました。併せて販売費及び一般管理費の圧縮など、調整かつ管理可能な諸施策を講じて、困難な市場環境に対応し得る営業体制とこれを支える管理体制の強化を図るべく、当面する各々の課題に取り組んで参りました結果、当第1四半期累計期間の業績は売上高2,241百万円(前年同期比13.7%減)、営業利益119百万円(前年同期比37.2%減)、経常利益121百万円(前年同期比37.8%減)、四半期純利益77百万円(前年同期比35.4%減)となりました。
②財政状態の状況
2020/11/11 9:31