新設住宅戸数は、2020年1月がマイナス10.1%、2月マイナス12.3%、3月マイナス7.6%となりました。このような状況の下、当社の戸建新築工事戸数は当第1四半期累計期間で11,281戸と前年同期比で6.1%減少したものの、「アクアフォーム」の商品力と強力な施工力を活かした受注活動を継続してまいりましたので、戸建部門の売上高は3,079百万円と前年同期比で0.8%の微減に留まりました。他方、当社が属する建築物市場においては、2019年10月末時点で未着工の工事物件が約6.3兆円に積み上がり過去最高の水準となっており、オフィスビルなどの工事を発注しても、技術者や建設現場で働く作業員が足りず、順番待ちの状態でありました。しかし、政府が2月下旬に新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を示したことを受け、国土交通省は都道府県と政令指定都市に工事現場などで感染者が出た場合の措置や必要に応じて工期や工事費の見直しなどを図るよう通達しました。また、トイレやユニットバス、システムキッチンなど中国で生産する製品調達が難しくなった事情もあり工事への影響が出始める状況となりました。こうした中にありながら、建築物部門の売上高は、1,023百万円と前年同期比で18.2%の増収となりました。その他、Z空調等の空調・換気の売上高は76百万円と前年同期比で281.6%の増収となりました。一方で、機械販売は60百万円と前年同期比で33.8%の減収、副資材・その他売上高は491百万円と前年同期比で7.4%の減収、原料販売は158百万円と前年同時比で19.8%の減収となりました。
これらの結果、当第1四半期累計期間の売上高につきましては、4,889百万円と前年同期比で1.7%微増収となりました。一方、利益面では第1四半期累計期間で過去最高益を更新しました。営業利益は、435百万円と前年同期比で20.8%の増益、経常利益は443百万円と前年同期比で24.1%の増益、四半期純利益につきましては292百万円と前年同期比で26.2%増益となりました。増益となりました主な要因は、「アクアフォーム」の原料の一部であるイソシアネート原料価格が低下したことによるものであります。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて中国の原油需要が落ち込み、原油価格が下落方向に転じたことや、世界経済の減速懸念から生産余剰となったことが重なり、当社が有利に調達できる環境で推移しました。
(2)財政状態の分析
2020/05/12 9:29