有価証券報告書-第36期(令和1年10月1日-令和2年9月30日)
文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)グループ企業理念
当社グループは創業精神「CMIC’S CREED」を踏まえて、グループの方向性を示す3つの軸「ミッション・ビジョン・バリュー」を制定しております。当社グループの企業としての使命、社会に対してどう貢献していくのか、企業としての理想の姿を示し、そのためにどのような価値観に基づいて行動すべきかを役職員が共有し、グループ総合力を高めることで、広く人々の健康や医療の進歩に寄与する社会価値の創出を追求していきます。社会価値の創出は経済価値の向上を伴うものと考えられるため、ステークホルダーの皆様に理解と信頼を得ながら、グループの持続的な成長を目指します。
ミッション:シミックは、画期的なソリューションを通してヘルスケアに新たな価値を創造し、必要とされる医療やケアシステムを1日でも早く届けます
ビジョン :世界中の誰もがより健康でその人らしい生活を送るため、ヘルスケアの革新に貢献します
バリュー :W&3C
WELLBEING その瞬間を生ききる
Change 常識に安住せず変革する
Challenge 新たな視点で可能性を切り拓く
Communication 人や社会へ積極的に働きかける
(2)経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
医薬品業界においては、“患者により適した医療”の提供に向けて、技術革新や産官学連携による革新的医薬品の創出が期待される一方で、2021年度から毎年薬価改定が実施されるなど、薬価引下げ圧力が強まっています。製薬企業はM&Aを活用した開発パイプラインの拡充に注力しており、新規の創薬基盤技術を活用した医薬品開発や、予防から診断、治療、予後に至る疾患のトータルケアへの取り組み等も行われています。第四次産業革命と称される人工知能(AI)やIoTなどの新たなテクノロジーは社会全体に大きな変革をもたらしています。ヘルスケア分野においても、デジタル治療やオンライン診療が導入されるなど、医療のあり方や健康に対する個人の価値観が変化する中で、産官学民が連携して少子高齢化社会に対するイノベーションに取り組んでいます。新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大は、社会経済から個人の価値観まで広範囲にわたり多大な影響を及ぼしており、ヘルスケア分野においてデジタル化の進展とイノベーションを加速させるものと考えられます。
この急速に変化する外部環境に対し、当社グループでは中期計画(FY2019-2021)の重点取組事項(①PVCモデルの加速、②グローバル化の促進、③ヘルスケアビジネスの創出)の諸施策を推進するとともに、「Healthcare Revolution」プロジェクトを開始し、医薬品を中心としたビジネスモデルから、新たなヘルスケアビジネスを創出するモデルへの転換に挑戦することとし、個人の健康維持・健康増進に貢献するビジネスの創出や、グループ人材のヘルスケア分野への展開を促進してまいります。
今後、安全で有効な医薬品をより多く利用できる環境の形成、更には疾患の予防から診断、治療に至るまで、医薬品開発で培ったノウハウと十分な経験・知識を持つ私たちだからできること、私たちにしかできない最良のサービスの提供を通じて、人々の健康維持や健康増進に広く貢献するヘルスケアビジネスを展開してまいります。
①中期計画(FY2019-2021)
<グループ総合力による事業価値の提供>・Management Excellence・Business Development Excellence・Operational Excellenceの追求による迅速経営の実現
・グループが保有する有形無形の資産を最大限に活用したソリューションの提供
[重点取組事項]
(1)PVCモデルの加速
・医薬品開発、製造、営業・マーケティングのすべてのバリューチェーンを支援するバーチャルファーマとして、多様な顧客の多様な需要に柔軟に対応できる総合提案力(Business Development)の強化
・先端医療など高い専門性が必要とされる分野の人材育成と技術開発力の強化
・すべてのバリューチェーンにおける生産性と効率性の追求
(2)グローバル化の促進
・アジア・欧米市場における医薬品開発及び製造分野の支援強化
・人材の多様性を促進し、従業員エンゲージメントと組織力の強化
(3)ヘルスケアビジネスの創出
・産官学民との連携やテクノロジーの活用による人々の健康支援ビジネスの創出
・オーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)や腎疾患バイオマーカー(L-FABP)の市場機会の拡大、既存品のポートフォリオ拡大(適応・剤形変更)への対応を通じて、疾患の予防から治療への貢献
定量目標
(注)成長率は2018年9月期を起点としております。
②中期計画[重点取組事項]の進捗
(1)PVCモデルの加速
同一案件に複数の事業が関与する案件(PVC案件)が増加しております。これに連動し、国内外の製薬企業やバイオベンチャー、さらにアカデミア、異業種からの参入企業等、顧客の多様化が進展しております。
また、高度化する開発に対応するため、バイオや医療技術評価等の専門性の高い人材の採用を積極的に行っております。
(2)グローバル化の促進
中国・韓国及び東南アジアで展開しているCRO事業の強化と、医薬品及び医療機器の成長市場であるオセアニア地域の事業推進を図るため、2019年にオーストラリア、2020年にタイに現地法人を設立し、事業を開始しております。
また、米国ではアウトソーシングニーズの高まりを受け、新たな製造施設を確保し、生産ラインの立ち上げを進めております。
(3)ヘルスケアビジネスの創出
「harmo」の電子お薬手帳の機能を活用し、服薬アドヒアランス※を向上するサービスや、「harmo」の情報配信機能を基盤として、協業先2社を含む100万人規模の電子お薬手帳ユーザに対し、医療・健康関連情報を提供するサービスを行っております。さらに、慶應義塾大学と共同で、適正な予防接種管理に関する社会実験を実施するなど、個人の健康に関する情報を一元管理するPHR(パーソナルヘルスレコード)型の医療情報連携システムとして活用を進めております。
また、疾病の早期発見や重症化予防のための自己検査サービス「SelCheck」の拡充を図っております。
※アドヒアランス:患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること
(1)グループ企業理念
当社グループは創業精神「CMIC’S CREED」を踏まえて、グループの方向性を示す3つの軸「ミッション・ビジョン・バリュー」を制定しております。当社グループの企業としての使命、社会に対してどう貢献していくのか、企業としての理想の姿を示し、そのためにどのような価値観に基づいて行動すべきかを役職員が共有し、グループ総合力を高めることで、広く人々の健康や医療の進歩に寄与する社会価値の創出を追求していきます。社会価値の創出は経済価値の向上を伴うものと考えられるため、ステークホルダーの皆様に理解と信頼を得ながら、グループの持続的な成長を目指します。
ミッション:シミックは、画期的なソリューションを通してヘルスケアに新たな価値を創造し、必要とされる医療やケアシステムを1日でも早く届けます
ビジョン :世界中の誰もがより健康でその人らしい生活を送るため、ヘルスケアの革新に貢献します
バリュー :W&3C
WELLBEING その瞬間を生ききる
Change 常識に安住せず変革する
Challenge 新たな視点で可能性を切り拓く
Communication 人や社会へ積極的に働きかける
(2)経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
医薬品業界においては、“患者により適した医療”の提供に向けて、技術革新や産官学連携による革新的医薬品の創出が期待される一方で、2021年度から毎年薬価改定が実施されるなど、薬価引下げ圧力が強まっています。製薬企業はM&Aを活用した開発パイプラインの拡充に注力しており、新規の創薬基盤技術を活用した医薬品開発や、予防から診断、治療、予後に至る疾患のトータルケアへの取り組み等も行われています。第四次産業革命と称される人工知能(AI)やIoTなどの新たなテクノロジーは社会全体に大きな変革をもたらしています。ヘルスケア分野においても、デジタル治療やオンライン診療が導入されるなど、医療のあり方や健康に対する個人の価値観が変化する中で、産官学民が連携して少子高齢化社会に対するイノベーションに取り組んでいます。新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大は、社会経済から個人の価値観まで広範囲にわたり多大な影響を及ぼしており、ヘルスケア分野においてデジタル化の進展とイノベーションを加速させるものと考えられます。
この急速に変化する外部環境に対し、当社グループでは中期計画(FY2019-2021)の重点取組事項(①PVCモデルの加速、②グローバル化の促進、③ヘルスケアビジネスの創出)の諸施策を推進するとともに、「Healthcare Revolution」プロジェクトを開始し、医薬品を中心としたビジネスモデルから、新たなヘルスケアビジネスを創出するモデルへの転換に挑戦することとし、個人の健康維持・健康増進に貢献するビジネスの創出や、グループ人材のヘルスケア分野への展開を促進してまいります。
今後、安全で有効な医薬品をより多く利用できる環境の形成、更には疾患の予防から診断、治療に至るまで、医薬品開発で培ったノウハウと十分な経験・知識を持つ私たちだからできること、私たちにしかできない最良のサービスの提供を通じて、人々の健康維持や健康増進に広く貢献するヘルスケアビジネスを展開してまいります。
①中期計画(FY2019-2021)
<グループ総合力による事業価値の提供>・Management Excellence・Business Development Excellence・Operational Excellenceの追求による迅速経営の実現
・グループが保有する有形無形の資産を最大限に活用したソリューションの提供
[重点取組事項]
(1)PVCモデルの加速
・医薬品開発、製造、営業・マーケティングのすべてのバリューチェーンを支援するバーチャルファーマとして、多様な顧客の多様な需要に柔軟に対応できる総合提案力(Business Development)の強化
・先端医療など高い専門性が必要とされる分野の人材育成と技術開発力の強化
・すべてのバリューチェーンにおける生産性と効率性の追求
(2)グローバル化の促進
・アジア・欧米市場における医薬品開発及び製造分野の支援強化
・人材の多様性を促進し、従業員エンゲージメントと組織力の強化
(3)ヘルスケアビジネスの創出
・産官学民との連携やテクノロジーの活用による人々の健康支援ビジネスの創出
・オーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)や腎疾患バイオマーカー(L-FABP)の市場機会の拡大、既存品のポートフォリオ拡大(適応・剤形変更)への対応を通じて、疾患の予防から治療への貢献
定量目標
| 目標 | 成長率 | |
| 売上高 | 855億円 | 7.0% |
| 営業利益 | 68億円 | 16.6% |
| 営業利益率 | 8.0% | - |
| ROE | 12.0%以上 | - |
(注)成長率は2018年9月期を起点としております。
②中期計画[重点取組事項]の進捗
(1)PVCモデルの加速
同一案件に複数の事業が関与する案件(PVC案件)が増加しております。これに連動し、国内外の製薬企業やバイオベンチャー、さらにアカデミア、異業種からの参入企業等、顧客の多様化が進展しております。
また、高度化する開発に対応するため、バイオや医療技術評価等の専門性の高い人材の採用を積極的に行っております。
(2)グローバル化の促進
中国・韓国及び東南アジアで展開しているCRO事業の強化と、医薬品及び医療機器の成長市場であるオセアニア地域の事業推進を図るため、2019年にオーストラリア、2020年にタイに現地法人を設立し、事業を開始しております。
また、米国ではアウトソーシングニーズの高まりを受け、新たな製造施設を確保し、生産ラインの立ち上げを進めております。
(3)ヘルスケアビジネスの創出
「harmo」の電子お薬手帳の機能を活用し、服薬アドヒアランス※を向上するサービスや、「harmo」の情報配信機能を基盤として、協業先2社を含む100万人規模の電子お薬手帳ユーザに対し、医療・健康関連情報を提供するサービスを行っております。さらに、慶應義塾大学と共同で、適正な予防接種管理に関する社会実験を実施するなど、個人の健康に関する情報を一元管理するPHR(パーソナルヘルスレコード)型の医療情報連携システムとして活用を進めております。
また、疾病の早期発見や重症化予防のための自己検査サービス「SelCheck」の拡充を図っております。
※アドヒアランス:患者が積極的に治療方針の決定に参加し、その決定に従って治療を受けること