有価証券報告書-第64期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/24 11:17
【資料】
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【項目】
53項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。財務諸表の作成に当たっては、決算日における資産・負債の報告数値および偶発資産・負債の開示、ならびに報告期間における収入・費用の報告数字に影響を与える見積りについては、過去の実績や状況に応じ、合理的と見られる見積りおよび判断によって行っています。
(2)当事業年度の経営成績の分析
来場者総数は34,793名で前年比1,021名減少(2.9%減)したが、少子高齢化などによるゴルフ人口の減少及びプレー料金の低廉化が進む厳しい営業環境が続く中、営業収益は656,785千円、前期比10,148千円(1.5%減)の減収となりました。当事業年度におきましては、来場者の減少などにより、当期純利益は前事業年度と比較して40,083千円減益となりました。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
天候不順及び台風、冬季の降雪によるクローズ等により、来場者数の減少及びプレー料金の低価化が経営成績に重要な影響があります。
(4)戦略的現状と見通し
ゴルフ人口の減少などの影響によりプレー料金の低廉化が進み、ゴルフ場間の集客競争は一段と激しさを増しておりますので、より一層、ソフト、ハード面の向上に努め来場者の増加をはかっております。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
第63期に続いての黒字計上となり、キャッシュ・フローの現金及び現金同等物の残が前期比11,153千円増加して当期末の残高は423,056千円となり、黒字計上を続けるためにも収支の均衡をはかることが必要になっております。キャッシュ・フロー状況は、「1業績等の概要、(2)キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。
(6)経営者の問題意識と今後の方針について
当社の経営陣は、現在のゴルフ界の事業環境が厳しく、来場者数が健全経営を維持できる数に達していないと思っております。来場者増加を図ること及び諸経費の圧縮に取組みながら、サービスの質を低下させることなく、健全経営の強化に努めております。