有価証券報告書-第98期(平成28年1月1日-平成28年12月31日)

【提出】
2017/03/31 11:06
【資料】
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【項目】
75項目

有報資料

(1) 業績
当事業年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善などを背景に、景気は全体として緩やかな回復基調を維持いたしましたが、一方で消費支出の伸び悩みや新興国経済の減速懸念等、先行きは依然不透明な状況が続いております。
京都のホテル業界におきましては、政府の観光立国に向けた諸施策を背景とした訪日外国人客数の増加に加え、国内の個人、団体客数も順調に推移し、宿泊部門は引き続き好調を維持いたしました。一方、宴会、レストラン部門におきましては、企業収益や雇用環境の改善が宴会需要や個人消費に直結せず、不透明な景況感のなか、全体としては足踏み状態となっております。
このような環境下、当社におきましても、国内外からの宿泊需要の継続に加え、単価の上昇もあいまって宿泊部門は引き続き好調を維持いたしました。また宴会部門は、婚礼宴会におきまして大型宴会の獲得増もあり、前年売上を上回りました。一般宴会におきましては、件数増加の反面、人数、単価の減少のため、前年売上を下回りました。レストラン部門では、不採算店舗を閉鎖したことに伴い前年比売上高は大幅に減少いたしました。
この結果、当期の売上高は10,707百万円(前年比58百万円減)となりました。一方、収益面におきましては、不採算部門からの撤退、原価管理の強化をはじめ諸経費の削減に引き続き努めました結果、営業利益613百万円(前年比51百万円増)、経常利益339百万円(前年比170百万円増)、当期純利益261百万円(前年は当期純損失278百万円)となりました。
ホテル事業の部門別の営業概況は次のとおりです。
(宿泊部門)
京都ホテルオークラにおきましては、国内エージェント経由の個人・団体ともに堅調に推移したことにより、客室稼働率は既往最高であった前年実績を若干下回りましたが、販売単価の上昇もあいまって、売上高は前年比124百万円増となりました。
からすま京都ホテルにおきましては、年初、客室改装工事に伴う販売制限がありましたが、その後、国内エージェント経由の団体・個人客が順調に推移した上、販売単価の上昇もあり、売上高は前年比72百万円増となりました。
これらの結果、宿泊部門全体の売上高は3,602百万円(前年比5.8%増)となりました。
(宴会部門)
京都ホテルオークラの一般宴会は、件数はわずかに前年を上回ったものの、単価、人数減により前年を下回る売上となりました。一方、婚礼宴会におきましては、件数は前年並でしたが、人数、単価が大きく増加しました結果、売上高は前年を上回りました。これにより京都ホテルオークラの宴会部門の売上高は前年比76百万円増となりました。
からすま京都ホテルでは、一般宴会の件数、人数・単価ともに前年を上回りました結果、売上高は前年比11百万円増となりました。
この結果、宴会部門全体の売上高は3,471百万円(前年比2.6%増)となりました。
(レストラン部門)
京都ホテルオークラでは、館内レストランにおきまして、店舗改装効果があらわれた中国料理「桃李」やトップラウンジ「オリゾンテ」が好調に推移しましたが、惣菜販売を撤退した影響もあり、カフェ「レックコート」で大きく減収となったことにより、売上高は前年比35百万円減となりました。また、館外レストランにおきましては、京都ホテルオークラ別邸「粟田山荘」が順調に推移しましたが、不採算でありました「京都ホテルオークラ1888(高島屋京都店内)」「新町1888」「ザ・ガーデン岡崎」「レストランオリゾンテ(京都府立医大病院店)」の閉鎖を実施した結果、売上高は前年比210百万円減となりました。これにより京都ホテルオークラのレストラン部門の売上高は前年比246百万円減となりました。
からすま京都ホテルでは、中国料理「桃李」、お食事処「入舟」が堅調に推移しましたが、前年の9月に閉店しました「レックコート」の売上減が影響し、売上高は前年比6百万円減となりました。
この結果、レストラン部門全体の売上高は3,052百万円(前年比7.6%減)となりました。
(その他部門)
その他部門の売上高は581百万円(前年比13.5%減)となりました。売上減少の大きな要因は不採算となっておりました「病院食事業」を2015年3月で撤退したことによるものです。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、売上等による収益の増加及び増資などにより前事業年度末に比べ152百万円増加し、当事業年度末には1,512百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は842百万円(前年同期比68百万円の減少)となりました。これは利息の支払いが259百万円あったものの、減価償却費が769百万円などがあったことによるものです。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は381百万円(前年同期比339百万円の支出の増加)となりました。これは有形固定資産の取得が369百万円などあったことによるものです。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は308百万円(前年は156百万円の資金の増加)となりました。これは主に長期借入金等の借換えにより借入額が13,700百万円あったものの、返済額が13,916百万円あったことによるものです。

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