①経営成績の状況
当連結会計年度のわが国経済は、2020年から続く新型コロナウイルス感染症、ウクライナ情勢、物価高騰などの影響を受けたものの、2022年の国内総広告費は社会のデジタル化を背景に好調なインターネット広告費の成長に支えられ、前年比104.4%となった。媒体別ではインターネット広告費が、前年比114.3%と広告市場の成長を牽引したものの、ラジオ・テレビ・新聞・雑誌のマスコミ四媒体の広告費は前年を上回ったのがラジオのみ(前年比102.1%)で、テレビ (同98.0%)、新聞 (同96.9%) 雑誌 (同93.1%)はいずれも前年を下回った。一方、全体に占める割合は小さいものの、インターネットラジオ「radiko」などのラジオデジタル広告費は前年比157.1%、 民放公式動画サービスプラットフォーム「TVer」などのテレビメディアデジタル広告費は同140.9%など、マスコミ四媒体由来のデジタル広告費は大きく伸長した。こうした状況の中、連結売上高は6,716,073千円(前期同期比5.6%減)、連結経常損失は385,202千円(前期は連結経常損失110,550千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は381,363千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失は45,985千円)となった。
当社は開局70年の節目に構内の整備が完了し、4月に「tbc 杜の中の放送局」としてグランドオープンした。この「tbc杜の中の放送局」から良質なコンテンツを発信し、地域一番局としての歩みを着実に進めるべく「はやく、ただしく、おもしろく。」のスローガンに沿って様々な取り組みを進めてきた。事業環境の大きな変化に適切に対処するウィズコロナを推し進め、4月には「tbc桜まつり」を20年ぶりに開催し、5月にはラジオ・テレビで「仙台国際ハーフラマソン大会」を生放送、7月には「tbc夏まつり」を3年ぶりにリアル開催した。 一方、社内横断的な組織として「デジタル推進委員会」を立ち上げてデジタルリテラシーの強化を図り、JNN系列の新たなニュースサイト「NEWS DIG」や「TVer」「radiko」「You Tube」等のインターネットを通じた配信に積極的に取り組んだ結果、デジタル関連での収益は前期比425.6%となった。
2023/06/20 12:01