有価証券報告書-第91期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/29 12:20
【資料】
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【項目】
107項目

有報資料

(1) 業績
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
経常利益
(百万円)
親会社株主に帰属する
当期純利益
(百万円)
平成28年3月期33,3752,0773,6832,298
平成29年3月期33,8502,8053,1522,051
増減率(%)1.435.0△14.4△10.8

当連結会計年度におけるわが国経済は、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響が懸念されたものの、政府の経済政策等による雇用情勢や所得環境の改善から、緩やかな回復基調が続きました。また、当社グループの業績に影響を与えるテレビの広告市況につきましては、総じて堅調に推移しました。
このような事業環境の下、当社グループの当連結会計年度の売上高は、338億50百万円と前期比1.4%の増収、営業利益は28億5百万円と前期比35.0%の増益となりましたが、営業外収益において、前期には一時的な受取配当金が発生したことから、その反動減により、経常利益は31億52百万円と前期比14.4%の減益、親会社株主に帰属する当期純利益は20億51百万円と前期比10.8%の減益となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
放送関連不動産関連その他
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
平成28年3月期30,4641,0851,4898731,420118
平成29年3月期30,8481,7311,5819731,420123
増減率(%)1.359.66.211.50.03.8

(注)売上高については、セグメント間の取引を相殺消去しております。
〈放送関連〉
当セグメントは、当社、㈱CBCテレビ、㈱CBCラジオ、㈱CBCクリエイションならびに㈱シー・ウェーブで構成されます。
「放送関連」は、クロスメディア収入やイベント収入が減少した一方で、テレビスポット収入やラジオスポット収入が増加したことにより、売上高は308億48百万円(前期比1.3%増)となりました。特にテレビスポット収入は、名古屋地区投下量が前期を上回る中、好調な視聴率が後押しとなり、地区投下量の増加率を上回る水準で推移しました。
利益面では、テレビ、ラジオのスポット収入増加が寄与し、営業利益は17億31百万円(前期比59.6%増)となりました。
CBCグループの中核をなすテレビ事業は、視聴率向上とともに、東海エリアや全国への情報発信で地上波放送のプレゼンスを高めることを目指しました。当期の年間平均視聴率は、全日帯(6:00~24:00)が7.9%(前期比+0.7ポイント)の2位、ゴールデンタイム(19:00~22:00)が11.8%(前期比+0.5ポイント)の2位、プライムタイム(19:00~23:00)が11.7%(前期比+0.5ポイント)の3位と、いずれも前期を上回りました。
テレビ開局60周年事業として「60サンキュー!」プロジェクト(4月~3月)を展開しました。視聴者から寄せられた60の企画を番組作りやイベントに生かし、地域に根ざした、地域の情報インフラとして地域社会に貢献しました。
レギュラー番組では、報道情報番組『イッポウ』(月~金曜 16:52~19:00放送)が前期に引き続いて年間平均視聴率が同時間帯1位を記録、情報生ワイド番組『なるほどプレゼンター!花咲かタイムズ』(土曜 9:25~11:30放送)は前期を超える9.5%を獲得して9年連続で同時間帯1位となり、全日帯の高視聴率に貢献しています。また、情報生ワイド番組『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(月~金曜 13:55~15:58放送)も、年間平均視聴率は東海地区で5.5%(前期比+1.5ポイント)、放送開始2年目を迎えた関東地区でも3.4%(前期比+1.2ポイント)と伸ばしています。放送エリアは昨年4月からの仙台地区に続いて、今年4月からは山陰地区にも広がり、ローカルの枠を越えた全国に通用する情報番組の新たな形を構築しています。
その一方で、放送事業を取り巻く環境は、メディアの多様化、若年層を中心にしたテレビの見られ方や、コンテンツに対するニーズの変化などの課題を抱えています。民放公式テレビポータル「TVer」に『旅ずきんちゃん』などを配信したほか、動画サービス「LINE LIVE」を使った放送と通信のコラボレーション、「Yahoo!ニュース」へのニュース提供を新たに始め、様々な伝送路を使って番組や情報を提供し、接触機会を増やすとともにコンテンツの価値を最大化するよう取り組みました。
さらに、4K・8K放送に対応するため、当社グループは、伊勢神宮の1年を4Kカメラで撮影した特別番組『伊勢神宮・命あふるる神々の森 五十鈴川を行く』を制作し、地上波で放送しました(11月)。放送に先駆けて伊勢志摩サミットの会場でも紹介し、国内外から高い評価を得ました。
また、恒例の男子ゴルフ『第57回中日クラウンズ』(4月~5月)や『第39回名古屋国際音楽祭』(5月~7月)をはじめ、50年前に当社がザ・ビートルズを招聘したことにちなんだ『ザ・ビートルズ来日50周年記念コンサート「THE TRIBUTE」』(6月)や『リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンド』(10月)、『ゴッホとゴーギャン展』(1月~3月)などを開局60周年事業として開催しました。加えて、『フランケンシュタイン』(2月)などのミュージカルにも取り組みました。
ラジオ事業は、地域に密着した身近なパーソナルメディアとして、「地域No.1ラジオ局」を目指しました。その結果、6月と12月の2回行なわれた中京圏ラジオ個人聴取率調査(12才~74才)では、総合・平日・日曜平均で1位を獲得しました。
CBCラジオ開局65周年として『ドリームマッチ』を制作、つボイノリオと山下達郎など、CBCラジオと全国の人気パーソナリティがラジオをテーマに語り合う魅力あふれる対話番組を実現させました。また、有害鳥獣駆除の実態や狩猟者の心の葛藤を描いたドキュメンタリー『贄の森』が、第42回放送文化基金賞において、テレビ・ラジオを通じて初めてとなる最優秀賞を受賞しました。また、『開局65周年 CBCラジオ夏まつり2016』(7月)が23万3千人を動員するなど、イベントを通しても、ラジオの魅力をアピールしました。
ラジオを聴いたことがない若年層にもラジオを認知させていくための新たな取り組みとして、BOYS AND MENらが「LINE LIVE」で放送と同時に動画配信をする『LINE LIVE×(コラボ)』を実施しました。また「radiko」では過去1週間以内に放送された番組を後から聴くことのできる「タイムフリー聴取機能」が始まりました。
さらに、ローカルラジオ局初の試みとして番組情報サイト「RadiChubu(ラジチューブ)」を開設しました。これは、番組の音声を文字に起こし、その最後に「radikoタイムフリー」のリンクを貼った記事を「RadiChubu」などで配信するもので、読んだ人が後から音声としても聴くことができる仕組みです。この「音声コンテンツの記事化」により、新しい番組の認知向上・拡散に挑戦しています。
また、グループ各社を蜘蛛の巣状につなげ、相互にリソースを活用する「Webフォーメーション」体制をいかして、新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいます。その一例として、当期も三河山間地域誘客促進事業「山里の魅力創造社」プロジェクトを展開しました。CBCクリエイションが奥三河の魅力を伝える番組やイベントを企画、CBCテレビで『旅MAX~山里の魅力創造社』(10月~2月)などを放送しました。
〈不動産関連〉
当セグメントは、当社と㈱千代田会館ならびに㈱CBCビップスで構成されます。
「不動産関連」は、東京の賃貸ビルにおいてテナントからの賃料収入が増加したことから、売上高は15億81百万円(前期比6.2%増)となりました。
利益面では、増収効果に加え、減価償却費が減少したことから、営業利益は9億73百万円(前期比11.5%増)となりました。
なお、3月には、不動産賃貸事業における収益の拡大と、当社グループの成長に向けた新たな事業拠点を持つことを目的として、名古屋駅エリアに位置する不動産を取得しました。
〈その他〉
ゴルフ場事業を営む㈱南山カントリークラブ、保険代理業などを営む㈱CBCビップスならびにタクシー業を営む文化交通㈱で構成される「その他」は、売上高が前期から微増となる14億20百万円、営業利益は1億23百万円(前期比3.8%増)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
平成28年3月期平成29年3月期増減額
(百万円)(百万円)(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー2,7723,9821,209
投資活動によるキャッシュ・フロー△1,241△5,055△3,814
財務活動によるキャッシュ・フロー△849△1,085△236
現金及び現金同等物の増減額682△2,158△2,840
現金及び現金同等物の期首残高14,48615,168682
現金及び現金同等物の期末残高15,16813,010△2,158

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて21億58百万円減少し、130億10百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は39億82百万円となりました。これは、法人税等の支払額が13億27百万円あった一方で、税金等調整前当期純利益31億55百万円や減価償却費11億30百万円を計上し、さらに退職給付に係る負債の増加額が4億56百万円、売上債権の減少額が2億34百万円、その他の資産の減少額が2億24百万円となったことなどによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は50億55百万円となりました。これは、信託受益権の償還による収入10億円があった一方で、有形及び無形固定資産の取得による支出56億45百万円や投資有価証券の取得による支出5億62百万円があったことなどによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は10億85百万円となりました。これは、配当金の支払額6億85百万円や預り保証金の返還による支出4億78百万円があったことによるものです。

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