半期報告書-第68期(平成29年8月1日-平成30年7月31日)

【提出】
2018/04/13 13:45
【資料】
PDFをみる
【項目】
78項目

業績等の概要

(1)業績
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、米国の政策運営や近隣諸国の地政学リスクなどによる国内景気への影響が懸念され、景気の先行きは不透明な状況が続いております。また、個人消費においても緩やかな回復傾向で推移いたしましたが、将来不安を背景とした消費者の節約志向は依然として強く、経営環境は厳しい状況が続いております。
このような環境のなか当社グループは、紳士服等衣料事業及び不動産事業並びに飲食事業として、焼肉店及び当中間会計期間から新たにぎょうざ専門店を開始いたしました。
① 衣料事業
衣料事業に関しましては、前連結会計年度に効率的な運営を図るため1店舗に集約して営業しておりましたが、プリントTシャツの販売を認知度アップのために別店舗に分離し、現在は2店舗で営業しております。
この結果、売上高は35百万円(前年同期比24.8%増)、営業利益は3百万円(前年同期比212.6%増)となりました。
② 飲食事業
飲食事業に関しましては、牛肉等の原材料価額の高騰や人手不足による人件費等の高騰が続いており、依然として厳しい経営環境が続いております。こうしたなか、当中間連結会計期間は新たにぎょうざ専門店を新規出店し売上高の拡大を目指しましたが、前連結会計年度に1店舗閉店した影響を受け売上高は減少いたしました。
この結果、飲食事業の売上高は276百万円(前年同期比12.1%減)、営業利益は40百万円(前年同期比3.0%増)となりました。
③ 不動産事業
不動産事業に関しましては、当中間連結会計期間は賃貸業を中心に取り組んでまいり、空き室率を減少させ安定的な収益確保を目指してまいりましたが、前連結会計年度に宅地分譲が完売したことから売上高は減少いたしました。
この結果、不動産事業の売上高は30百万円(前年同期比57.2%減)と減少いたしました。また、営業利益は17百万円(前年同期比35.4%減)となりました。
これらの結果、当中間連結会計期間の業績につきましては売上高343百万円(前年同期比17.3%減)と減少しました。営業損失は23百万円(前年同期営業損失6百万円)、経常利益は49百万円(前年同期比57.8%減)と前中間連結会計期間好調であった為替差益32百万円が当中間連結会計期間は為替差損3百万円となったことなどから利益額が減少しております。親会社株主に帰属する中間純利益は、44百万円(前年同期比49.8%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ42百万円増加し926百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は42百万円(前年同期は資金23百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益47百万円、有価証券運用益33百万円、投資有価証券売却益39百万円、その他16百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は90百万円(前年同期は資金74百万円の獲得)となりました。これは主に、有価証券の取得と売却による純増加74百万円、投資有価証券の売却による収入41百万円、貸付金の回収による収入35百万円、敷金及び保証金の差入による支出58百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金はありません(前年同期は資金0百万円の獲得)。