3444 菊池製作所

3444
2024/07/19
時価
44億円
PER 予
61.42倍
2012年以降
赤字-166.67倍
(2012-2024年)
PBR
0.99倍
2012年以降
0.33-5.87倍
(2012-2024年)
配当 予
2.77%
ROE 予
1.62%
ROA 予
0.81%
資料
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有報情報

#1 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響から、緊急事態宣言が2020年5月25日に解除されたことなどにより社会・経済活動が段階的に再開され、少しずつ回復の兆しが見え始めましたが、昨年末より感染症の感染者が増加傾向となり医療体制が逼迫するなど新型コロナウイルス感染症の第3波への影響により、2021年1月7日より再度一部地域に緊急事態宣言が発令され、極めて不透明な状況が続いております。海外経済においても、新型コロナウイルス感染症により、世界経済は悪化しましたが、各国で金融緩和や財政支出による経済の下支え策や、外出制限の実施など各国の対応により、世界経済は下げ止まりの傾向が見られましたが、新型コロナウイルス感染症の第3波の懸念などにより再び不透明な状況となっております。
このような状況のもと、当社グループの売上高及び受注の状況は、当社の主要顧客であるスマートフォン、デジタルカメラ、時計、事務機器等の情報通信機器、精密電子機器ならびに自動車メーカー等の研究開発及び生産状況は、元よりの業界縮小傾向に加え、新型コロナウイルス感染症の影響も重なり、消費の大幅減少を受けて大変厳しい状況であり、当社に於いての新規開発試作品製造・金型製造及び量産品製造の受注・生産の状況は大変厳しい結果となりました。一方、ロボット・装置関連製品については、当社グループの独自製品であるマッスルスーツ、ドローン、配膳ロボット等をはじめとした介護・医療分野及びサポート・サービスロボット分野への新製品を市場へ投入するとともに、ウィズコロナ・アフターコロナにロボティクス技術を活用した新製品の創出にも取り組んでおります。また、同分野を中心としたスタートアップ企業への包括事業連携を掲げて開始した「WORLD ROBOTEC」の取り組みを核として、新規技術を保有するスタートアップ企業への出資なども含めてスタートアップ企業との連携関係構築を拡大すべく積極的に活動し、受託開発や受託製造は引き続き拡大傾向にあり、ロボット・装置関連製品については、一定の成果を上げておりますが、前述の新規開発試作製品製造・金型製造及び量産製造の減少を補填するに至っておりません。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高3,009百万円(前年同四半期比22.1%減)となり、利益面につきましては、売上総利益は277百万円(前年同四半期比57.1%減)、営業損失726百万円(前年同四半期は営業損失170百万円)となりました。以下、受取配当金、助成金収入等の営業外収益186万円(同128.7%増)を加算し、持分法による投資損失及び支払利息等の営業外費用331百万円(同3.3%減)を減じた結果として、経常損失は871百万円(前年同四半期は経常損失431百万円)となりました。さらに、特別利益として補助金収入、投資有価証券売却益等257百万円を計上し、特別損失として固定資産圧縮損及び減損損失等の特別損失281百万円を計上しました。
2021/03/15 11:38