半期報告書-第92期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
有報資料
(1) 業績
当中間連結会計期間の日本経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、米国の政策動向など海外経済の不確実性や金融資本市場の変動に不安要因があるものの、緩やかな回復基調で推移し、個人消費にも持ち直しの動きがみられている。
当社グループ(当社及び連結子会社)においては、㈱毎日放送(MBS)のテレビの視聴率がゴールデン・プライム帯で前年同期を上回り、全日帯では前年と同じく2位を維持する一方で、ゴールデン帯でも平成18年度下半期以来10年半ぶりの2位浮上を果たすなど、視聴率向上を背景に積極的な営業活動を展開した結果、業績が改善した。
テレビは視聴率の回復に加え、MBS発の全国ネット枠が1枠増えたことや、ローカルタイムで上半期としては過去最高の売上高を収めたことなどにより、増収となった。ラジオの売上高は前期まで4期連続で増収であったが、当上半期に入って一転、法律事務所からの出稿減の影響を強く受けて苦戦を強いられ、減収となった。
この結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高338億24百万円と前中間連結会計期間に比べて8億83百万円(2.7%増)の増収となった。利益については、営業利益7億73百万円と前中間連結会計期間に比べて1億22百万円(18.9%増)の増益、経常利益12億99百万円と前中間連結会計期間に比べて1億92百万円(17.4%増)の増益、親会社株主に帰属する中間純利益は10億55百万円と前中間連結会計期間に比べて2億87百万円(37.4%増)の増益となった。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりである。
① 放送事業
当社グループの中核をなす毎日放送(MBS)のテレビは自社制作のGP帯(ゴールデン・プライム帯)の全国ネット番組が好調を維持している。視聴率は全日帯が2年連続で2位だったことに加え、ゴールデン帯が10年半ぶりの2位浮上を果たした。木曜19時『プレバト!!』は上半期平均視聴率が15.1%で7半期連続の同時間帯1位、また、営業セールスで重視される関東地区の平均視聴率も12.6%と2半期連続の同時間帯1位を獲得した。このほか、日曜22時『林先生が驚く初耳学!』も10.9%と二ケタを維持している。春の改編では、全国ネットアニメ枠を日曜17時から土曜6時半に移行させ、日曜17時では新たな全国ネットバラエティ『所さんお届けモノです!』をスタートさせた。ローカル番組では『ちちんぷいぷい』の視聴率が14年連続で同時間帯1位となった。
番組コンクールでは『映像'17沖縄さまよう木霊~基地反対運動の素顔』が平成29年日本民間放送連盟賞のテレビ報道番組部門で優秀を受賞、「地方の時代」映像祭・放送局部門で優秀賞を受賞した。また、連盟賞では技術部門で「FPUだけでなくSNGやIP回線にも対応 マルチルートTSスプライサーの開発」が優秀を受賞した。これは移動中継において映像や音声を極めて安定的に送れるようにするもので、マラソン中継だけではなく災害時のヘリコプター中継などでも威力を発揮する機器である。
在阪他社に先駆けてスタートしたインターネットでの無料見逃し配信事業「動画イズム」は、無料動画配信サービス「TVer」などとも連携することで売上も徐々に増え順調に成長している。また、この上半期にはライブ配信機能を加え、スポーツのライブ配信などを行った。昨年末に立ち上げた有料配信プラットフォーム「動画イズム444」は、番組ラインナップを145タイトル2,239エピソードとし拡充を続けている。今後は無料プラットフォームとのシステム統合を行うなど集客を図る方針である。
営業面では視聴率の好調維持を受け好成績だった。タイムセールスは、ネットタイムで木曜『プレバト!!』が系列を代表する人気番組に成長してセールス額を伸ばしたことに加え、MBS発の全国ネット枠が1枠増えたことなどで前年同期よりも売上を伸ばすことができた。ローカルタイムも『ちちんぷいぷい』内でのセールスを強化したことなどにより、上半期としては過去最高の売上を収めた。さらに番組販売収入、商品化権収入、番組配信収入などその他の収入も前年同期を大きく上回ったため、タイム全体では109億0百万円(前年同期比113.1%)と前年同期を上回った。一方、スポットセールスは152億71百万円(同99.6%)と、好調だった前年同期にはわずかに及ばなかったが、在阪4局におけるシェアは前年同期を0.3ポイント上回った。この結果、テレビ部門の当中間連結会計期間の売上高は261億72百万円(同104.8%)となった。
毎日放送(MBS)ラジオの4月改編では総放送時間の18.5%を改編した。昨シーズンに聴取率が好調だったタイガース戦中継の勢いを確かなものにするため、デーゲームのない土曜午後のリクエスト番組にも野球実況担当の井上雅雄アナウンサーを起用してリニューアルし、「With Tigers」のコンセプトをさらに強化した。また、在阪局で唯一、気象情報部を持つMBSの強みを活かすため、昼帯の2つのワイド番組の天気予報枠で気象情報部のお天気キャスターがスタジオに出演するスタイルに変えたほか、阪神甲子園球場での野球中継の際には球場周辺のピンポイント予報を発信するなど積極的な連動に取り組んだ。
番組コンクールでは、ラジオドキュメンタリー『語り部をやめたい~94歳の夏』が平成29年日本民間放送連盟賞ラジオ報道番組部門で最優秀を受賞、ギャラクシー賞ラジオ部門でも選奨を受賞したほか、『ラジオドラマ「5拍子の福音」』が連盟賞ラジオエンターテインメント番組部門で優秀を受賞、ギャラクシー賞ラジオ部門でも選奨を受賞した。さらに、局PRのキャンペーンスポットCM『MBSラジオには浜村淳がいる』が連盟賞CM部門ラジオCM第2種で優秀を受賞した。
ラジオ部門の当中間連結会計期間の売上高は16億91百万円(前年同期比89.0%)で前年同期を下回った。売上高は前期まで4期連続で増収であったが、当上半期に入って、法律事務所からの出稿減の影響を強く受け、苦戦した。番組内でパーソナリティが商品などを紹介する生CMや、番組と連動したイベントセールスに積極的に取り組むとともに、セールスにおける抜本的な対策を練っている。ラジオは、昨年スタートしたFM補完放送(ワイドFM)や、タイムフリーやシェアラジオなど機能の強化が続く「radiko.jp」といったサービス拡充により進化を続けていて、新しいリスナーの獲得に努めている。
当社グループの番組制作会社である㈱MBS企画は、番組制作の受注が増加するなどして上半期としては過去最高の売上高となった。また、㈱放送映画製作所もスポーツ中継番組などの制作が好調で、過去最高の売上高を記録した。衛星放送の㈱GAORAは北海道日本ハムファイターズと阪神タイガースのプロ野球中継やテニス中継が吸引力のあるコンテンツとなり、前年同期には過去最高の売上高を記録したが、当期はカーレースの「インディ500」での佐藤琢磨選手の日本人初優勝を独占生中継するなどして視聴者層を広げ、売上高は前年同期比99.5%と好調を維持している。
上記の結果に放送関連事業を加味した売上高は337億12百万円と前中間連結会計期間に比べ8億84百万円(2.7%増)増収となり、セグメント利益は7億51百万円と前中間連結会計期間に比べ1億22百万円(19.5%増)の増益となった。
② その他
スポーツ施設への入場者数が減少した結果、その他の売上高は1億12百万円と前中間連結会計期間に比べ1百万円(1.1%減)減収となったが、管理費の削減等により、セグメント利益は16百万円と前中間連結会計期間に比べて微増益(4.8%増)となった。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、主に税金等調整前中間純利益の増加、有価証券の取得による支出の減少等により、20億3百万円増加(前期末比12.5%増)した。この結果、当中間連結会計期間末における資金は、180億4百万円となった。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において、営業活動の結果得られた資金は、87百万円増加し、32億62百万円(前年同期比2.8%増)となった。これは、主に税金等調整前中間純利益が増加したこと等によるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において、投資活動の結果使用した資金は、43億56百万円減少し、4億15百万円(前年同期比91.3%減)となった。これは、主に有価証券の取得による支出の減少等によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において、財務活動の結果使用した資金は、配当金の支払額が増加したこと等により、84百万円増加し、8億43百万円(前年同期比11.1%増)となった。
当中間連結会計期間の日本経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、米国の政策動向など海外経済の不確実性や金融資本市場の変動に不安要因があるものの、緩やかな回復基調で推移し、個人消費にも持ち直しの動きがみられている。
当社グループ(当社及び連結子会社)においては、㈱毎日放送(MBS)のテレビの視聴率がゴールデン・プライム帯で前年同期を上回り、全日帯では前年と同じく2位を維持する一方で、ゴールデン帯でも平成18年度下半期以来10年半ぶりの2位浮上を果たすなど、視聴率向上を背景に積極的な営業活動を展開した結果、業績が改善した。
テレビは視聴率の回復に加え、MBS発の全国ネット枠が1枠増えたことや、ローカルタイムで上半期としては過去最高の売上高を収めたことなどにより、増収となった。ラジオの売上高は前期まで4期連続で増収であったが、当上半期に入って一転、法律事務所からの出稿減の影響を強く受けて苦戦を強いられ、減収となった。
この結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高338億24百万円と前中間連結会計期間に比べて8億83百万円(2.7%増)の増収となった。利益については、営業利益7億73百万円と前中間連結会計期間に比べて1億22百万円(18.9%増)の増益、経常利益12億99百万円と前中間連結会計期間に比べて1億92百万円(17.4%増)の増益、親会社株主に帰属する中間純利益は10億55百万円と前中間連結会計期間に比べて2億87百万円(37.4%増)の増益となった。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりである。
① 放送事業
当社グループの中核をなす毎日放送(MBS)のテレビは自社制作のGP帯(ゴールデン・プライム帯)の全国ネット番組が好調を維持している。視聴率は全日帯が2年連続で2位だったことに加え、ゴールデン帯が10年半ぶりの2位浮上を果たした。木曜19時『プレバト!!』は上半期平均視聴率が15.1%で7半期連続の同時間帯1位、また、営業セールスで重視される関東地区の平均視聴率も12.6%と2半期連続の同時間帯1位を獲得した。このほか、日曜22時『林先生が驚く初耳学!』も10.9%と二ケタを維持している。春の改編では、全国ネットアニメ枠を日曜17時から土曜6時半に移行させ、日曜17時では新たな全国ネットバラエティ『所さんお届けモノです!』をスタートさせた。ローカル番組では『ちちんぷいぷい』の視聴率が14年連続で同時間帯1位となった。
番組コンクールでは『映像'17沖縄さまよう木霊~基地反対運動の素顔』が平成29年日本民間放送連盟賞のテレビ報道番組部門で優秀を受賞、「地方の時代」映像祭・放送局部門で優秀賞を受賞した。また、連盟賞では技術部門で「FPUだけでなくSNGやIP回線にも対応 マルチルートTSスプライサーの開発」が優秀を受賞した。これは移動中継において映像や音声を極めて安定的に送れるようにするもので、マラソン中継だけではなく災害時のヘリコプター中継などでも威力を発揮する機器である。
在阪他社に先駆けてスタートしたインターネットでの無料見逃し配信事業「動画イズム」は、無料動画配信サービス「TVer」などとも連携することで売上も徐々に増え順調に成長している。また、この上半期にはライブ配信機能を加え、スポーツのライブ配信などを行った。昨年末に立ち上げた有料配信プラットフォーム「動画イズム444」は、番組ラインナップを145タイトル2,239エピソードとし拡充を続けている。今後は無料プラットフォームとのシステム統合を行うなど集客を図る方針である。
営業面では視聴率の好調維持を受け好成績だった。タイムセールスは、ネットタイムで木曜『プレバト!!』が系列を代表する人気番組に成長してセールス額を伸ばしたことに加え、MBS発の全国ネット枠が1枠増えたことなどで前年同期よりも売上を伸ばすことができた。ローカルタイムも『ちちんぷいぷい』内でのセールスを強化したことなどにより、上半期としては過去最高の売上を収めた。さらに番組販売収入、商品化権収入、番組配信収入などその他の収入も前年同期を大きく上回ったため、タイム全体では109億0百万円(前年同期比113.1%)と前年同期を上回った。一方、スポットセールスは152億71百万円(同99.6%)と、好調だった前年同期にはわずかに及ばなかったが、在阪4局におけるシェアは前年同期を0.3ポイント上回った。この結果、テレビ部門の当中間連結会計期間の売上高は261億72百万円(同104.8%)となった。
毎日放送(MBS)ラジオの4月改編では総放送時間の18.5%を改編した。昨シーズンに聴取率が好調だったタイガース戦中継の勢いを確かなものにするため、デーゲームのない土曜午後のリクエスト番組にも野球実況担当の井上雅雄アナウンサーを起用してリニューアルし、「With Tigers」のコンセプトをさらに強化した。また、在阪局で唯一、気象情報部を持つMBSの強みを活かすため、昼帯の2つのワイド番組の天気予報枠で気象情報部のお天気キャスターがスタジオに出演するスタイルに変えたほか、阪神甲子園球場での野球中継の際には球場周辺のピンポイント予報を発信するなど積極的な連動に取り組んだ。
番組コンクールでは、ラジオドキュメンタリー『語り部をやめたい~94歳の夏』が平成29年日本民間放送連盟賞ラジオ報道番組部門で最優秀を受賞、ギャラクシー賞ラジオ部門でも選奨を受賞したほか、『ラジオドラマ「5拍子の福音」』が連盟賞ラジオエンターテインメント番組部門で優秀を受賞、ギャラクシー賞ラジオ部門でも選奨を受賞した。さらに、局PRのキャンペーンスポットCM『MBSラジオには浜村淳がいる』が連盟賞CM部門ラジオCM第2種で優秀を受賞した。
ラジオ部門の当中間連結会計期間の売上高は16億91百万円(前年同期比89.0%)で前年同期を下回った。売上高は前期まで4期連続で増収であったが、当上半期に入って、法律事務所からの出稿減の影響を強く受け、苦戦した。番組内でパーソナリティが商品などを紹介する生CMや、番組と連動したイベントセールスに積極的に取り組むとともに、セールスにおける抜本的な対策を練っている。ラジオは、昨年スタートしたFM補完放送(ワイドFM)や、タイムフリーやシェアラジオなど機能の強化が続く「radiko.jp」といったサービス拡充により進化を続けていて、新しいリスナーの獲得に努めている。
当社グループの番組制作会社である㈱MBS企画は、番組制作の受注が増加するなどして上半期としては過去最高の売上高となった。また、㈱放送映画製作所もスポーツ中継番組などの制作が好調で、過去最高の売上高を記録した。衛星放送の㈱GAORAは北海道日本ハムファイターズと阪神タイガースのプロ野球中継やテニス中継が吸引力のあるコンテンツとなり、前年同期には過去最高の売上高を記録したが、当期はカーレースの「インディ500」での佐藤琢磨選手の日本人初優勝を独占生中継するなどして視聴者層を広げ、売上高は前年同期比99.5%と好調を維持している。
上記の結果に放送関連事業を加味した売上高は337億12百万円と前中間連結会計期間に比べ8億84百万円(2.7%増)増収となり、セグメント利益は7億51百万円と前中間連結会計期間に比べ1億22百万円(19.5%増)の増益となった。
② その他
スポーツ施設への入場者数が減少した結果、その他の売上高は1億12百万円と前中間連結会計期間に比べ1百万円(1.1%減)減収となったが、管理費の削減等により、セグメント利益は16百万円と前中間連結会計期間に比べて微増益(4.8%増)となった。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、主に税金等調整前中間純利益の増加、有価証券の取得による支出の減少等により、20億3百万円増加(前期末比12.5%増)した。この結果、当中間連結会計期間末における資金は、180億4百万円となった。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において、営業活動の結果得られた資金は、87百万円増加し、32億62百万円(前年同期比2.8%増)となった。これは、主に税金等調整前中間純利益が増加したこと等によるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において、投資活動の結果使用した資金は、43億56百万円減少し、4億15百万円(前年同期比91.3%減)となった。これは、主に有価証券の取得による支出の減少等によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において、財務活動の結果使用した資金は、配当金の支払額が増加したこと等により、84百万円増加し、8億43百万円(前年同期比11.1%増)となった。