- #1 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループの事業セグメントは当社グループの「AV事業」、「デジタルライフ事業」及び「OEM事業」の3つを報告セグメントとしております。
「AV事業」は、オーディオ・ビジュアル関連製品を生産・販売しております。「デジタルライフ事業」は電話機及びヘッドホン等を販売しております。「OEM事業」は、車載用スピーカー、家電用スピーカー、及びスピーカー部品等を生産・販売しております。
2021/07/30 16:20- #2 主要な顧客ごとの情報
顧客の名称又は氏名 | 売上高 | 関連するセグメント名 |
ONKYO U.S.A. CORPORATION | 3,738 | AV事業 |
Aqipa GmbH | 4,243 | AV事業、デジタルライフ事業 |
2021/07/30 16:20- #3 事業の内容
3【事業の内容】
当社グループは、当社、子会社12社及び関連会社3社により構成されており、AV事業、デジタルライフ事業及びOEM事業を主たる事業としております。
当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。
2021/07/30 16:20- #4 会計方針に関する事項(連結)
(5)重要な外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。なお在外子会社等の資産及び負債は、各社決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定及び非支配株主持分に含めて計上しております。
(6)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
2021/07/30 16:20- #5 従業員の状況(連結)
(1)連結会社の状況
| 2021年3月31日現在 |
AV事業 | 450 | (28) |
デジタルライフ事業 |
OEM事業 | 631 | (33) |
(注1) 従業員数は、就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含んでおります。)であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
(注2) 臨時雇用者には、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。
2021/07/30 16:20- #6 減損損失に関する注記(連結)
当社グループは、以下の資産グループについて減損損失を計上しました。
会社 | 主な用途 | 種類 | 減損損失 |
オンキヨー㈱(大阪府東大阪市) | 共用資産 | 建物及び構築物、機械装置、工具、器具及び備品、リース資産、無形固定資産 | 163百万円 |
オンキヨー&パイオニア㈱(東京都墨田区) | デジタルライフ事業用資産 | 建物及び構築物、工具、器具及び備品建設仮勘定、無形固定資産 | 90百万円 |
オンキヨースポーツ㈱(東京都墨田区) | デジタルライフ事業用資産 | 建設仮勘定、無形固定資産 | 14百万円 |
Pioneer & Onkyo MarketingAsia Ltd.(中国 香港) | AV事業用資産 | 機械装置及び運搬具、工具、器具及び備品、建設仮勘定 | 8百万円 |
当社グループは、原則として、事業用資産については会社を基準としてグルーピングを行っております。
当社グループは、営業活動から生じる損益が継続してマイナスとなっていることから、減損の兆候を共有資産を含む全社単位で検討し、帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失(597百万円)として特別損失に計上しました。
2021/07/30 16:20- #7 研究開発活動
更にハイレゾをCDで楽しめるMQA-CDの再生にも対応しました。 最新のアルバムやコレクションしたSACDやCDまで、ディスクに込められた情報を徹底して引き出すことで、心に響くサウンドの再生を実現しています。
(3)デジタルライフ事業に関する研究開発活動
ワークアウトを後押しするパワフルサウンド。完全ワイヤレスイヤホン「E9truly wireless」
2021/07/30 16:20- #8 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(連結)
このような状況により、当社グループはホームAV事業を譲渡することに加え残存する事業においても協業先やスポンサーを継続して探すとともに、構造改革やスリム化によるコスト削減を早期に実現し、小規模でも確実に収入を確保できる体制を整えてまいります。
デジタルライフ事業では、ワイヤレスイヤホンに代表される高付加価値製品や、補聴器や集音器をラインナップする聴こえサポート商品、人気アニメやファッションとのコラボレーションモデル等の販売強化に取り組み、ゲーミングをはじめとする新規分野へのビジネス展開や、アニメ専用ストア「ONKYO DIRECT ANIME STORE/通称:音アニ」とのクロスマーケティングを駆使した幅広い顧客層に対してのブランド発信を進めてまいります。
OEM事業では、インド合弁会社を核とした事業規模に見合った体制を確立し、市場開拓・確実な販売を推進してまいります。車載スピーカーや「Sound by Onkyo」などのサブブランドを付したテレビ用スピーカーを成長軌道に乗せ、加振器と音声技術の優位性を活かしたAI/IoT化するクルマ・商業設備・生活用品・家電製品等へのソリューション開発に取り組み、中長期的な事業の拡大を図ってまいります。
2021/07/30 16:20- #9 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
米国においては新型コロナウイルス感染症の影響により在宅時間が長くなったことから、ホームシアターシステムの需要が増加傾向にあります。米国市場での流通・販売面での体制強化のため、VOXX International Corporationの子会社である11 Trading Company LLCと米国における販売代理店契約を締結、VOXX社が有する営業力と販売網の広さによりAVレシーバーの販売も好調に推移しております。また、オセアニア地域においてはカスタムインストールビジネス強化のためControl4 APAC Pty Ltd. と Integra ブランドの製品販売代理店契約締結、販売を進めてまいります。
デジタルライフ事業においては、高付加価値のワイヤレスイヤホンに加えて人気アニメやファッションブランドとのコラボ製品が堅調に推移いたしました。日本国内では、販売代理店として海外ブランド商品の取り扱いを進めており、Klipsch社のワイヤレスイヤホンに加え同社ブランド初のスポーツタイプの完全ワイヤレスイヤホンを発売、事業の強化に結び付いております。また、カスタムインイヤーモニターのラインナップも拡充し、高付加価値提案を進めてまいりました。
さらに、新型コロナウイルス感染症の影響によりテレワークが急速に広がりを見せている中で、オンライン会議等で簡単に円滑なコミュニケーションを取ることができる “RAYZ Rally”のラインナップ展開、ワイヤレスネックスピーカー等を含めたテレワーク需要への対応強化を図ってまいりました。
2021/07/30 16:20- #10 継続企業の前提に関する事項、財務諸表(連結)
譲渡価額は3,323百万円を予定しており、これにより債務超過は解消する予定となっております。
今後、残存するデジタルライフ事業においても協業先やスポンサーを継続して探すとともに、構造改革やスリム化、外部費用の内製化、オフィス及び倉庫の省スペース化などによるコスト削減を早期に実現し、小規模でも確実に収入を確保できる体制を整えてまいります。遅延している営業債務の弁済は、製品ベンダーを中心に一部相手先の債権放棄、債権減額交渉を進めており、一刻も早い債務の完済及び企業としての正常な事業運営のために、最大限の努力を尽くしてまいります。
以上のような改善施策の実行により、当社内でも合理化やデジタルライフ製品の選択と集中を進め、収益力及び財務体質の改善を図ってまいります。また、2021年8月1日より上場廃止が確定する予定であり、市場から資金調達ができなくなります。なお、今後の資金調達については現時点での計画であり、関係機関の状況に左右される部分があることから、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。
2021/07/30 16:20- #11 重要な後発事象、連結財務諸表(連結)
6.今後の見通し
本件は、貸借対照表の純資産の部における勘定科目の振替処理であり、純資産に変動を生じるものではなく当社業績に与える影響はございません。また、発行済株式総数、株主の皆様のご所有株式数にも変更はございません。
(新株予約権の取得及び消却)
2021/07/30 16:20