半期報告書-第49期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2017/12/22 10:46
【資料】
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【項目】
48項目

業績等の概要

当社には子会社がなくゴルフ場経営しか行っておりませんので、セグメントの記載はしておりません。
(1)業績
当中間会計期間における我が国経済は、輸出の増加、五輪関連や生産性向上に関する設備投資の増加などを背景として穏やかな回復基調で推移いたしました。その一方で、人手不足による労働コストの増加、物価の上昇基調や北朝鮮問題などの地政学リスクもあって、先行き不透明な状況が続き、景気回復は予断を許さない状況が続いております。
ゴルフ場業界は、若年層によるゴルフ離れが加速し、ゴルフ人口は年々減少傾向にあります。こうした動向を受け近年のゴルフ場は来場者の減少に苦しんでおり、その対策としてプレー料金の平日割引、各種優待、その他過剰なサービスの提供など様々な方法を講じて増員を図っております。
このような状況の中、当ゴルフ場は、良好なコース維持を第一として、フェアウェイ・グリーンなどの保守管理に全力を注ぐとともに植樹など行い自然環境にも配慮してまいりました。また、ゴルフ場施設の改修や事務所のバックアップ体制の強化のため、パソコンやエアコンなどへの投資も行いました。一方、来場者の増員策としては、一人予約及び薄暮ハーフプレーの導入や、他地域のゴルフ場との業務提携を進めるなどの諸施策を実施してまいりました。
以上の結果、当中間会計期間の業績は、売上高は162,753千円(前年同期比100.3%)となり、経常利益は11,997千円(前年同期比345.0%)、中間純利益は8,611千円(前年同期比399.3%)となりました。
(注) 上記金額には消費税等は含まれておりません。
(2)キャッシュ・フロー
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下資金という)は、営業活動によるキャッシュ・フローが19,260千円増加しましたが、投資活動によるキャッシュ・フローが240,987千円減少したことにより、前事業年度末に比べ221,727千円減少し、当中間会計期間末には167,760千円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は19,260千円(前年同期は27,958千円)となりました。
その主な要因は、税引前中間純利益11,532千円、減価償却による内部留保8,649千円、その他の流動負債の増加13,106千円などにより資金が流入した一方で、売上債権の増加額2,844千円、法人税等の支払額3,751千円などにより資金が流出したことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果減少した資金は240,987千円(前年同期は199,911千円の流出)となりました。これは有形固定資産の取得による支出5,587千円、定期預金の預入による支出235,400千円によるものであります。