半期報告書-第80期(平成27年1月1日-平成27年12月31日)

【提出】
2015/09/29 11:21
【資料】
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【項目】
45項目

業績等の概要

(1) 業績
当中間会計期間における我が国の経済は、企業収益が大企業を中心に改善するなかで、雇用・所得環境の好転がみられ、穏やかな回復傾向で推移いたしました。
しかし、中国をはじめとする新興国経済の景気減速、国際情勢の緊迫化等、先行きの不透明感により、個人消費や企業の設備投資は慎重な状況で推移しました。
ゴルフ場業界におきましては、少子高齢化等によるゴルフ人口の減少が続く一方で、料金値下げによる集客の争いに拍車がかかり、厳しい経営環境は依然として続いております。
当ゴルフ場では、降雪・積雪の影響により5日間のクローズがございましたが、昨年の19日間のクローズに比べ大幅に営業日数を拡大する事ができた結果、当中間会計期間における営業日数は159日(前年同期比11日増)となりました。来場者数は、会員4,605名、ゲスト8,900名の合計13,505名となり、前年実績13,296名と比較して209名の増となりました。しかしながら、ゲストのお客様の来場が前年に比べて130名以上減少しており、収入及び単価が下がる大きな要因となっております。
なお、安定した財務体制と賢牢な経営基盤を構築するべく、平成27年1月より年会費を値上げさせていただいた結果、年会費収入においては前年同期比約20,000千円以上の収入増となりました。
その結果、当中間会計期間における営業収入は、329,263千円(前年同期比8.0%増)となりました。
営業費用は、来場者増に伴う人件費の増加などはありましたが、コース維持を自社で行うことや同費用の当中間会計期間での発生が少なかったことなどの結果、446,626千円(前年同期比4.7%減)となりました。従いまして、営業損失は117,362千円(前中間は営業損失163,896千円)となりました。
また、当中間会計期間における新規入会者に伴う入会金収入が63,000千円(前年同期比52.3%減)と前中間会計期間に比べ大幅に減少したことにより、経常損失は52,067千円(前中間は経常損失26,541千円)となりました。
結果、法人税・住民税及び事業税を計上した後の中間純損失は、54,565千円(前中間は中間純損失33,111千円)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ、48,170千円減少の491,034千円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における資金の減少は、24,236千円(前中間会計期間は26,324千円の増加)となりました。主な減少要因は、税引前中間純損失53,420千円、未払消費税10,573千円、増加要因は減価償却費37,650千円及び前受金11,002千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における資金の減少は、19,876千円(前中間会計期間は、2,440千円の減少)であります。主な減少要因は有形固定資産の取得による支出18,793千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間における財務活動による資金の減少は、4,057千円(前中間会計期間は3,987千円の減少)であります。これは、リース債務の返済によるものであります。