有価証券報告書-第44期(令和1年6月1日-令和2年5月31日)

【提出】
2020/08/31 9:36
【資料】
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【項目】
141項目
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループはこれまで様々な産業分野におけるエレクトロニクス化の進展とともに歩み、そして発展してまいりました。一方、半導体・電子部品の卸売を行う当社グループの中核事業において、業界の再編や集約、また、メーカーの構造改革、アジアなどにおける新興メーカーの勃興等、変化は継続的に発生しております。引き続き、日々変化をする顧客ニーズにあわせ自ら絶え間ない変革を遂げ、エレクトロニクスに係わるあらゆるサービスを通じて、社会のさらなる発展及び豊かな暮らしに貢献してまいります。
当社グループは、①顧客第一主義 ②人間尊重 ③一流へのチャレンジ ④創造的革新 ⑤企業の社会的貢献の5つの経営理念を不易なる企業の土台とし、今後もあらゆるステークホルダーの皆様に感動を与え、皆様から愛される会社を目指していきたいと考えております。また、2020年4月に「健康経営宣言」を制定し、一流の健康企業を目指し、戦略的な取り組みを進めてまいります。
(2)経営戦略等
現在のような厳しい競争社会の中で企業が発展し続けるためには、時代の流れを読み、時代の先を見据えて自らを日々変革し、果断の勇気を持ち新しいことにチャレンジしていくことが必要であると考えております。また、グローバルかつ中長期的にはエレクトロニクスをコアとするソリューションサービスの需要はさらに高まることが想定され、「モノ」の販売とあわせ、「コト」も含むソリューションサービスの拡充を図り、お客様から魅力を感じていただける営業体制を絶えず追及し、お客様とともに着実な成長を遂げてまいりたいと考えております。
① コアビジネスの強化・拡大
当社グループの中核ビジネスである商社機能につきましては、今後もさらなる強化、充実を図り、国内・海外での営業基盤の拡充を推進してまいります。
・自動車、産業機器分野へのさらなるビジネスの探求
・海外拠点の強化
・EMS、IoTなどソリューションビジネスの強化
② 新規ビジネスへのチャレンジ
日々多様化する顧客ニーズを読み取り、時代の流れの先を見据え、自ら新しいビジネスを構想していくことが必要不可欠であり、積極的な新規ビジネスへのチャレンジをしてまいります。
・新しい事業分野への挑戦
・得意な分野を有するパートナーとの積極的な協業
③ 経営基盤の強化
加速するグローバル展開に備え、必要な業務スキルを高め自発的に考え行動できる人材の育成や、経営資源の効率化を図り、収益拡大を支えるためのIT活用を推進し、経営基盤の強化に努めてまいります。
・人材育成の充実と全従業員のスキル向上による生産性の向上
・ITの活用を通じた業務効率化とデジタルトランスフォーメーションの推進
・グループの再編と効率化
(3)経営環境
当社グループを取り巻く環境は、自動車産業の大きな変化や、IoT・AI・5Gの拡がり等による業界や地域の枠を破るあたらなビジネスモデルの創出の動きもあり、変化が目覚ましい環境となっております。また、新型コロナウイルス感染症や米中貿易摩擦の長期化の影響により、世界並びに日本経済の先行きは不透明であり、予断を許さない現況となっております。このような環境のもと、自動車のさらなる電動化や電子化、情報技術を活用したIoT機器などの普及において、当社グループが取り扱う半導体・電子部品・EMSなどの商品、サービスへのニーズは引き続き伸長していくものと予想され、さらなる付加価値の向上や、新しい価値提供が求められる環境となっております。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
米中貿易摩擦や、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、2018年度を初年度とする中期経営計画の策定時と比べ、世界経済や当社グループの置かれている経済環境は急激に減速をし、取り巻く社会環境も変化をしております。当社グループは今後の事業環境の変化を想定し、中核事業の強化を図るとともに、変化を予測したソリューションビジネスの拡充に努めてまいります。また、今後の市場環境の変化や受注動向なども勘案し、資産の適切な管理や効率的な経費活用を通じ、健全な経営体制の維持、強化に努めてまります。
① 営業基盤の強化
半導体・電子部品の卸売を行う当社グループの中核事業において、業界の再編や集約、また、メーカーの構造改革など大きな波が押し寄せております。当社グループは、顧客や仕入先に選ばれる企業を目指し、国内・海外におけるEMS・IoTなどのソリューションビジネスを強化するとともに、「コト」による価値創造を目指し、ソフウェアなどデジタル技術の活用をすすめ、社会や顧客の変化に対応できる人材の育成・獲得を推進し、強固な営業基盤を築いてまいります。
② 海外事業の強化・拡充
海外での半導体・電子部品・EMSの需要は年々高まってきており、中国・ASEANを中心に競争は加速していくなか、ものづくりの拠点となるフィリピンや各販売拠点との連携を高めていきます。また、海外拠点を起点とする顧客、仕入先の開拓を行い、海外事業のさらなる強化・拡充を図ってまいります。
③ 事業継続計画・リスク管理の拡充
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行に伴う経済環境の変化や、自然災害による事業・サプライチェーンへの影響、技術革新による既存事業への影響、情報管理、信用や法務面での事業リスクなどに対する備えとし、事業継続、リスク管理体制の拡充を図ってまいります。
④ 在庫リスク
半導体・電子部品メーカーなどの生産品目の変化による生産終了品の顧客への供給や、災害時における事業継続在庫など、在庫リスクは日々増加しております。当社グループはリスクの最小化に向け、顧客・仕入先と協力を図り、適切な在庫を相互に補完する体制を推進してまいります。
⑤ コーポレート・ガバナンス体制の強化
当社グループは持続的な成長を実現するために、内部統制システムの運用徹底ならびに教育を実施しており、グループ全体で継続的に実施していくことで、コーポレート・ガバナンス体制の強化に努めてまいります。
(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
2018年度を初年度とする中期経営計画(Creative Innovation 2020)の2020年度の指標目標において、当社グループの経営上の目標を判断するための指標は、連結売上高、営業利益、ROE(自己資本利益率)であります。中期経営計画(2018年6月~2021年5月)の2020年度の目標は、売上高500億円、営業利益16億円、ROE10%以上の維持・向上としておりますが、提出日現在において今後の新型コロナウイルス感染症の動静などによる当グループへの影響の合理的な予測が困難であることより、2021年5月期の連結業績予測につきましては未定とさせていただいており、今後の業績への影響を慎重に見極め、公表が可能となった時点において、速やかに開示いたします。

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