有価証券報告書-第75期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/28 13:46
【資料】
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【項目】
134項目

経営上の重要な契約等

(1) Canopius AGの株式譲渡
当社は、2017年9月1日付で、当社の連結子会社であるCanopius AG(2018年1月4日にSompo Canopius AGから商号変更)の普通株式100.0%を譲渡する株式譲渡契約を、Centerbridge Partners, L.P.の関連会社が運営するファンドが出資する英国王室属領ジャージー島法人であるFortuna Holdings Limitedと締結しました。
また、本株式譲渡契約に基づき、2018年3月9日に同社の株式を譲渡いたしました。対象会社の概要、株式譲渡の理由は、以下のとおりであります。
① 対象会社の概要
商号:Canopius AG(以下「Canopius社」といいます。)
所在地:スイス
事業内容:保険持株会社
資本金:100,000スイスフラン
設立年月日:2003年10月24日
② 株式譲渡の理由
2017年3月のEndurance Specialty Holdings Ltd.グループの買収により、同社と同じロイズビジネスを有するCanopius社の経営体制を維持することは、当社グループとして戦略的一貫性、効率性、ブランドの統一感を欠くことになるほか、性急かつ無理に統合することはCanopius社の企業価値を毀損することとなります。
これらを総合的に勘案した結果、Canopius社にかかる事業を譲渡することが当社の資本効率を高め株主価値を最大化するとともに、同社にとっても最適な選択肢であるという判断によるものです。
(2) セゾン自動車火災保険株式会社とそんぽ24損害保険株式会社の合併
いずれも当社の連結子会社であるセゾン自動車火災保険株式会社(以下「セゾン自動車火災」といいます。)とそんぽ24損害保険株式会社(以下「そんぽ24」といいます。)は、2018年2月22日開催のセゾン自動車火災の取締役会と2018年2月23日開催のそんぽ24の取締役会において、両社における株主総会での承認、関係当局の認可等を前提に両社が合併することを決定しました。
なお、合併契約書の締結は2019年1月に、合併の期日は2019年7月を目処としております。合併の目的、合併の方法等は、以下のとおりであります。
① 合併の目的
当社、セゾン自動車火災およびそんぽ24は、損害保険業界を取り巻く経営環境の変化を踏まえ、国内損害保険事業の効率性と収益性の向上を目指した検討・協議を重ねてまいりました。
その結果、通販型自動車保険マーケットにおいて高い競争力を有するセゾン自動車火災を存続会社として当社グループ内の通販損害保険会社2社を合併するものであります。
② 合併の方法
セゾン自動車火災を存続会社とし、そんぽ24を消滅会社とする吸収合併を予定しております。
③ 引継資産・負債の状況
セゾン自動車火災は、合併の期日において、そんぽ24の資産、負債およびその他一切の権利義務を継承する予定であります。
④ 存続会社および消滅会社の概要
存続会社消滅会社
商号セゾン自動車火災保険株式会社そんぽ24損害保険株式会社
資本金31,010百万円19,000百万円
主要な事業の内容国内損害保険事業国内損害保険事業

⑤ 合併後の新会社の概要
商号セゾン自動車火災保険株式会社
資本金31,010百万円(予定)
主要な事業の内容国内損害保険事業

(3) 立川ビルの売却
当社は、2018年3月2日開催の取締役会において、当社のシステム開発部門等が入居する立川ビル(東京都立川市)を売却することを決定し、2018年3月16日付で売買契約を締結しております。
また、本売買契約に基づき、同日付で立川ビルを売却いたしました。なお、同ビル売却後、10年間の賃貸借契約を締結し、同ビルを賃借しております。
対象物件の概要および売却の理由は、以下のとおりであります。
① 対象物件の概要
所在地東京都立川市曙町二丁目302番地
土地7,188.33平方メートル
建物46,313.75平方メートル
売却時帳簿価額44,609百万円(土地・建物の合計)
建築年月日1994年12月15日

② 売却の理由
当社のシステム開発部門の拠点として、大規模開発用サーバーの設置等をしておりましたが、この開発用サーバーを移設するとともに、今後のシステム開発部門の拠点整理や不動産市況等を勘案した結果によるものであります。