有価証券報告書-第64期(平成29年3月1日-平成30年2月28日)

【提出】
2018/05/25 16:28
【資料】
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【項目】
96項目

対処すべき課題

当面のわが国経済は、好調な外需や国内の堅調な雇用を背景に、引き続き緩やかな成長が見込まれるものの、依然として地政学的リスクは解消しておらず、さらに国際政治の混乱により、楽観は許されない状況にある。
このような経済環境のもと、主業である「建物賃貸事業」については、「世界貿易センタービル」「ThinkPark Tower」とも高い入居率を確保しており、今後も入居率の維持と賃料水準の改善に努める所存である。
「建物管理受託事業」については、人手の確保に努め、効率的な運営を目指す所存である。
「その他の事業」については、ブライダル事業が引き続き厳しい事業環境にあるが、接客体制の強化、広告宣伝の見直し等により立て直しを図る所存である。コンファレンス事業は、新規顧客の開拓等により受注件数の一層の向上を目指す所存である。展望台事業は、眺望悪化による影響を最小限に抑えるよう、更なる観光客の誘致に取り組む所存である。駐車場・バスターミナル事業についても、建替工事の物理的な影響による収益の減少をカバーすべく、経費の削減に努める所存である。
また、平成25年3月に都市計画決定された都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)における中心的事業である現「世界貿易センタービル」の建替事業については、従来より必要な諸手続きを進めてきたが、昨年9月に予定どおり現「世界貿易センタービル」南側の当社敷地内で、新「世界貿易センタービル」南館の建設に着手した。