訂正有価証券報告書-第82期(2024/04/01-2025/03/31)
イ.原動力となる人的資本(グループ共通)
a.SOMPOのパーパス浸透のアプローチ
SOMPOグループでは、SOMPOのパーパス実現に向けた原動力は社員一人ひとりであるという考えのもと、社員一人ひとりが自らの人生の目的である「MYパーパス」に突き動かされ、内発的動機に基づくチャレンジを繰り返すことで、イノベーションを創出できるよう取り組んでまいりました。その取組みにおいては、価値観の多様性を積極的に受け入れ、社員一人ひとりが働くうえでまずは自分自身の「MYパーパス」に向き合うことが重要であるというアプローチを採用しております。2024年度には、グループの企業理念体系を見直し、SOMPOのパーパスをより分かりやすい表現に改めました。今後もさらなる浸透に向け、継続して取り組んでまいります。
b.人材戦略方針
SOMPOのパーパス実現に向けて、中期経営計画では「すべての社員にとって誇りと幸せを実感できる」、「自律的なキャリアや成長が実感できる」、「MYパーパスを追求できる」をキーワードに、人事制度を整備するとともに、取組みを拡充しております。その過程においては「コーポレートカルチャー変革」、「グループ人材強化」、「人事制度の進化と人材基盤の拡充」を重点戦略として位置づけました。今後もこれらの重点戦略を基軸に、社員と会社がともに成長できる環境をつくるとともに、さらなる経営基盤の強化を目指してまいります。

「コーポレートカルチャー変革」
再言語化したパーパスをはじめとするグループの企業理念体系を核とし、「社員が声をあげられる、多様な意見が受け入れられる」コーポレートカルチャーへ変革しております。
新たな企業理念体系においては、グループすべての役員・社員が大切にしたいものの根幹を成す「誠実」「自律」「多様性」を、「SOMPOの価値観」として定め、パーパス実現に向けてグループ全体で取り組んでいくうえでの判断・行動の拠り所としました。

この「SOMPOの価値観」を起点に、日々の期待行動を導きだし、「グループ共通コンピテンシー」をこれと整合的に見直しました。
当社では、企業理念体系とこれまでの価値観を整理して「新しい損保ジャパンの目指す姿」を策定し、新たな価値基準として「私たちの5つの約束」を定めました。「グループ共通コンピテンシー」や「私たちの5つの約束」を踏まえ、人事評価における着眼点を再構築することで、マネジメント登用や社員の評価、採用基準などに反映させ、浸透を図るとともに実効性の向上に取り組んでおります。これらの価値観を根底に、社員一人ひとりが思ったことを率直に伝え合う「対話のカルチャー」、一人ひとりの多様な頑張りを認め合う「承認のカルチャー」、変化の激しい世の中に対応するため、自身の強みを伸ばし専門性を高めるための「学びのカルチャー」を実現するとともに、日々の様々な意思決定や判断に多様な考えを生かしていく「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI)」浸透に取り組むことで、当社の持続的成長を後押しするカルチャー変革を実現してまいります。

カルチャー変革に向けた具体的な取組みとして、SOMPOグループでは、グループとしての多様性・一体感のさらなる醸成に向け、多様な事業の人と人をつなぎ、多様な想いをつなぐイベントウィークである「SOMPO Week 2024」を開催しました。また、当社では経営上の意思決定における多様性向上を目指し、リーダー職以上の女性比率を2027年までに20%以上とする数値目標を設定しました。さらに、障害者※雇用促進やLGBTQ+理解浸透等の取組みを通じ、あらゆる人が活躍できる環境整備に努めるとともに、全ての根底にある心身の健康の維持・増進、人権の尊重にも引き続き取り組んでまいります。
※「障害の社会モデル」の考えに準拠し、当社では「障害者」と表記しております。
「人材強化」
SOMPOグループおよび各事業の経営戦略の遂行に必要な人材ポートフォリオを明確にし、グループの人材強化を進めております。
2024年度には、SOMPOグループおよび各事業の経営戦略の遂行に必要な人材ポートフォリオ構築に向け、300億円規模の「SOMPO人材ファンド」を設立し、育成・採用等のグループ人材投資を拡大しております。また、各事業のCHROや人事部門のほか、グループCEOをはじめとした関連部門の役員等が参加し、サクセッション・プランにもとづく育成や、各専門領域別の人材強化等を協議する「人材ラウンドテーブル」を2024年度から開催し、あるべき人材ポートフォリオの構築やそれに向けた人材への投資につなげております。そして、これらの人材強化をグループ横断で下支えする基盤として、社員の自発的な学びを支援するグループ共通の学習管理システム「SOMPO Learning Hub」を導入しました。
当社では、当社の持続的な成長を支える人材の安定的な採用に向けて、各都道府県に採用活動の推進役として採用アンバサダーを設置し、新卒採用においては全国各地でのインターンシップやセミナーの開催、中途採用においては2023年12月に導入したリファラル採用の活用など、採用力の強化に向けた取組みを推し進めております。また、人が育ち、組織が自走することで成長への原動力を生み出すことを人材育成の目指す姿と定め、その実現に向けては、若手社員向けの人材育成プログラム「InnovationZ」をはじめとした階層別・世代別にデザインした研修プログラムの実施や企業内オンライン大学「損保ジャパン大学」による時間や場所に捉われない幅広い学びの機会の提供など、各種施策を展開しております。
さらに、当社社員の専門性向上に向け、損保ジャパン大学への新コンテンツ「プロトレ」の追加やコマーシャル営業の変化・進化を実現していく人材に必要な知識などを体系的に学ぶことができる「SOMPOコマーシャルアカデミー」の展開などに取り組んでおります。
こうした取組みを通じて、社内外を問わずビジネスパーソンとして真に実力が高い人材の育成に注力し、当社の持続的な企業価値向上を実現してまいります。
「人事制度の進化と人材基盤の拡充」
SOMPOグループでは、コーポレートカルチャー変革やグループ人材強化を支える、グループベースでの人事制度・体制の整備に向け、人事戦略の土台である「MYパーパスの追求」と連動する、自己選択型のキャリア形成を支援する制度をグループで拡充しております。
当社では、希望の部署に応募できる社内公募制度「ジョブ・チャレンジ制度」の導入等により、自律的なキャリア形成の支援に注力するとともに、高い専門性を必要とする本社の特定領域・部門における高度専門人材の獲得を目的として、職員区分「職員(プロフェッショナルジョブ型)」を新設しました。また、従業員持株会制度や企業型確定拠出年金のマッチング拠出制度等を導入しており、金融リテラシーをより高め、自律的な資産形成をさらに支援していくべく、ファイナンシャル・ウェルビーイングの取組みも強化しております。
a.SOMPOのパーパス浸透のアプローチ
SOMPOグループでは、SOMPOのパーパス実現に向けた原動力は社員一人ひとりであるという考えのもと、社員一人ひとりが自らの人生の目的である「MYパーパス」に突き動かされ、内発的動機に基づくチャレンジを繰り返すことで、イノベーションを創出できるよう取り組んでまいりました。その取組みにおいては、価値観の多様性を積極的に受け入れ、社員一人ひとりが働くうえでまずは自分自身の「MYパーパス」に向き合うことが重要であるというアプローチを採用しております。2024年度には、グループの企業理念体系を見直し、SOMPOのパーパスをより分かりやすい表現に改めました。今後もさらなる浸透に向け、継続して取り組んでまいります。
b.人材戦略方針
SOMPOのパーパス実現に向けて、中期経営計画では「すべての社員にとって誇りと幸せを実感できる」、「自律的なキャリアや成長が実感できる」、「MYパーパスを追求できる」をキーワードに、人事制度を整備するとともに、取組みを拡充しております。その過程においては「コーポレートカルチャー変革」、「グループ人材強化」、「人事制度の進化と人材基盤の拡充」を重点戦略として位置づけました。今後もこれらの重点戦略を基軸に、社員と会社がともに成長できる環境をつくるとともに、さらなる経営基盤の強化を目指してまいります。

「コーポレートカルチャー変革」
再言語化したパーパスをはじめとするグループの企業理念体系を核とし、「社員が声をあげられる、多様な意見が受け入れられる」コーポレートカルチャーへ変革しております。
新たな企業理念体系においては、グループすべての役員・社員が大切にしたいものの根幹を成す「誠実」「自律」「多様性」を、「SOMPOの価値観」として定め、パーパス実現に向けてグループ全体で取り組んでいくうえでの判断・行動の拠り所としました。

この「SOMPOの価値観」を起点に、日々の期待行動を導きだし、「グループ共通コンピテンシー」をこれと整合的に見直しました。
当社では、企業理念体系とこれまでの価値観を整理して「新しい損保ジャパンの目指す姿」を策定し、新たな価値基準として「私たちの5つの約束」を定めました。「グループ共通コンピテンシー」や「私たちの5つの約束」を踏まえ、人事評価における着眼点を再構築することで、マネジメント登用や社員の評価、採用基準などに反映させ、浸透を図るとともに実効性の向上に取り組んでおります。これらの価値観を根底に、社員一人ひとりが思ったことを率直に伝え合う「対話のカルチャー」、一人ひとりの多様な頑張りを認め合う「承認のカルチャー」、変化の激しい世の中に対応するため、自身の強みを伸ばし専門性を高めるための「学びのカルチャー」を実現するとともに、日々の様々な意思決定や判断に多様な考えを生かしていく「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI)」浸透に取り組むことで、当社の持続的成長を後押しするカルチャー変革を実現してまいります。

カルチャー変革に向けた具体的な取組みとして、SOMPOグループでは、グループとしての多様性・一体感のさらなる醸成に向け、多様な事業の人と人をつなぎ、多様な想いをつなぐイベントウィークである「SOMPO Week 2024」を開催しました。また、当社では経営上の意思決定における多様性向上を目指し、リーダー職以上の女性比率を2027年までに20%以上とする数値目標を設定しました。さらに、障害者※雇用促進やLGBTQ+理解浸透等の取組みを通じ、あらゆる人が活躍できる環境整備に努めるとともに、全ての根底にある心身の健康の維持・増進、人権の尊重にも引き続き取り組んでまいります。
※「障害の社会モデル」の考えに準拠し、当社では「障害者」と表記しております。
「人材強化」
SOMPOグループおよび各事業の経営戦略の遂行に必要な人材ポートフォリオを明確にし、グループの人材強化を進めております。
2024年度には、SOMPOグループおよび各事業の経営戦略の遂行に必要な人材ポートフォリオ構築に向け、300億円規模の「SOMPO人材ファンド」を設立し、育成・採用等のグループ人材投資を拡大しております。また、各事業のCHROや人事部門のほか、グループCEOをはじめとした関連部門の役員等が参加し、サクセッション・プランにもとづく育成や、各専門領域別の人材強化等を協議する「人材ラウンドテーブル」を2024年度から開催し、あるべき人材ポートフォリオの構築やそれに向けた人材への投資につなげております。そして、これらの人材強化をグループ横断で下支えする基盤として、社員の自発的な学びを支援するグループ共通の学習管理システム「SOMPO Learning Hub」を導入しました。
当社では、当社の持続的な成長を支える人材の安定的な採用に向けて、各都道府県に採用活動の推進役として採用アンバサダーを設置し、新卒採用においては全国各地でのインターンシップやセミナーの開催、中途採用においては2023年12月に導入したリファラル採用の活用など、採用力の強化に向けた取組みを推し進めております。また、人が育ち、組織が自走することで成長への原動力を生み出すことを人材育成の目指す姿と定め、その実現に向けては、若手社員向けの人材育成プログラム「InnovationZ」をはじめとした階層別・世代別にデザインした研修プログラムの実施や企業内オンライン大学「損保ジャパン大学」による時間や場所に捉われない幅広い学びの機会の提供など、各種施策を展開しております。
さらに、当社社員の専門性向上に向け、損保ジャパン大学への新コンテンツ「プロトレ」の追加やコマーシャル営業の変化・進化を実現していく人材に必要な知識などを体系的に学ぶことができる「SOMPOコマーシャルアカデミー」の展開などに取り組んでおります。
こうした取組みを通じて、社内外を問わずビジネスパーソンとして真に実力が高い人材の育成に注力し、当社の持続的な企業価値向上を実現してまいります。
「人事制度の進化と人材基盤の拡充」
SOMPOグループでは、コーポレートカルチャー変革やグループ人材強化を支える、グループベースでの人事制度・体制の整備に向け、人事戦略の土台である「MYパーパスの追求」と連動する、自己選択型のキャリア形成を支援する制度をグループで拡充しております。
当社では、希望の部署に応募できる社内公募制度「ジョブ・チャレンジ制度」の導入等により、自律的なキャリア形成の支援に注力するとともに、高い専門性を必要とする本社の特定領域・部門における高度専門人材の獲得を目的として、職員区分「職員(プロフェッショナルジョブ型)」を新設しました。また、従業員持株会制度や企業型確定拠出年金のマッチング拠出制度等を導入しており、金融リテラシーをより高め、自律的な資産形成をさらに支援していくべく、ファイナンシャル・ウェルビーイングの取組みも強化しております。