有価証券報告書-第35期(2025/07/01-2026/06/30)
(1)【人材戦略に関する基本方針等】
① 企業戦略と関連付けた人材戦略
当社は、子会社の経営管理を行うことを主たる業務とする会社であり、当社グループの主な事業は、ゲーム事業とモバイル事業の2つのセグメントにより構成されています。当社においては、コーポレート部門に係る専門人材がグループ全体の経営管理及び経営戦略の立案・遂行の基盤であります。各事業においては、いずれも、受託開発・運営受託・派遣、店舗運営といった「人」がサービス価値の源泉となる事業であります。このことから、当社グループにおいて、人材の確保・育成・定着がグループの企業価値および事業戦略の実行の土台となるとの認識のもと、以下の基本方針を掲げています。
1.事業戦略の実行に必要な人材要件を明確化し、人材の育成・確保に取り組む
2.役割・成果・成長を軸に各事業の特性に即した処遇の制度を整備する
3.事業環境の変化に対応できる人材基盤を継続的に構築する
各セグメントにおける事業戦略と人材戦略の関連付けは、以下のとおりです。
(ゲーム事業)
ゲームの企画・開発受託、ゲームの運営支援業務(派遣、監視及びCS業務など)及び海外支援業務(ローカライズ・翻訳など)を行っています。受託業務を主軸とする当事業において競争力の源泉は、成果物・サービスの品質の高さとクライアントの要求に柔軟かつ迅速に応える対応力であり、これらを担う人材の質の維持・向上が、取引先の拡大と受注価格の維持・向上に直結します。また、開発費の高騰や市場の多様化を背景に、特定の案件規模・ジャンルに限らず多様な案件に対応できる組織の柔軟性を高めること、競争力のある開発コストを実現することが重要な戦略課題であります。
これを踏まえ、以下の3点を人材戦略の柱としています。
1.基礎能力とポテンシャルを重視した採用
短期に習得可能なスキルではなく、長期的な視点とものづくりへの情熱を持つ人材の採用を重視しています。職種バランスを意識した採用により、多様な案件に対応できる組織構成を維持します。
2.職域を越えた人材育成
開発分野だけでなく、運営サポート分野においても、各職種内において、相互異動等を通じて複数業務にまたがる対応力の育成等を通じ、連携力と専門性を兼ね備えた人材を育成し、案件対応の幅を広げます。
3.チームと個の能力育成の両立
開発プロジェクトの大規模化・チーム開発の複雑化に対応するため、スキルの向上と並んで、人を育て組織をまとめる力を育成・評価の対象としています。運営サポート分野においても、派遣先で就業する従業員に対して独自の行動基準とオンラインを通じた相互支援の仕組みを設け、社外においても当社グループの品質水準を維持しています。
(モバイル事業)
モバイル事業は携帯ショップ等の店舗運営が主軸であり、運営店舗数の拡大を目指しています。店舗拡大の最大の制約要因は、各店舗を安定的に運営する店舗マネジメント人材(店長・副店長)の確保であり、その育成・定着が事業成長の鍵となります。
これを踏まえ、以下の3点を人材戦略の柱としています。
1.マネジメント人材の育成・定着
店長・副店長等のマネジメント人材は店舗運営の要であり、その育成と定着は店舗拡大に不可欠です。外部のキャリア機会による離職を防ぎ、育成した人材の定着のため、マネジメント職への昇格に応じた処遇を見直しや役割の重要性に見合った報酬水準の確保に努めております。あわせて、店舗マネジメントに必要な基礎的知識の教育機会の拡充を進めています。
2.採用チャネルの多様化と登用
小売・サービス業全体で人材獲得競争が激化しており、単一の採用チャネルのみでは店舗運営人員を安定的に確保しにくい状況にあることから、派遣・業務委託スタッフから社員への登用を行うとともに、新卒採用ルートの再整備に取り組んでいます。
3.専門スキルの体系化
通信キャリアが推奨する資格の取得促進に加え、自社独自の制度の設置を検討しています。実績に基づくスキルの可視化により、個人の成長とキャリア形成への意欲を高めます。
② 従業員給与等の決定方針
人材戦略を踏まえた従業員給与等の決定方針は、以下のとおりです。
(当社)
経営管理を行うことを主たる業務とすることから、市場での人材獲得競争力を踏まえつつ、コーポレート機能として求められる専門性やグループ経営体制における役割に応じて決定しています。
(ゲーム事業)
品質と生産性への貢献を軸に、個人の職能成長と事業業績の両面を報酬に反映する方針のもと、事業会社ごとに事業内容に即した制度を設けています。
ゲーム開発分野((株)ゲームスタジオと(株)トライエースが主として実施)においては、物を作る力が事業の根幹であるという考えに基づき、複数項目による評価視点のなかで、特にクオリティと生産性に高いウエイトを置き、携わったプロジェクトの業績貢献に応じた評価の比重を設けると同時に、個人評価のバランスを調整し、公平性を確保しています。
ゲーム運営サポート分野((株)ウィットワンが主として実施)においては、職務に必要なスキル基準を事業部門ごとに定めた等級制度に基づき給与を決定します。キャリア形成段階にある等級の従業員は、成長に係る目標設定・達成度を重視して評価します。上位等級の従業員は、業績数値への貢献度に重きを置き評価します。なお、ゲーム運営サポート分野では有期雇用の従業員が半数近くを占め、業務運営上重要な役割を担っており、正社員と同じ枠組みでスキル・貢献に応じた処遇改定と登用の機会を設けています。
(モバイル事業)
基本として販売職の側面が評価の中心となることから、役職に応じた責任範囲による役割とその業績成果により給与を決定します。成果評価は営業成績等の数値に基づく客観的な基準により行い、処遇の透明性・納得性を確保しています。また、役割に対する給与方針においては、店舗拡大という事業戦略に沿ってマネジメント職への登用・定着を促す観点から、小売業界の動向等を鑑みつつ、店長等の役職手当及びグレード(等級)上限について見直すこととしています。なお、臨時従業員においても、同じ評価方法を用いて給与等を決定しています。
① 企業戦略と関連付けた人材戦略
当社は、子会社の経営管理を行うことを主たる業務とする会社であり、当社グループの主な事業は、ゲーム事業とモバイル事業の2つのセグメントにより構成されています。当社においては、コーポレート部門に係る専門人材がグループ全体の経営管理及び経営戦略の立案・遂行の基盤であります。各事業においては、いずれも、受託開発・運営受託・派遣、店舗運営といった「人」がサービス価値の源泉となる事業であります。このことから、当社グループにおいて、人材の確保・育成・定着がグループの企業価値および事業戦略の実行の土台となるとの認識のもと、以下の基本方針を掲げています。
1.事業戦略の実行に必要な人材要件を明確化し、人材の育成・確保に取り組む
2.役割・成果・成長を軸に各事業の特性に即した処遇の制度を整備する
3.事業環境の変化に対応できる人材基盤を継続的に構築する
各セグメントにおける事業戦略と人材戦略の関連付けは、以下のとおりです。
(ゲーム事業)
ゲームの企画・開発受託、ゲームの運営支援業務(派遣、監視及びCS業務など)及び海外支援業務(ローカライズ・翻訳など)を行っています。受託業務を主軸とする当事業において競争力の源泉は、成果物・サービスの品質の高さとクライアントの要求に柔軟かつ迅速に応える対応力であり、これらを担う人材の質の維持・向上が、取引先の拡大と受注価格の維持・向上に直結します。また、開発費の高騰や市場の多様化を背景に、特定の案件規模・ジャンルに限らず多様な案件に対応できる組織の柔軟性を高めること、競争力のある開発コストを実現することが重要な戦略課題であります。
これを踏まえ、以下の3点を人材戦略の柱としています。
1.基礎能力とポテンシャルを重視した採用
短期に習得可能なスキルではなく、長期的な視点とものづくりへの情熱を持つ人材の採用を重視しています。職種バランスを意識した採用により、多様な案件に対応できる組織構成を維持します。
2.職域を越えた人材育成
開発分野だけでなく、運営サポート分野においても、各職種内において、相互異動等を通じて複数業務にまたがる対応力の育成等を通じ、連携力と専門性を兼ね備えた人材を育成し、案件対応の幅を広げます。
3.チームと個の能力育成の両立
開発プロジェクトの大規模化・チーム開発の複雑化に対応するため、スキルの向上と並んで、人を育て組織をまとめる力を育成・評価の対象としています。運営サポート分野においても、派遣先で就業する従業員に対して独自の行動基準とオンラインを通じた相互支援の仕組みを設け、社外においても当社グループの品質水準を維持しています。
(モバイル事業)
モバイル事業は携帯ショップ等の店舗運営が主軸であり、運営店舗数の拡大を目指しています。店舗拡大の最大の制約要因は、各店舗を安定的に運営する店舗マネジメント人材(店長・副店長)の確保であり、その育成・定着が事業成長の鍵となります。
これを踏まえ、以下の3点を人材戦略の柱としています。
1.マネジメント人材の育成・定着
店長・副店長等のマネジメント人材は店舗運営の要であり、その育成と定着は店舗拡大に不可欠です。外部のキャリア機会による離職を防ぎ、育成した人材の定着のため、マネジメント職への昇格に応じた処遇を見直しや役割の重要性に見合った報酬水準の確保に努めております。あわせて、店舗マネジメントに必要な基礎的知識の教育機会の拡充を進めています。
2.採用チャネルの多様化と登用
小売・サービス業全体で人材獲得競争が激化しており、単一の採用チャネルのみでは店舗運営人員を安定的に確保しにくい状況にあることから、派遣・業務委託スタッフから社員への登用を行うとともに、新卒採用ルートの再整備に取り組んでいます。
3.専門スキルの体系化
通信キャリアが推奨する資格の取得促進に加え、自社独自の制度の設置を検討しています。実績に基づくスキルの可視化により、個人の成長とキャリア形成への意欲を高めます。
② 従業員給与等の決定方針
人材戦略を踏まえた従業員給与等の決定方針は、以下のとおりです。
(当社)
経営管理を行うことを主たる業務とすることから、市場での人材獲得競争力を踏まえつつ、コーポレート機能として求められる専門性やグループ経営体制における役割に応じて決定しています。
(ゲーム事業)
品質と生産性への貢献を軸に、個人の職能成長と事業業績の両面を報酬に反映する方針のもと、事業会社ごとに事業内容に即した制度を設けています。
ゲーム開発分野((株)ゲームスタジオと(株)トライエースが主として実施)においては、物を作る力が事業の根幹であるという考えに基づき、複数項目による評価視点のなかで、特にクオリティと生産性に高いウエイトを置き、携わったプロジェクトの業績貢献に応じた評価の比重を設けると同時に、個人評価のバランスを調整し、公平性を確保しています。
ゲーム運営サポート分野((株)ウィットワンが主として実施)においては、職務に必要なスキル基準を事業部門ごとに定めた等級制度に基づき給与を決定します。キャリア形成段階にある等級の従業員は、成長に係る目標設定・達成度を重視して評価します。上位等級の従業員は、業績数値への貢献度に重きを置き評価します。なお、ゲーム運営サポート分野では有期雇用の従業員が半数近くを占め、業務運営上重要な役割を担っており、正社員と同じ枠組みでスキル・貢献に応じた処遇改定と登用の機会を設けています。
(モバイル事業)
基本として販売職の側面が評価の中心となることから、役職に応じた責任範囲による役割とその業績成果により給与を決定します。成果評価は営業成績等の数値に基づく客観的な基準により行い、処遇の透明性・納得性を確保しています。また、役割に対する給与方針においては、店舗拡大という事業戦略に沿ってマネジメント職への登用・定着を促す観点から、小売業界の動向等を鑑みつつ、店長等の役職手当及びグレード(等級)上限について見直すこととしています。なお、臨時従業員においても、同じ評価方法を用いて給与等を決定しています。