有価証券報告書-第70期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)

【提出】
2021/03/26 15:28
【資料】
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【項目】
135項目
文中の将来に関する事項は、現時点において入手可能な情報に基づき、当社グループが判断したものであります。
当社グループを取り巻く経営環境につきましては、容器の企画、開発、スタンダードボトルを軸とした営業活動並びにカスタムボトル開発実績を生かした提案活動を展開するとともに、当社グループが提供可能な製品ラインナップをより一層拡充することで競争優位性を維持し新規案件の確保に努めました。しかしながら、2020年初頭から新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響により、感染予防用途の衛生関連向け用途容器需要が増加した一方で、当社の主要品目である化粧品向け用途容器は、生活者の外出自粛や海外からの旅行客の減少により経済活動が著しく制約を受けたことから店頭販売が減少し需要が減少しました。また、中国でも事業活動の停止・縮小の影響を受けたことなどから、国内外ともに市場環境は不透明な状況が継続しております。
今後においても国内外の市場環境は、新型コロナ感染症の影響により不透明な状況が継続する中、消費者の潜在需要が見込まれる一方で人々の生活様式や意識が大きく変化していくことが予想されます。
このような状況のもと、当社グループは「お客様の商品である内容物の価値を安全に包み、さらにその価値と個性化を高め世界の器文化に貢献」することを会社の使命と認識し「お客様の求める商品価値の創造とより高い満足を目指し、Standoutなパッケージングソリューションを提供」することを中長期の目標としています(Standoutは「際立つ・優れた」の意味です)。
また、当社グループでは、お客様の商品へ際立った価値を提供する「Standout」の更なる強化が重要と認識しており、①サステナビリティ(環境問題への取り組み)、②開発提案力の強化、③圧倒的スピードの実現、④WEBマーケティング(Eコマース)の強化を重点課題としてグローバルでの事業展開を進め競争優位性を高めていく方針です。
① サステナビリティ(環境問題への取り組み)
当社グループが使命とする「世界の器文化に貢献する」ことを果たし続けるためにも容器が環境に及ぼす影響をつねに考慮し、それを最小限に抑える取り組みが欠かせないと認識しております。
2015年のパリ協定採択以降「カーボンニュートラル」への取り組みは世界的に大きな課題となっています。その実現のためには、資源を循環させる経済「サーキュラーエコノミー」に速やかに移行していく必要があります。また、日本においても政府が「我が国のプラスチック資源循環戦略」を打ち出しており、環境に配慮したプラスチック製品への取り組みは我が国でも重要な課題となっています。
当社は、包装の役割(保護性・簡便性・快適性)を踏まえつつ、今後の新製品開発については原則「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」に配慮したものとします。また、「2025年までに約束する3つのマイルストーン」を目標として掲げ、環境に配慮した容器への提供能力を強化していきます。
② 開発提案力の強化
生活者の嗜好の多様化やお客様商品の使用環境の変化に伴い、包装容器が果たす役割は一層大きくなっています。当社グループでは、幅広い分野のお客様のニーズに対応するため、製品の機能やデザインの充実を含めた開発提案力の強化が重要であると認識しています。
お客様の多様なニーズに柔軟に対応するため、社内のリソースだけではなくデザイン会社や包装容器の機能を向上させる技術に関する研究開発機関など、外部専門家とも幅広く提携し、製品設計や研究開発を行うことで、開発提案力の強化に努めてまいります。
2020年4月より稼働した「TOGETHER LAB」をお客様と共に価値を産み出す「共創開発拠点」とし、お客様の要望にスピーディーにお応えする態勢を構築しています。
なお、これらの機能・デザインさらには製造ノウハウに関して当社グループが開発した成果物は、グローバル展開に合わせて世界で知的財産権を確保しており、引続き知財管理に取り組んでまいります。
③ 圧倒的スピードの実現
お客様商品のライフサイクルの短縮化に伴い、提供する製品の開発から納品までの期間短縮が必要であり、アイデア段階から具体的な製品設計、発注から納品までの期間について、圧倒的なスピード感で対応することが重要な要素と認識しています。
当社グループでは、成形から印刷まで社内で一貫生産を行うことで効率的な生産活動を行い、短納期を実現する体制を整備しています。また、お客様の要望により製品開発を行う際にはお客様の商品イメージを固める段階から当社グループのアイデアやノウハウを提供し、かつ、製品設計から金型設計までデジタルツールを導入することで、お客様のニーズを踏まえた的確な製品開発を行ってまいります。
また、2020年4月に稼働した「TOGETHER LAB」にて容器模型の作製、調色、印刷試作までを実施することや、社内の一貫生産体制をさらに強化してデジタルツールの活用範囲を拡大することで、製品を開発してお客様に納品する期間をさらに短縮し、お客様の商品開発に圧倒的なスピードを提供することを目指しております。
④ WEBマーケティング(Eコマース)の強化
「ローカル・グローバルと幅広い接点」を有し利便性を兼ね備えた販売機能の確保を目的としてWEBマーケティングの強化を新たな戦略として追加しています。
すでに日本語版のホームページデザインを一新し、問い合わせの多かったキーワードから製品検索できる機能を設けたり、1万点以上の画像を収納し容易にアクセスできるようにしたりすることで、お客様の利便性を向上させています。
このWEBマーケティングの利便性とスピーディーな製品開発を行う共創開発拠点である「TOGETHER LAB」の機能を融合させ、容器提供までのプロセスの最短化を図ってまいります。
今後は中国におけるホームページの刷新を始めとして、欧州・米国などグローバルにEコマースを実現していく予定です。
さらに、カスタマイズオーダーが可能なEコマース機能の提供により、際立った価値の包装容器を求める世界中のお客様へ比較的少量からの製品提供を行うことを目指しております。

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