有価証券報告書-第13期(令和1年10月1日-令和2年9月30日)

【提出】
2020/12/23 12:54
【資料】
PDFをみる
【項目】
78項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。
当社は、奈良県御所市にあるゴルフ場を、会員が会員の団体である一般社団法人秋津会を通じて経営に関わることで会員のゴルフ場として企業利益の確保よりも会員のクラブライフの充実を優先して運営しております。
当事業年度におけるわが国経済は、消費税率の引き上げに加え、本年には新型コロナウイルス感染症が拡大したことで、個人消費及び企業業績が大きく低迷しており、大変厳しい状況にあります。
このような状況の中、当社では新型コロナウイルス感染症の拡大防止について万全を期すため、施設内の消毒や換気の徹底を行い、来場者の安心と安全を最優先に営業を行いました。
かねてより、前経営会社での数年間にわたる設備維持管理費用の縮小による影響でゴルフ場全体に著しい劣化があったため、クラブハウス内の設備の補修・修復、コースの整備・改修に努めてまいりましたが、設備維持管理費用やコース整備機械の取得に伴う減価償却費の負担が大きく、利益確保の難しい経営を迫られております。しかし、コース環境の充実を主とするゴルフ場施設の整備は、会員のクラブライフの充実につながるものとして、今後も積極的に取り組んでまいります。
また、ゴルフ場施設の利用を増やしてクラブを活性化することで収益基盤を安定させることに努めており、計画的な会員募集を続けてクラブ運営の安定を図る方針であります。