有価証券報告書-第18期(2024/03/01-2025/02/28)

【提出】
2025/05/30 15:30
【資料】
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【項目】
172項目
③戦略
(a)マテリアリティの特定
当社は、環境・社会課題と当社グループの事業活動の関連性を明確にするなかで、「企業と社会の持続的成長」および「持続可能な社会」の実現に資するテーマをマテリアリティ(重要課題)として特定し、2018年以降、中期経営計画策定のタイミングで見直すこととしています。
2024年度からスタートした今中期経営計画の策定においては、マテリアリティへの取り組みを課題解決にとどまらず企業成長に結びつけていくため、事業戦略と融合させ推進することを前提に、JFRグループ重要リスクや経営環境を取り巻く社会の変化などを踏まえて見直しを行い、5つのテーマを特定しました。
当社は、マテリアリティへの取り組みを通じて、リテール事業を中心に3つの共創価値「感動共創」「地域共栄」「環境共生」を提供し続ける“価値共創リテーラーグループ”への変革を目指します。
※ JFRグループ重要リスクについては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。
[5つのマテリアリティ]
・くらしにワクワクをプラスする
・地域の活力を高める
・環境と共に生きる社会をつくる
・価値共創するパートナーを増やす
・多様な人財を輝かせる
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(b)マテリアリティのコミットメント
当社は、社会課題の解決は、多くの人と企業の共通テーマであり、競う「競争」ではなく、共に創る「共創」であってこそ、社会に対するインパクトを持つと考えています。これまでのマテリアリティへの取り組みは、自社の事業活動の中で出来ることが中心でしたが、今後は、事業戦略と融合させ、従業員と共にこれまで以上に多くのお客様やお取引先様などのステークホルダーを巻き込み、取り組みの輪を広げていきます。そうすることで、社会の持続性だけではなく、当社の事業機会の創出、企業としての持続的成長もあわせて獲得していけるものと考えています。
5つのマテリアリティにおけるコミットメントは以下のとおりです。
マテリアリティコミットメントアウトプット
くらしに
ワクワクを
プラスする
価値観が多様化するなか、人びとの心を動かすモノやコト、これらとの新たな出会いの場や空間を提供し、生活者一人ひとりのWell-Beingと心豊かでワクワクする未来のくらしを提案する。・質の高い商品やサービス
・心躍るコンテンツ
地域の活力を
高める
当社の重点7エリアをはじめ各地域との結びつきを強化し、地域コミュニティ、行政、NPO等と共に、地域の活力を高め、持続可能な街づくりを行う。また、地域の魅力を発掘・発信することで、街に集う人びとにワクワクするあたらしい体験を提供する。・街のにぎわい
・地域コミュニティの活性化
環境と共に
生きる社会を
つくる
2050年ネットゼロ目標達成に向けて、サプライチェーン全体の脱炭素化とサーキュラー・エコノミーの推進の両輪で取り組む。また、自社単独の取り組みにとどまらず、価値共創パートナーと共に、持続可能な社会づくりに誰もが貢献できる機会を提供し、働きかけを行う。・温室効果ガス排出量削減
・循環型ビジネス
価値共創する
パートナーを
増やす
持続可能な社会の実現に向けて、サステナビリティに対する思いや考えを共有し、人権デューデリジェンスなどの社会的責任とともに、「感動共創」「地域共栄」「環境共生」の価値創出に向けたパートナー基盤をつくる。・業種業界を超えた幅広いパートナーシップ
・持続可能なサプライチェーン
多様な人財を
輝かせる
ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンやワーク・ライフ・インテグレーションをはじめ従業員一人ひとりが活躍できる環境や仕組みを整え、意志・意欲や能力を最大限に引き出し、人財と企業の持続的な成長を実現する。・働きやすさと働きがい