有価証券報告書-第19期(平成28年10月1日-平成29年9月30日)
有報資料
(1) 業績
当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、取引所外取引システム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」、機能性食材であるハナビラタケの健康食品や化粧品等の開発及び販売を行う「ヘルスケア事業」及び自己資金を運用する「自己資金運用事業」の4つです。
当連結会計年度の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。
(注)各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでおりません。
当連結会計年度において、世界経済は年度前半に新興国経済の減速懸念や、英国のEU離脱表明に端を発した不安定さ、米国の新政権の不確実さなどから株式や為替への影響が懸念され先行き不透明な状況でありましたが、各国の主要中央銀行の迅速な対応や米国経済の持ち直しなどで徐々に回復傾向にありました。
日本経済においては、企業収益や雇用情勢の改善などが見られ、緩やかな回復傾向にありました。株式市場でも日経平均株価が2万円を超えるなど活況さを見せた一方で、当社の主要顧客となる証券会社のシステム分野はディーリング手法の多様化や高速化により従来の手法では収益を上げるのが難しい局面がでてきており、ディーリング事業自体の見直しを検討する企業が多数あるなど大きな環境の変化が起きています。
このような状況下において当連結会計年度の業績は、売上面ではヘルスケア事業で増収となったものの、金融ソリューション事業及びビジネスソリューション事業では減収となりました。損益面では金融ソリューション事業の減収による影響が大きく、またヘルスケア事業におけるたな卸資産の評価減及びバングラデシュ人民共和国でのハナビラタケ製剤化に向けた先行投資を行った結果、営業損失は458百万円となり、投資有価証券の一部を売却し投資有価証券売却益139百万円を計上しましたが、親会社株主に帰属する当期純損失は334百万円となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
なお、各事業の売上高には、セグメント間の内部取引を含んでおりません。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業は、当社の事業です。
当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。
売上高 1,541百万円(前年度比 80.6%)
セグメント利益 367百万円(前年度比 64.6%)
なお、金融ソリューション事業の売上高内訳は、次の表のとおりです。
<製品区分別>
<売上区分別>
当連結会計年度においては、これまで開発を進めてきた新システム『Spider』を大手総合商社に採用されるなど、証券会社を中心とした金融業界でビジネス展開してきた当社が新たな領域へのサービス展開を進めるなどの成果があった一方で、証券ディーリングシステム及び取引所関連システムにおいて取引額が大きい顧客の解約が大きく影響し、売上高は前年度比80.6%の1,541百万円となりました。損益面においても、継続したコスト削減を行ったものの、売上減少分を補うには至らずセグメント損益は減益となりました。
(ビジネスソリューション事業)
ビジネスソリューション事業の業績は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。
当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。
売上高 201百万円(前年度比 97.4%)
セグメント損失 58百万円(前年度は44百万円のセグメント損失)
自社開発の経営統合管理プラットフォーム「GroupMAN@IT e²」において既存ユーザーから追加受注を獲得し、サポートセンターにおいても複数社から受注する一方で、当連結会計年度に受注を見込んでいた案件の進捗に遅れが生じ、翌年度以降もその受注活動を継続するなどの影響により、売上高は前年度比97.4%の201百万円となり、セグメント損失は58百万円となりました。
(ヘルスケア事業)
ヘルスケア事業は当社、株式会社らぼぉぐ及び株式会社健康プラザパルの事業です。
当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。
売上高 272百万円(前年度比 113.4%)
セグメント損失 424百万円(前年度は185百万円のセグメント損失)
ハナビラタケ製品の販売を中心に行い、ラオックス株式会社の化粧品美容専門エリアに採用されるなど販路拡大に一定の成果があり、売上高は前年度比113.4%の272百万円となりました。また、ハナビラタケの効果・効能をより明らかにするため、平成26年から開始した産学官の共同研究「IT-はなびらたけプロジェクト」の研究成果の発表を行いました。その成果が認められ美容・健康関連事業大手のRIZAP株式会社の新規事業に当社が生産するハナビラタケ「ITはなびらたけ」が採用されるなど、認知度向上においても成果がありました。
一方損益面は、共同研究やバングラデシュ人民共和国でのハナビラタケ製剤化に向けた研究開発費を含む先行投資額が前年度より増加したこと、また原料販売が期初計画通りに進捗しなかったことにより、当連結会計年度においてたな卸資産の評価減を行ったことが影響し、セグメント損失は424百万円となりました。
(自己資金運用事業)
自己資金運用事業は、株式会社トレーデクスの事業です。
当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。
売上高 2百万円(前年度は0百万円の売上高)
セグメント損失 41百万円(前年度は15百万円のセグメント損失)
投資教育事業として、個人投資家向け投資セミナーの開催やTOKYOMXで「TRADEX マーケット・アングル」の番組提供を行っています。当連結会計年度は41百万円のセグメント損失となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度に比べ153百万円減少し、1,177百万円となりました。
各活動によるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、318百万円の純支出(前連結会計年度は4百万円の純収入)となりました。
主な内訳は、税金等調整前当期純損失 △323百万円、投資有価証券売却益 △139百万円、たな卸資産の減少 112百万円、減価償却費等の支出を伴わない費用 39百万円 などであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、186百万円の純収入(前連結会計年度は7百万円の純支出)となりました。投資有価証券の売却による収入が219百万円ありました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、21百万円の純支出(前連結会計年度は102百万円の純支出)となりました。長期借入金の返済による支出21百万円が主な要因です。
当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、取引所外取引システム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」、機能性食材であるハナビラタケの健康食品や化粧品等の開発及び販売を行う「ヘルスケア事業」及び自己資金を運用する「自己資金運用事業」の4つです。
当連結会計年度の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。
| 平成28年9月期 (前連結会計年度) | 平成29年9月期 (当連結会計年度) | 対前年度比 (%) | |||
| 金額 (百万円) | 百分比 (%) | 金額 (百万円) | 百分比 (%) | ||
| 売上高 | 2,358 | 100.0 | 2,017 | 100.0 | 85.5 |
| 金融ソリューション事業 | 1,911 | 81.0 | 1,541 | 76.4 | 80.6 |
| ビジネスソリューション事業 | 206 | 8.8 | 201 | 10.0 | 97.4 |
| ヘルスケア事業 | 240 | 10.2 | 272 | 13.5 | 113.4 |
| 自己資金運用事業 | 0 | 0.0 | 2 | 0.1 | ― |
| 営業利益又は営業損失(△) | 11 | ― | △458 | ― | ― |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は 親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 7 | ― | △334 | ― | ― |
(注)各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでおりません。
当連結会計年度において、世界経済は年度前半に新興国経済の減速懸念や、英国のEU離脱表明に端を発した不安定さ、米国の新政権の不確実さなどから株式や為替への影響が懸念され先行き不透明な状況でありましたが、各国の主要中央銀行の迅速な対応や米国経済の持ち直しなどで徐々に回復傾向にありました。
日本経済においては、企業収益や雇用情勢の改善などが見られ、緩やかな回復傾向にありました。株式市場でも日経平均株価が2万円を超えるなど活況さを見せた一方で、当社の主要顧客となる証券会社のシステム分野はディーリング手法の多様化や高速化により従来の手法では収益を上げるのが難しい局面がでてきており、ディーリング事業自体の見直しを検討する企業が多数あるなど大きな環境の変化が起きています。
このような状況下において当連結会計年度の業績は、売上面ではヘルスケア事業で増収となったものの、金融ソリューション事業及びビジネスソリューション事業では減収となりました。損益面では金融ソリューション事業の減収による影響が大きく、またヘルスケア事業におけるたな卸資産の評価減及びバングラデシュ人民共和国でのハナビラタケ製剤化に向けた先行投資を行った結果、営業損失は458百万円となり、投資有価証券の一部を売却し投資有価証券売却益139百万円を計上しましたが、親会社株主に帰属する当期純損失は334百万円となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
なお、各事業の売上高には、セグメント間の内部取引を含んでおりません。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業は、当社の事業です。
当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。
売上高 1,541百万円(前年度比 80.6%)
セグメント利益 367百万円(前年度比 64.6%)
なお、金融ソリューション事業の売上高内訳は、次の表のとおりです。
<製品区分別>
| 平成28年9月期 (前連結会計年度) | 平成29年9月期 (当連結会計年度) | 対前年度比 (%) | |||
| 金額 (百万円) | 構成比 (%) | 金額 (百万円) | 構成比 (%) | ||
| 証券ディーリングシステム | 1,254 | 65.6 | 1,000 | 64.9 | 79.8 |
| 取引所端末 | 274 | 14.3 | 276 | 17.9 | 100.9 |
| 外国為替証拠金システム | 175 | 9.2 | 174 | 11.3 | 99.3 |
| 取引所関連システム | 173 | 9.1 | 54 | 3.6 | 31.8 |
| その他 | 34 | 1.8 | 34 | 2.3 | 101.4 |
| 合計 | 1,911 | 100.0 | 1,541 | 100.0 | 80.6 |
<売上区分別>
| 平成28年9月期 (前連結会計年度) | 平成29年9月期 (当連結会計年度) | 対前年度比 (%) | |||
| 金額 (百万円) | 構成比 (%) | 金額 (百万円) | 構成比 (%) | ||
| パッケージ売上 | 105 | 5.5 | 32 | 2.1 | 30.9 |
| システムインテグレーション売上 | 103 | 5.4 | 81 | 5.3 | 78.9 |
| ライセンスビジネス売上 | 1,158 | 60.6 | 1,057 | 68.6 | 91.3 |
| カスタマーサポート売上 | 543 | 28.5 | 369 | 24.0 | 67.9 |
| 合計 | 1,911 | 100.0 | 1,541 | 100.0 | 80.6 |
当連結会計年度においては、これまで開発を進めてきた新システム『Spider』を大手総合商社に採用されるなど、証券会社を中心とした金融業界でビジネス展開してきた当社が新たな領域へのサービス展開を進めるなどの成果があった一方で、証券ディーリングシステム及び取引所関連システムにおいて取引額が大きい顧客の解約が大きく影響し、売上高は前年度比80.6%の1,541百万円となりました。損益面においても、継続したコスト削減を行ったものの、売上減少分を補うには至らずセグメント損益は減益となりました。
(ビジネスソリューション事業)
ビジネスソリューション事業の業績は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。
当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。
売上高 201百万円(前年度比 97.4%)
セグメント損失 58百万円(前年度は44百万円のセグメント損失)
自社開発の経営統合管理プラットフォーム「GroupMAN@IT e²」において既存ユーザーから追加受注を獲得し、サポートセンターにおいても複数社から受注する一方で、当連結会計年度に受注を見込んでいた案件の進捗に遅れが生じ、翌年度以降もその受注活動を継続するなどの影響により、売上高は前年度比97.4%の201百万円となり、セグメント損失は58百万円となりました。
(ヘルスケア事業)
ヘルスケア事業は当社、株式会社らぼぉぐ及び株式会社健康プラザパルの事業です。
当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。
売上高 272百万円(前年度比 113.4%)
セグメント損失 424百万円(前年度は185百万円のセグメント損失)
ハナビラタケ製品の販売を中心に行い、ラオックス株式会社の化粧品美容専門エリアに採用されるなど販路拡大に一定の成果があり、売上高は前年度比113.4%の272百万円となりました。また、ハナビラタケの効果・効能をより明らかにするため、平成26年から開始した産学官の共同研究「IT-はなびらたけプロジェクト」の研究成果の発表を行いました。その成果が認められ美容・健康関連事業大手のRIZAP株式会社の新規事業に当社が生産するハナビラタケ「ITはなびらたけ」が採用されるなど、認知度向上においても成果がありました。
一方損益面は、共同研究やバングラデシュ人民共和国でのハナビラタケ製剤化に向けた研究開発費を含む先行投資額が前年度より増加したこと、また原料販売が期初計画通りに進捗しなかったことにより、当連結会計年度においてたな卸資産の評価減を行ったことが影響し、セグメント損失は424百万円となりました。
(自己資金運用事業)
自己資金運用事業は、株式会社トレーデクスの事業です。
当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。
売上高 2百万円(前年度は0百万円の売上高)
セグメント損失 41百万円(前年度は15百万円のセグメント損失)
投資教育事業として、個人投資家向け投資セミナーの開催やTOKYOMXで「TRADEX マーケット・アングル」の番組提供を行っています。当連結会計年度は41百万円のセグメント損失となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度に比べ153百万円減少し、1,177百万円となりました。
各活動によるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、318百万円の純支出(前連結会計年度は4百万円の純収入)となりました。
主な内訳は、税金等調整前当期純損失 △323百万円、投資有価証券売却益 △139百万円、たな卸資産の減少 112百万円、減価償却費等の支出を伴わない費用 39百万円 などであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、186百万円の純収入(前連結会計年度は7百万円の純支出)となりました。投資有価証券の売却による収入が219百万円ありました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、21百万円の純支出(前連結会計年度は102百万円の純支出)となりました。長期借入金の返済による支出21百万円が主な要因です。