有価証券報告書-第18期(令和3年1月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/03/25 14:01
【資料】
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【項目】
110項目
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
1.組織・人員
ア.当社は監査役会設置会社で常勤監査役1名(社外監査役)、非常勤監査役3名(社外監査役)の4名で構成されております。
イ.監査役監査の手続、役割分担については、期初に作成する監査計画に基づき、常勤監査役の玉神順一は各種重要会議への出席、重要な書類の閲覧、各部署への往査と営業所、外部倉庫の実地調査等を担っており、非常勤監査役の中西勇助、仁科秀隆、近藤弘は、取締役会等重要な会議及び取締役・執行役員ヒアリング、営業所等の実地調査等を分担しております。
ウ.なお、仁科秀隆社外監査役は日本の弁護士資格を有し、法律並びにコンプライアンスに関する相当程度の知見を有しております。また近藤弘社外監査役は公認会計士として企業のコンサルティングや監査の業務を経験し、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しています。
2.監査役及び監査役会の活動状況
ア.監査役会の開催頻度・個々の監査役の出席状況
当事業年度において当社は監査役会を原則月1回開催しており、(他に臨時2回開催)、個々の監査役の出席状況については、次の通りであります。
氏名開催回数出席回数
玉神順一16回16回
中西勇助16回16回
仁科秀隆16回16回
近藤 弘16回16回

イ.監査役会の平均所要時間は1時間程度、付議議案件数は2~3件です。
当事業年度は以下のような決議、協議、報告がなされました。
決議12件:監査計画、会計監査人の評価、会計監査人の報酬案同意、監査役選任同意、内部統制チェックリスト評価、監査報告書案等
協議15件:会計監査人評価、会計監査人選任、内部通報制度、監査役報酬等
報告12件:監査役月次活動状況報告(事業所往査、部門別ヒアリング状況等)
ウ.監査役会の主な検討事項
・内部統制システムの整備
「内部統制システムの基本方針」の取締役会での決議のフォロー
・重点監査項目
① 内部管理体制(保有資産管理に係る内部統制)の整備状況
② 労務管理体制(労務コンプライアンス)の整備状況
③ 関連当事者取引に関する適正性の担保状況
・会計監査人監査の相当性
・監査計画、監査報酬の適切性
・監査の方法及び結果の相当性
・監査法人の職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制
・競業取引・利益相反「取締役業務執行確認書」による申告
・不祥事等の対応(労災事故等再発防止策の点検等)
エ.常勤及び非常勤監査役の活動状況
・代表取締役及び取締役へのヒアリング
年15回実施(常勤監査役、非常勤監査役)
・部署別責任者(執行役員、部長等)へのヒアリング
随時(主に常勤監査役)
・取締役会への出席
毎月1回(全監査役)
・重要会議への出席
管理部門会議、コンプライアンス委員会、安全リスク管理委員会等随時(常勤監査役)
・重要な決裁書類等の閲覧
一般稟議書、クレーム報告書、労災報告書(常勤監査役)
・往査
営業所、外部倉庫、施工現場(主に常勤監査役)
・社外取締役との連携
毎月1回「社外役員懇談会」開催(全監査役)
・会計監査人監査報告会
四半期に1回(全監査役)
② 内部監査の状況
当社の内部監査については、内部監査室(人員2名)を設置し、専任で内部監査を担当しております。内部監査人は、監査役及び会計監査人と緊密に連携をとりながら社内各部門の監査を実施し、その業務活動が法令・諸規程に準拠し、適正かつ効果的に運営され、会社財産が保全されているかを監視・確認しております。
③ 会計監査の状況
a. 監査法人の名称
有限責任あずさ監査法人
b.継続監査期間
2021年12月期以降の1年間
c. 業務を執行した公認会計士
指定有限責任社員 業務執行社員 宮木 直哉
指定有限責任社員 業務執行社員 福島 力
d. 監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 7名
その他 1名
e.監査法人の選定方針と理由
監査役会は、当社の監査役会規程第18条(会計監査人の選任に関する決定等)および監査役監査基準第33条(会計監査人の選任等の手続)に基づき、監査役会の定める「会計監査人の選任及び再任の決定の方針」に従い、当監査法人の品質管理体制、独立性及び専門性等を総合的に勘案し、当社の会計監査が適正かつ妥当に行われることを確保する体制を整えていると判断したため選定しております。会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査役全員の同意を得て、監査役会が会計監査人を解任します。また、会計監査人が職務を適切に遂行することが困難と求められる場合には、監査役会が会計監査人の解任又は不再任に関する議案を決定し、取締役会が当該議案を株主総会に付議します。
f. 監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役会は、監査法人の品質管理、監査チームの独立性、監査報酬の水準、監査役及び経営者等とのコミュニケーション、不正リスクへの対応等の評価基準に基づき会計監査人に対して評価を行い、会計監査人が独立の立場を保持し、適正な監査を実施しているかを監視及び検証しています。その結果、当社の監査役会は、品質管理体制に問題がなく、また、当社の監査を担当するためのリソースや監査チームの独立性にも問題がないこと等、会計監査人評価基準に照らして、有限責任あずさ監査法人は評価基準を充たしていると判断しています。
g. 監査法人の異動
当社の監査法人は次のとおり異動しております。
2020年12月期 (非連結・個別)有限責任監査法人トーマツ
2021年12月期 (非連結・個別)有限責任あずさ監査法人
なお、臨時報告書に記載した事項は次のとおりであります。
(1)異動に係る監査公認会計士等の名称
① 選任する監査公認会計士等の名称
有限責任あずさ監査法人
② 退任する監査公認会計士等の名称
有限責任監査法人トーマツ
(2)異動の年月日
2021年3月25日(第17回定時株主総会開催予定日)
(3)退任する監査公認会計士等が監査公認会計士等となった年月日
2011年7月14日
(4)退任する監査公認会計士等が直近3年間に作成した監査報告書等又は内部統制監査報告書における意見等に関する事項
該当事項はありません。
(5)異動の決定又は異動に至った理由及び経緯
当社の会計監査人である有限責任監査法人トーマツは、2021年3月25日開催予定の第17回定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。当該会計監査人については、会計監査が適切かつ妥当に行われることを確保する体制を十分に備えているものの、監査継続年数が長期に渡っていることおよび当社の事業規模に見合った監査報酬の相当性を複数比較検討した結果、新たな会計監査人の候補者として有限責任あずさ監査法人が適任と判断したためであります。
(6)上記(5)の理由及び経緯に対する監査報告書等又は内部統制監査報告書の記載事項に係る異動監査公認会計士等の意見
特段の意見はない旨の回答を得ております。
(7)上記(5)の理由及び経緯に対する監査報告書等又は内部統制監査報告書の記載事項に係る監査役の意見
妥当であると判断しております。
④ 監査報酬の内容等
a. 監査公認会計士等に対する報酬の内容
前事業年度当事業年度
監査証明業務に
基づく報酬(千円)
非監査業務に
基づく報酬(千円)
監査証明業務に
基づく報酬(千円)
非監査業務に
基づく報酬(千円)
30,50031,500

(注)前事業年度の監査証明業務に基づく報酬は有限責任監査法人トーマツに対する報酬であります。また、当事業年度の監査証明業務に基づく報酬には、有限責任監査法人トーマツに対する追加監査報酬1,000千円を含んでおります。
b. 監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(a.を除く)
(前事業年度)
該当事項はありません。
(当事業年度)
該当事項はありません。
c.その他重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
(前事業年度)
該当事項はありません。
(当事業年度)
該当事項はありません。
d. 監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容
(前事業年度)
該当事項はありません。
(当事業年度)
該当事項はありません。
e. 監査報酬の決定方針
監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針としては、監査法人から監査日数、提出会社の規模・業務の特性等の要素を勘案して提示を受けた監査報酬見積額に対して内容の説明を受け、協議の上決定することとしております。
f. 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、会計監査人の監査計画の内容、見積りの算出根拠などを確認し、検討した結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。