有価証券報告書-第28期(2024/01/01-2024/12/31)

【提出】
2025/03/28 15:33
【資料】
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【項目】
171項目
36. 売上収益
(1) 収益の分解
① 顧客との契約及びその他の源泉から認識した収益
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2023年1月1日
至 2023年12月31日)
当連結会計年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
顧客との契約から認識した収益1,705,5161,866,345
その他の源泉から認識した収益365,799412,888
合計2,071,3152,279,233

(注) その他の源泉から認識した収益には、IFRS第9号に基づく利息及び配当収益等やIFRS第17号に基づく保険料等収入が含まれています。IFRS第17号に基づく保険収益は、注記37. 保険収益をご参照ください。
② 分解した収益とセグメント収益の関連
前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)
(単位:百万円)
セグメント
インターネット
サービス
フィンテックモバイル合計
主要な
サービスライン
楽天市場及び楽天トラベル491,426--491,426
Rakuten Rewards140,105--140,105
楽天24108,810--108,810
楽天ブックス67,922--67,922
楽天カード-206,309-206,309
楽天証券-103,949-103,949
楽天銀行-97,866-97,866
楽天モバイル--219,513219,513
Rakuten Symphony Singapore(注)2--32,68832,688
楽天エナジー(注)3--50,84450,844
その他385,048153,34713,488551,883
合計1,193,311561,471316,5332,071,315
顧客との契約から認識した収益1,193,311195,672316,5331,705,516
その他の源泉から認識した収益-365,799-365,799

(注) 1 グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しています。
2 当連結会計年度における『Rakuten Symphony Singapore』の金額的重要性が増したため、前連結会計年度ではモバイルセグメントにおいて「その他」収益に含めて表示していた『Rakuten Symphony Singapore』の収益を区分表示しています。この結果、前連結会計年度の「その他」の収益46,176百万円は、『Rakuten Symphony Singapore』の収益32,688百万円、「その他」の収益13,488百万円に区分して表示しています。
3 IAS第20号に基づく政府補助金を売上収益に含めて表示しています。
当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
(単位:百万円)
セグメント
インターネット
サービス
フィンテックモバイル合計
主要な
サービスライン
楽天市場及び楽天トラベル510,947--510,947
Rakuten Rewards157,903--157,903
楽天24111,547--111,547
楽天ブックス58,374--58,374
楽天カード-219,308-219,308
楽天証券-120,198-120,198
楽天銀行-119,240-119,240
楽天モバイル--262,908262,908
Rakuten Symphony Singapore--62,29762,297
楽天エナジー(注)2--39,69739,697
その他428,449175,29913,066616,814
合計1,267,220634,045377,9682,279,233
顧客との契約から認識した収益1,266,864221,513377,9681,866,345
その他の源泉から認識した収益356412,532-412,888

(注) 1 グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しています。
2 IAS第20号に基づく政府補助金を売上収益に含めて表示しています。
なお、利息及び配当収益等はIFRS第9号に基づき売上収益として計上しています。
前連結会計年度において、IFRS第9号に基づく楽天カード、楽天証券及び楽天銀行の売上収益はそれぞれ155,565百万円、59,138百万円及び68,612百万円です。当連結会計年度において、IFRS第9号に基づく楽天カード、楽天証券及び楽天銀行の売上収益はそれぞれ166,704百万円、73,581百万円及び86,554百万円です。
(2) 契約残高
当社グループの契約残高の内訳は、以下のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度期首
(2023年1月1日)
前連結会計年度
(2023年12月31日)
当連結会計年度
(2024年12月31日)
顧客との契約から生じた債権(注)1
受取手形及び売掛金364,186377,992421,649
割賦契約等に基づく売掛債権(注)22,599,5042,817,0253,211,066
その他の金融資産146,051141,890150,666
合計3,109,7413,336,9073,783,381
契約負債(注)317,78839,65829,534

(注) 1 顧客との契約から生じた債権について認識した減損損失の額は、前連結会計年度において売上債権2,175百万円及びカード事業の貸付金8,316百万円、当連結会計年度において売上債権4,484百万円及びカード事業の貸付金9,503百万円です。
2 顧客のクレジットカード利用による割賦契約等に基づく売掛債権であり、連結財政状態計算書上は「カード事業の貸付金」に計上しています。当該債権には、当社グループが収受する手数料が含まれています。
3 契約負債については、連結財政状態計算書上は「その他の負債」に計上しています。
契約負債は、当社グループが履行義務の充足前に対価を受領しているものであり、履行義務は契約期間にわたり時の経過につれて、もしくは契約の進捗に応じて充足され、収益として認識されることで減少します。
当社グループにおいて契約負債として計上されているものは、主としてOpen RANベースの通信インフラプラットフォーム、サービス等の開発・提供に関する収入の繰延、『楽天市場』における出店サービスに関する収入の繰延及び楽天カードにおけるカード会員からの年会費収入の繰延です。
当連結会計年度に認識した収益のうち、期首現在の契約負債残高に含まれていたものは32,295百万円(前連結会計年度は15,666百万円)です。また、前連結会計年度及び当連結会計年度において、過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から認識した収益の額に重要性はありません。
(3) 残存履行義務に配分した取引価格
当社グループでは、残存履行義務に配分した取引価格の注記にあたって実務上の便法を適用し、個別の予想契約期間が1年以内の契約については注記の対象に含めていません。未充足の履行義務は、主にOpen RANベースの通信インフラプラットフォーム、サービス等の開発・提供に関するものです。前連結会計年度末及び当連結会計年度末において、当該残存履行義務に配分した取引価格の総額は、それぞれ114,214百万円及び77,891百万円であり、Open RANベースの通信インフラプラットフォーム、サービス等の開発・提供の進捗に応じて収益を認識しています。これらは今後60ヶ月にわたって発生すると見込んでいます。なお、当該Open RANベースの通信インフラプラットフォーム、サービス等の開発・提供に関する収益はモバイルセグメントのRakuten Symphony Singapore及び「その他」にて計上されています。
(4) 顧客との契約の獲得又は履行のためのコストから認識した資産
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2023年12月31日)
当連結会計年度
(2024年12月31日)
契約獲得のためのコストから認識した資産99,221101,412
契約履行のためのコストから認識した資産23,85025,292
合計123,071126,704

前連結会計年度及び当連結会計年度において、当社グループが契約コストから認識した資産から生じた償却費は、それぞれ23,300百万円及び26,345百万円です。